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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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恋は最大の防御

詩のような作品です。

恋する乙女はいつだって

全力で走ってる

ちょっと馬鹿かなって

周りから言われるくらいに

前向きで

暴走気味で

でもね?

その時って意外ととっても楽しいの

だから

どんな言葉をかけられても

傷は浅いんだ

些細なことで傷つくことはないの


恋は最大の防御


……ってわけかな


恋する乙女はいつだって

全力で走ってる

大人には呆れられているかも

周りから冷めた目を向けられるくらい

楽しくて

嬉しくて

でもね?

その時って感情を抑えられないの

だから

どんな視線を向けられても

傷は大したことない

視線なんかで傷つくことはないの


恋は最大の防御


……ってわけかな


不思議だね


傷つくことも

護られることも

どちらも

恋なんだから


乙女と恋の関係性って不思議だね


恋をしていると

すぐに

冷静さなんて失ってしまうけれど

気づけばそれが強さになってる

気づけばわたし無敵になってる


笑い話かな?


ううん

そうじゃない


それは常識

それは運命


乙女はいつも全力だけれど

恋に出会うとより強くなる


そうだよ

恋との遭遇は剣であり盾でもある

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