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街の散策②

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よし、最初に行きたかった本屋を探してみるか。

さて、どこにあるかわからないがまぁぶらぶらと探すか。



そして、いろいろ見ているうちに本屋という文字を見つけた。

「お、ここか」

俺は早速、中に入ることにした。

「らっしゃいやせー」

少し気だるけな声が中から聞こえる。

この店主らしき人はNPCみたいだ。

「あなたが店主か?」

「んー?そうだぜー。なんか用か?」

「いろいろ知識を蓄えたいからな、本を探しているんだが、冒険に使えるものが書いてある本とか売っているか?」

「冒険に使える本か…?それなら、これはどうだ?」

店主が渡してくれた本には『レアもの集め』と書かれていた…

「これは…?」

「これはある有名な伝説の冒険者って奴がいたんだが、そいつが集めていたアイテムが全部載っている本だ。噂によると、その全てのアイテムをどこかに隠したいみたいだが、まだ見つかっていないな」

「そんなものがあるのか…その本はいくらだ?」

「これは、そうだな…いいぜ、タダでやるよ。それ以外に何か買ってくれたらな」

「え?本当にいいのか?」

「いいぜ、俺の勘がそう言ってるからな。ただ、もう一冊買ってくれたらの話だがな」

「それなら大丈夫だ。じゃあ、少し中を回ってくる」

「了解だ。また決めたら声をかけてくれ。奥にいるからな」

そう言って、店主は奥に引っ込んでいった。



さて、どうしたもんか。

何か知識を得るものが欲しいんだが、モンスター図鑑とかそういうのはあるのか?

俺はいろいろ物色する。

すると、シリーズでモンスター図鑑と書かれていた表紙を見つけた。

「これだな、よし全部買うか」

俺はレジと思われる場所へ向かう。

「すいませーん!」

「おうよ。で、どれを買うんだ?」

俺は、モンスター図鑑を店主の前に置く。

「モンスター図鑑ね、いいじゃねぇか。じゃあこのシリーズ5冊で15万ルーペだ」

思ったりよりも安いな」

「じゃあ、これで」

「ちょうどだな。じゃあこの本もやるよ。頑張って見つけてみろよ?」

「ありがたく頂戴する。じゃあ、また」

「おう。ありがとうございやしたー」

俺はその店を去った。




まだまだ、いろんなお店もあるから見にいくか。


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