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死の勇者TS陰子は異世界帰還者である  作者: ぎあまん


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173/183

173 神との再戦 01


 俺の態度は喧嘩を買うぜという意思の現われ。

 そう取られたのなら買わねばなるまい!

 ……事実なんで否定のしようもないが。


【飛行】を使って落下を止める。


「さてさて、全方位囲まれちゃってね」


 四面楚歌だね。

 誰ぞ歌は歌うかい? 歌わないかい?

 楚歌の部分は俺だとなにが該当するかな?

 校歌?

 いや、ないなぁ。

『王国』の歌でも作っておけばよかったか?

 まぁそれで挫けることはないがね。


 飛竜とそれ以外の空飛ぶ魔物が迫って来る。

 地上でもゴブリンやら巨人やらそれ以外にもいろんなのがわんさか集まって来る。

 やったぜ素材摂り放題だと言いたいところだが、それも勝てなければ意味がない。


「だが、まっ……やるしかないよな!」


 とりあえず地上に死霊軍団を展開。死体の山を作らせるべく、戦闘開始。

 こっちも【幽翼竜】と【魔銃騎士団】を展開して空中戦を開始。

 地上にはC国でわっしょいした時に増やした【鋼鉄巨人】と【鋼鉄兵士】もたくさんいるからそう簡単に負けることはないだろう。

 いざとなったらエキアス制御のカオスマザーを使って混沌精霊を無限増殖させればいい。

 とはいえ最後の手段は勝った後に得られるものが少ないからできれば使いたくはない。

 あっ、ていうかカオスマザーもここで作られたのか?

 だとすると対抗策があるかもな。


 うーむ、不利な状況だな。

 戦略の基本は戦場を選ぶ側でい続けるように努力することだと思っている。

 攻めるにせよ守るにせよ、敵の選んだ戦場で踊るのはきつい。

 そういう意味ではここはラインの本拠地なのだから不利なのは当たり前だ。


 思考をグルグルと回している間も戦闘は続いている。

【魔銃騎士団】の銃撃や【幽翼竜】の吐息では弾幕が足りないので俺も攻撃に参加している。

【召喚憑依:ナクリオス】で肉体運用を任せ、手には最新作のマナドライブ型バスターライフルを二丁持ちさせている。

 翼でも生えさせれば完璧だが悪ノリはここまでにしよう。

 ただし大回転はする。

 薙ぎ払うマナビームの独楽となった俺と同期して位置を変えながら【魔銃騎士団】と【幽翼竜】は動き回り、動きを乱された飛行モンスターどもを切り崩していく。


 で、思考のみの俺は撃ち払われて落下する飛竜やらロック鳥やらグリフォンやらを獲得せんと死霊魔法を使いまくる。

 エキアスのサポート込みで放たれる死霊魔法は確実に死体に食らいつき、遊離するはずだった魂魄を捉える。

 肉体は俺の死霊軍団の仲間入り。

 魂は魂石として色々利用。フェブリヤーナを蘇らせたみたいにな。

 ともあれ敵は減り味方は増える。

 倒された味方が敵となって牙をむき、さらなる敵を増やす。

 飛行モンスターたちが大混乱で統率を失うのにそう時間はかからなかった。

 とはいえ増援はまだ来続けている。

 態勢はすぐに整えられてしまうだろう。

 それに地上を任せっきりにするわけにもいかない。

 得意の手数が今回は押され気味だ。

 とりあえず空中戦力は迎撃態勢が整ったと判断して、回転を中止。バスターライフルを接続して照準を地上へ。


「薙ぎ払う!」


 味方に当たらない位置を選んでビームの横薙ぎを加えてやる。

 爆発と炎。荒れ狂う高熱がモンスターを焼く。

 だけどこれじゃあもったいない。


【死骨槍雨】


【無尽歩兵】にも使われる骨を使った槍を雨のごとく降らせる。死霊魔法の奥義【魂魄奪取】が込められた槍の雨だ。

 貫かれた瞬間から死霊軍団の仲間入りをする。


「まずは砦を作る」


【鋼鉄巨人】と【鋼鉄兵士】の防御力を前面に出して空間を生み出し、そこに【無尽歩兵】で壁を作っていく。

【魔甲戦車】を砲台化させて敵の勢いを押し返す。

 バスターライフルで開けた溝を背にするようにして全体を移動させつつ、【叫び唱える首塚】に魔法を込めさせて周辺の地形を変えていく。

 戦場を向こうに選ばせてしまった。

 これは戦略として失敗だ。

 だが、それなら戦場で地形を変えてしまえばいい。

 大軍同士がノーガードで殴り合う状況から、敵を隘路に誘って大軍の利を活かせないような状況へと変更する。

 隘路に流れて来たモンスターたちは【魔甲戦車】の集中砲火を浴びて散り散りになり、そこを【幽鬼兵】の補助魔法で強化された【越屍武者】によって蹂躙される。

 出来上がった死骸は【大食い紳士】と【大食い婦人】に吸い込まれ、俺のアイテムボックスに収納される。

 それを【幽灯導師】に回せば次々と【獣鬼兵】を生産し、機動部隊を整えていく。


 急造砦の完成だ。


「さあ、散々に蹴散らしてくれるぞ」


 俺は犬歯をむき出しにして笑った。




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