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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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200/548

裏でこっそり浮気していた婚約者は余計なことをしたために牢屋送りとなりました。

 婚約者ダールズは裏でこっそり浮気をしていた。

 そして小さなきっかけでそのことが明るみに出て、そこから揉め事に発展してしまった。


 私は婚約破棄することを選んだ。


 その時になって彼は「それだけは嫌だ!」「あいつとは本気じゃないのに!」などと言い出したけれど、こちらとしては何を言われてももう決定を変える気はなかったので、そのまま婚約破棄の方向で話を進めることとした。


 当然、慰謝料の支払いは求める。


 当たり前だろう? 彼の浮気によって私は傷ついたのだから。裏切りによって受けた損害は確かにあるのだから。そんなことをされて黙っているなんて、不可能だろう? 被害者であるこちらが庇ってあげる理由なんてないのだし。


「あんなこと本気にするなよ!」

「本気にするな? 笑わせないでください。勝手なことをしておいて冗談のような感じでごまかそうだなんて、あまりにもおかしなことです」

「婚約破棄を取り消せ!」

「それはできません」

「取り消せよ! 謝ってるんだから!」

「……呆れました。そういう問題ではないと、なぜ分からないのですか? 浮気した時点ですべては終わっているのですよ」


 彼とはもうさよなら。



 ◆



 婚約破棄から一週間が立った朝、ダールズは私と家族が住む家へやって来て鉈で私を殺そうとした。


 しかし慣れていなかったために失敗。

 私は即座に警察へ通報した。


 そしてダールズは逮捕された。


 一旦は逮捕されることを恐れて逃走しようとしたダールズだったが、騒ぎを聞きつけた私の父に取り押さえられ、逃げることはできないまま駆けつけた警察に捕まるというオチだった。


 彼はこれから牢屋暮らし。

 冷えきった食事しか与えられず生きてゆく。



◆終わり◆

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