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愛など何も
詩のような作品です。
やめたい やめたい 全部やめたい
生きること
ただ辛すぎて
息をすること
それすらも今は憎い
やめたい やめたい すべてやめたい
何もかも
終わりにして
別れ告げるの
生きている限り
逃れられないもの
そのすべてに
もう十分だから
やめたい やめたい 全部やめたい
言葉にするくらい
せめて許してほしい
なんてね
そんなこと言っても
誰がとか誰にとか
許すとか許さないとか
そういう問題じゃないのにね
やめたい やめたい すべてやめたい
ああどうして
幕を開けてしまったのだろう
罪があるとしたら
その幕を開けた手だけね
何を言っても無駄なのに
何か言ってしまうのは
きっと人間だからなんだろうって
そんな風に思う時間すら無意味
もうやめよう
ただ辛いだけだから
どうしてこんな
くだらない生き方しかできないのかな
もうやめよう
そうすれば楽になれるから
きっといつかは
また笑える
そんな気がする
やめたい やめたい 全部やめよう
これ以上何の意味もないから
愛など
何も生まなかった




