表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

199/548

小鳥になりたい

詩のような作品です。

わたしは小鳥になりたい

だってそうしたら

もう何も恐れる必要はないでしょう?

愛されることを求めることも

愛しまれることを欲することも

きっと死ぬまでないでしょう


愛を求めることは

時に己を傷つける

欲しいと腕を伸ばすたびに

大切なものを失うようで

抱き締めてほしいと望むことさえ

罪になるなら

息をすることさえも罪かと問いたいけれど

きっと冷ややかな目を向けられて

罪は罪だと答えられるのでしょうね

寂しいことでも

きっとそれが現実で

きっとそれが一つの答え


わたしは小鳥になりたい

そうよそうなれば

もう何にも縛られないでしょう?

寄り添ってと求めることも

寄り添っていたいと欲することも

きっと永遠にないでしょう


傍にいてほしい

ただそれだけの願いは

嘲笑われて灰になった

すべてが焼けて崩れ落ちてゆくように

この胸にあった

一つの願いさえ

今では完全に消え去ってしまった

今はもう塵のようなものさえどこにもない


わたしは小鳥になりたい


どこへでも行ける

ただそのための翼が欲しい


わたしは小鳥になりたい


何だって願える

そのための形が欲しい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ