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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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ありがとう

詩のような作品です。

つまらない人生でした

くだらない人生でした

色のない世界に

色のない視界に

無数の色を与えてくれたのはあなたでした


だから好きになったのです

あなたはわたしにとって

初めてで唯一の存在

ただ特別な人でした


ありがとう

出会ってくれて

ありがとう

笑ってくれて


あなたの存在に何度も救われて

わたしはここまで歩いてくることができたのです


恩返しだけはできなくて

それはごめんなさい


ずっと一緒にいて

そんなわがままは言わないから

どうかいつまでも

時折思い出すことだけは許してください


何もなかった

空っぽのわたしに

色々なことを教えてくれた

太陽のようなあなたが大好きでした


夕暮れの空を見上げて

ふとした瞬間に過去を想う

その時一番に浮かんでくるのは

いつだってあなたの顔

優しい笑みを向けてくれる

そんなあなたが好き

そう大好き

胸を張って言えるくらい

あなたを想っていた


いいえ


今も……


つまらない人生でした

くだらない人生でした

色のない世界に

色のない視界に

無数の色を与えてくれたのはあなたでした


だから輝いて見えたのです

あなたはわたしにとって

唯一の希望の光

どこまでも特別な人でした


ありがとう

出会ってくれて

ありがとう

笑ってくれて


感謝するには

人生は短すぎるのです


つまらない人生でした

くだらない人生でした

色のない世界に

色のない視界に

無数の色を与えてくれたのはあなたでした

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