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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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こんな風に理解しても……

詩のような作品です。

悲しいの

あなたがいなくなってから

悲しいの

あなたがいなくなったから


ああどうして


こんなにも辛いのなら

あの時あなたを引き留めておくべきだったと

今さら気づいてももう遅い


こんな風に理解しても……


辛いばかりの時間は

とてもとても長くて

いつも心刺されるかのように

一秒一秒

過ぎゆくたびに

時計の針が胸に刺さって抜けないかのようね


助けてと叫んでも

声は誰にも届かない


スリルを求めているなら

案外それでいいのかもしれない

毒々しい色に染め上げた時計の針が

たとえこの胸を貫いても

ワインレッドの唇で引き抜いてあげる

そうしてにやりと笑みを浮かべる


黒に紅はよく映えるでしょう?


けれど……


求めていたのはそんなものじゃなくて

単純な愛だから

単純な幸福だから

腕を伸ばして掴めそうなものを

求めては失ってきた

その中にあなたも入っているから

きっとあなたは取り戻せないのね


悲しいの

あなたがいなくなってから

悲しいの

あなたがいなくなったから


ああどうして


こんなにも辛いのなら

あの時あなたを引き留めておくべきだったと

今さら気づいてももう遅い


こんな風に理解しても……

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