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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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スマイルを抱き締めて

詩のような作品です。

いつもくだらないことばかり言って

迷惑をかけてきたけれど

あなたと一緒にいられる時間はとても幸せで


だから感謝しているの

迷いなく言えるわ

ありがとうと

どんな時でも

恥ずかしさなんて一瞬で振り払って


想いを言葉にすることなんて

今のわたしには容易い

もしその言葉が恥ずかしいようなものだとしても

それでもわたしは

感謝していると伝えることを躊躇いはしない


あのね

わたし

あなたが好きなの


だから

伝えさせてほしい

いいえ

拒否されても伝えるわ


ありがとう


その言葉を


だからどうか

たとえ不愉快でも

少しだけでいい

だから聞いてほしい


お願いしたいの


スマイルを抱き締めて


とびきりの笑みを向けるから


スマイルを抱き締めて

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