戦い方!
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俺たちは、エリア2に踏み込んだ。
ここからは、俺が未知の世界だ。
一応、どんな魔物が出るかギルドで聞いてきた。
それによると、ゴブリンやオークはもちろんのこと、ウェアウルフがいるみたいだ。
集団行動に強く、全員で向かってくるみたいだ。
厄介な魔物だな。
「集団でくる魔物がいるから。注意して倒すぞ」
俺は、みんなにそう言った。
しかし、そこから魔物と会うことがなかった。
何かあったんだろうか。
すると、どこからか戦闘音がした。
「みんな、気をつけて行くぞ」
俺は、その音がする方向へ進んでいく。
そして、いくつかの木を退けてその場所へ着くと、四人がウェアウルフと戦っていた。
「あれが、ウェアウルフだ」
その四人は、簡単にウェアウルフを一体ずつ確実に倒して行くと思いきや、一気に倒す魔術師もいるみたいだ。
これは、助太刀不要かな?
すると、その四人のうちの一人がこちらに気づいたみたいだ。
「俺たちは、大丈夫だ!」
「分かった!何かあったら言ってくれ!」
俺は戦い方を見ることになった。
戦闘はできなくても、指示を出すことはできるかもしれないからだ。
まず、後ろにいるが女性の魔術師で、一緒に指示を出しているみたいだ。
そして、先程俺に話しかけてきた男性は弓士みたいだな。
後の、二人は男性と女性で剣士みたいだ。
一体ずつ確実に倒すのが三人とまとめて倒すのが二人か。
なかなかいいパーティーだな。
そして、戦闘が終わったみたいだ。
先程、俺に話しかけた弓士がこちらにきた。
「な?大丈夫だっただろ?」
「あぁ、そうだったな。邪魔して悪かった」
「まぁ、助けてくれる気持ちだけでも嬉しいぜ?俺は、アイトって言うんだ。よろしくな」
「俺は、ケンジだ。こちらこそ、よろしく」
「俺たちの仲間だ」
アイトの仲間が全員来たみたいだ。
「私は、剣士のユウナよ。よろしくね、ケンジ」
「僕は、一応剣士をやっているユウマです。よろしくお願いします、ケンジさん」
「私は、魔術師でマイです。よろしくお願いします!」
「俺は、テイマーでケンジっていうんだ。よろしく頼む、三人とも」
「テイマーさんってことは、後ろにいるのがテイムしたモンスターですか?」
マイはそう聞いてきた。
「そうだな。擬人化できるからな。そうしているんだ」
俺は、ここに来る直前にリーシャとエルデを戻していたのだ。
よって、ここには俺とビジュしかいないことになっている。
「それは、凄いな。しかし、人間っぽいんだな」
「まぁな。ここまでのは珍しいと思うがな」
俺は、内心ビジュに謝りながら喋った。
そして、フレンド交換などをした。
「よし、俺らはまだ冒険を続けるわ。またな、ケンジ!」
「おう!またな、アイト」
こうして、俺たちは別れた。
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