表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/548

つまらないつまらないって

詩のような作品です。

つまらないつまらないって

あなたはいつもそう言うけれど

それなら離れてゆけば良かったのではないの?

言ってやりたくて

でも言ってやれなくて

積もってゆく複雑な感情たち

いつの日かその山は

世界一高い山と隣り合うくらいに成長して

そしていずれ崩れるのでしょう

ああ恐ろしい

ただ恐ろしい

その時が来たらきっと

爆発するかのように

すべてを薙ぎ倒してしまう

すべてを叩き壊してしまう

積み重なった黒いものは

いずれ大爆発して何もかもを壊し奪うのでしょう


くだらないくだらないって

あなたはいつも愚痴を言うけれど

それなら離れてゆけば良いのではないの?

呆れてしまうわ

実際に行動することはしないのに

他者を批判ばかりするなんて

馬鹿のすることよ

何度でも呆れてしまうわ

それでも最初のうちは何も言わずに

うんうんって頷いて

流しながら放っているけれど

積み重なるものは確かにあるのだから

いずれは山のようになっていって

きっとある日崩れるでしょう

怒りという名の溶岩が流れ出せば

辺りのものをすべて

巻き込んで無に還してしまうことでしょう


ねぇ何度言わせるつもり?


つまらないつまらないって

あなたはいつもそう言うけれど

それなら離れてゆけば良かったのではないの?


……そうでしょう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ