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お家完成〜

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方針が決まったところで、エルデとビジュチームの家づくりが終わったようだ。

「ケンジ様!そして、アイラ様方!お家の方が完成いたしました!」

「僕もいろいろできたよー!」

エルデとビジュがやり切った感を出して異空間作業場から出てきた。

すると、何もないところから出てきたのでアイラは驚いたようで、

「えぇ!?どこから出てきたのよ!?」

俺は、説明するのを遅れたと思いつつ、説明する。

「すまないな、新しいスキルで異空間作業場っていうやつがあってな、その中でビジュとエルデは作業してもらっていたんだ」

「そんなスキルがあるのね……情報ありがとうね!」



思わず言ってしまった感があるが、まぁいいか。

「それで、どんな感じだ?ビジュ」

「こちらが完成品となります!」

ビジュが珍しく張り切って俺の前に出してきたのは宝石だった。

「この宝石が……か?」

「これはですね、異空間作業で作業していた時に気づいたのですが、この空間を宝石でも使えないかと訓練していましたら、家という名前の宝石が見つかったのです」

「ほう……それはすごいな。中は入れるのか?」

「それはもちろんです。それでは、ケンジ様とアイラ様方、エルデ、入りましょうか」

俺達は、ビジュ達に付いて行く。



中に入ると、完全に家の中だった。

「すごいな、リアル感が……」

俺はそう呟く。

「ここはいいじゃない!すごい石よ!?」

アイラは興奮した口調で早口だ。

「いや、ケンジ!これはすごいと言うかエグいぞ!?俺も欲しいぜ!こういうやつをさ!」

俺は、その言葉に返事をする。

「いやいや、俺もここまでできるとは驚きだ。それに、部屋もあるのか……?」

「もちろんです、ケンジ様。皆様方の各お部屋も作ることができました。これで、一人一人安心して眠れることができますし、この中では私が認めた方しか入れませんので安心です」

なかなかの高性能だと、ここにいる全員が感心していた。




「さて、じゃあ次は私達の番ね。私たちは、調査したところワーキングベアを10体近く倒すことができたわ。これは、あまりレアリティも低くないから、料理使ってくれるかしら?」

「ワーキングベアか……そうだな、いい料理というか、ただの肉を焼いて秘伝のソースをかけて少しの野菜をのせると白飯だけになるがいいか?」

「白ごはん、食べれるの!?!?それは、嬉しいことだわ!農業系のジョブの人にもわからなかったみたいなの!!」

そう、俺は麦を探し行った時に、米の苗も一緒に取っていたのである。

「あぁ!できるぞ!じゃあ、待ってろ!」

俺は、調理場へ急いだ。


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