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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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237/548

この世界で一番

詩のような作品です。

また泣いているんだね

どうしてそんなに悲しいのかな


いつも優しく問いかけてくれるあなたは


この世界で一番残酷な人


きっと気づいていないから

悪意はないのでしょう

それでもあなたはいつだって

無意識という最大の刃で

この身を傷つけて去ってゆく


まだ泣いているんだね

そんな顔より笑顔の方が良いよ


いつも微笑みかけてくれるあなたは


この世界で一番鋭い刃を持つ人


きっと知らないままだから

罪の意識はないのでしょう

それでもあなたはどんな時も

無自覚という最強の剣で

この身を傷つけて通り過ぎてゆく


いつかは来るの?


あなたがあなたの罪に気づく時が


いつかは訪れる?


あなたがあなたの剣を鞘に収める時が


きっとそんな時は来ない


悲しいけれど

そう分かってしまうから……


美しい世界で生きていても

あなたがいる限り

足掻いても清らかさには生きられない

あなたがいる限り


また泣いているんだね

どうしてそんなに悲しいのかな


いつも優しく問いかけてくれるあなたは


この世界で一番残酷な人

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