[4.6]【夜祭り・花火大会編】その陸:異性接触
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【注】テーマの関係上、扇情的な表現が一部に含まれます。ご留意ください。
なお[小説本体]以外に【後書き】欄において(本編よりボリュームが多い)「おまけ」があります。
さて皆様、お待たせしました(?)
今回ご紹介するのは『男女が抱き合ったり、いちゃついたり、もう一段階進んだ(R15的)状況になったりすると、どうなるか?』のお話です。
恋愛モノ作品のキャラなら是非とも取り入れていただきたい【和装でイチャイチャ】シーン、その他のジャンルであっても【お色気シーン】のバリエーションの一つとして、作品に彩りや色艶を与えてみたい時、そんなシーンにおけるアレコレです。
既にここまでのお話においても色々“萌え語り”として紹介してきていますが、今回は実直に(?)シチュエーション・シーンにおける「どんな状態?」を紹介することが主です。
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さてまずは【男女がひっつくと、どうなるか】です。具体的には【抱きしめると、どんな感じ?】です。
男女どちらかが「肩を抱く」場合。
背から肩に手を回す場合、袖布が相手の背を覆います。なんというか『包まれる感』が半端ありません。洋装で肩を抱くより「抱かれている」感じになることでしょう。
そして袖の構造上、肩から下りる相手の腕は、手首から前腕部分が露出します。肘を曲げると、必ず袖口が引き上げられます。となると視線の先に「相手の手首」があるわけで、ちょっとした『気付きシーン』に活用できます。
手首に巻かれた腕時計やミサンガ、ブレスレットなどに目が止まったり、手首の傷痕に気付いたり、腕毛にびっくりしたり(笑)……視線の先に来るだけに、マジマジと見るチャンスです。
なお、本来和装では「腕時計を始めとするアクセサリー類はつけない」のがマナーですが、礼装でない場合はあまり気にしなくてOKです。『浴衣姿』なら、洋装と同程度のアクセサリー着用も可。
長着の表に垂れ下がるようなロングタイプはNGですが、少し短め(40cm未満のチョーカータイプ)の細いチェーン・ネックレスなどもおしゃれです。襟元が開いているので、自然と目に止まります。男性が「金無垢太めチェーンのネックレス」を付けると、一気にチンピラ風です。指輪もネイルも、邪魔にならない程度でお楽しみください。
身長差で支障があったりして「肩を抱く」のが難しい場合、もしくは肩以外の部分に腕を伸ばしたいならば、男女でおすすめする場所が異なります。
【男性が、女性の身体に手を伸ばす】場合。
腕を背中に回すと【帯が邪魔】になります。帯結びの種類にもよりますが「帯に重なるように抱く」形や「背中から脇に向かい手を回す」のは、あまりおすすめ出来ません。前者は完全に帯が邪魔になって、抱きづらいです。後者だと何かの拍子に「帯結びの上に、相手の腕の重さがかかる」形になってしまうので、『……重いっ』と嫌がられるかも知れません。
正面から腕を伸ばすにしろ、背中側から回すにしろ、帯の下、腰のあたりを抱くのがベストです。ただし「おはしょり」をつかむのはNG。着崩れます。
【女性が、男性の身体に手を伸ばす】場合。
男性の帯結びは「腰骨あたり」と、かなり下方です。身長差が平均的だとすると「抱こうとすると、帯のあたり」になります。やはり「帯をつかんでしまう」と男性も着崩れて大変です。ここは「帯の少し上あたりの腰を抱く」のがいいでしょう。
それよりも女性キャラならば「抱く」のではなく「触れる」風が絵面的にも風情があります。
正面からならば、肘をちょっと曲げて、胸元や衿の合わせ目あたりに手を添える。後ろからならば、肩甲骨の下あたりに取り縋る。洋装と同じですね。
この時に「長着をギュッと掴む」動作を入れると、男性の衿あわせが乱れます。胸元チラ見え、万歳。ワザとやるもよし、偶然になるもよし。相手の胸元をはだけさせ、ドキッとしましょう(?)
また正面からだと『相手の懐に手を入れる』なんて動作も、艶めいていて良いですね。恋人同士なら、なおさらです。個人的には「女性が、男性の懐に手を差し入れる」という仕草が萌えです。女性の衿合わせは上の方なので、男性は差し込みにくいです。意図的でないと難しい仕草ですね。(何より『乳を触る気満々』の仕草です)
男女とも、合わせ目は「右前」ですので、【向かい合う体勢で、左手を差し入れる】ことしか出来ません。右手を差し入れるのは、構造的に無理があります。【背後から、右手を前に回して差し入れる】形は可能です。利き腕にお気を付けください。
『両手で抱き締める』場合、なおいっそう【相手の袖の中に包まれる感】が強くなります。一方的に抱きしめるのか、お互いに抱きしめるのか、正面からなのか、背後からなのか、および、男女の違いで多少異なる部分があるので、その違いを紹介します。
まず【男性が、女性を一方的に抱きしめる】場合です。
正面からですと、一般的な身長差の場合【相手の両肩に腕を回す】形になるでしょう。この場合、女性の両肩に男性の袖が覆い被さる形になります。
男性の袖と身頃は縫い綴じでひっついていますので、まさしく『包まれている』状態です。身動きも取りづらく、逃げ場がありません。
さらに身長差があって『頭を包み込むように抱きしめられる』場合ですと、男性の胸元しか見えない、という状態。左右は相手の浴衣袖、視線を上げたら相手の顔だけ……なんて美味しい状況でしょう。
背後からですと【肩を抱くように両手を回す】形が一般的でしょう。この場合、袖構造の特性上、男性の手首はもとより前腕半分以上が完全に露出します。生腕が目の前にありますよ、お嬢さん!
そして肩が完全に袖で覆われます。やはり『閉じ込められた感』を感じるポーズです。男性の頭が肩に乗ったりすると、首筋に息づかいを感じてドキドキ満載ですね。
背後から腕を回す場合【女性の脇を通して胸元に手を回す】方法もあります。女性の袖は脇が縫われていませんので、洋装と同じく脇から手を回せます。胸元に手を持って行けばエロくなりますし、腰回りで拘束するように抱きしめてもいいですね。
女性の帯結びが「文庫結び」などの『背中で出っ張る』タイプだと、密着するのは難しいです。無理に密着すると帯が乱れ、お互いに「帯の結び目が当たって、痛い」ので、ほどほどに。密着シーンを入れたいならば、そのキャラの帯結びを「貝の口」や「矢の字」タイプにしておきましょう。
なお『背後から、エロく生の胸(乳)を触りたい!』男性キャラならば、以下の方法でお触りください。
一つは【前に回した「右手」を衿の合わせ目から突っ込む】方法です。これは洋装と一緒ですね。しかし女性の帯は胸下あたりにあるため、意外と触りにくいですよ。布が邪魔するのです。
もう一つ、和装ならではの触り方は【脇の身八ツ口から手を差し入れる】方法です。これだと両手が使えます。また衿合わせより自由度があるので、突っ込んだ手を動かしやすいです。「両手でモミモミ」のようなシーンなら、身八ツ口を活用ください。
続いて【女性が、男性を一方的に抱きしめる】場合です。
一般的には身長差があるので、肩に腕を回すのは難しいかも知れません。自然な「抱きつき」だとすると、腰周りに腕を回す形になるはずです。
男性の袖と身頃は縫われていますので、「帯の上から10cm程度」より上は、袖と一体化しています。よって【脇下に手を差し入れる】という動作が出来ません。ご注意ください。(無理に「脇下」に手を入れると、浴衣がずり上がって着崩れます)
自然に手を回せるのは、ちょうど「腰のくびれ」のあたりです。男性の【腰の細さ】を体験する、良い機会ですよ(?)
正面から抱きつく場合、回した手の先は帯に触れる形が自然です。帯を掴んだりするのは控えめに。もしくは、女性側が肘を曲げて【背に取り縋る】ような形でしょうか。この時、浴衣の布をギュッと掴むと前の衿合わせが乱れます。……女性の目の前で相手の懐が開き、生肌が見えるかも……です。やってしまえーっ!
背後から抱きつく場合も同じです。男性同様【右手を懐に差し入れる】ことが可能です。
段差などを活かして身長差が逆転するパターンですと、男性と同じように肩に手を回せます。女性の袖は独立していますので『包まれ感』は弱いです。「肩に袖布が乗る」感じでしょう。ということは、女性側の「脇が開く」状態です。身八ツ口にしろ振りにしろ、男性側には「女性の二の腕や脇の肌」が見える可能性があります。別の意味でも『ドキッ』としますね。残念ながら男性には身八ツ口がありませんので、生肌に触れたい場合は、懐に手を突っ込んでください。
そして【お互いに正面から抱き合う】場合です。
基本的な部分は、前述の「一方的に抱きしめる」の複合型です。出来ること、出来ないことにあまり違いはありません。
一般的な身長差の場合、【男性は女性の肩に覆い被さるように抱きしめ、女性は腰周りに手を回して抱きしめる】ポーズが自然です。
身長差がない場合で【男性が女性の肩を抱く】ポーズがとれない場合は、【男性側の腕が内側、女性側の腕が外側】で、互いに腰周りに手を回しましょう。先に男性が女性の脇下を通して腰を抱き、女性はその腕の上に被せるように男性の腰周りに腕を伸ばします。
「男性が包み込む」感じにしたくても、男性側の脇下を抜けて手を差し込めません。男性に先に抱きしめられてしまうと、女性の腕は相手の腰より下にしか回りません。
【男性に包み込まれるように抱き合う】シーンならば、女性側は相手の背に手を回さず、素直に『胸元に取り縋る』方が自然ですし風情があります。もしくは『女性側が腕を上げて男性の肩から首に取り縋る』ポーズですね。この時は女性の腕が露出しますので、人目のない場所でやるのが良いです。
浴衣に限らず和装では【袖の布】を小道具として活用できます。
たとえば、キスシーン。
恥ずかしがる相手を、片方の袖で覆い隠してもう片方の手で顎を持って、チュッ……なんてシーンが定番ですね。
身長(立ち位置)が高い方が、低い方の両頬や頭部に手を添えてチュッとする場合でも、自然と両手の袖が隠してくれます。袖の布は「隠す」アイテムです。恥じらいや奥ゆかしさを、自然に表現できます。
【顔を隠して他人の目に触れさせない】というシーンでも大活躍です。
恥ずかしい顔を見られなくなくて自分の袖で顔を隠したり、独占欲が強いキャラが自分の袖で相手を覆い隠したり。両手で顔を覆うより「浴衣姿らしさ」を出せます。
作者おすすめの「袖隠し」は、泣いている相手などを袖で覆い隠してあげるシーンです。特に男性が落ち込んでいるシーン、腰掛けて項垂れている時に、ふぁさっと自分を覆い隠して包んでくれる、女性の浴衣袖……正面からでも背後からでも可能です。そのまま頭を優しく撫でられたら完璧ですね(?) もちろん男女逆転バージョンも萌えです。
浴衣姿でいちゃつくならば【膝だっこ】もおすすめです。
お互いに足は開きませんので、横座りでの【横膝だっこ】が基本です。この時、【上に座る人を右向きに座らせる】のがおすすめです。下になる人の左側に相手の頭がくる形です。
というのも、浴衣は「右前」で着ていますので【相手が右向きで座ると、自分の身体側に衿あわせや裾合わせがくる】からです。……つまり【手を差し入れやすい】ってことですね。
右の身八ツ口や衿あわせから胸元、もそうですが、裾の合わせ目から太ももへ……の不埒な接触が自然に行えて、しかも周囲に気付かれにくい、というメリットがあります。相手の膝に自分の袖布を置き重ねるようにすれば、なおさら見つかりにくいですね。
また反対側(相手の左側)に手を伸ばして腰を抱く、と見せかけて女性の身八ツ口に手を差し入れることもできます。この時も自分と相手の袖布が、ある程度不埒な行為を隠してくれます。
内緒のイチャイチャ、いかがですか?
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もっと本格的なエロいシーンで必要な要素は、「R15タグ」が必要になりそうな文章になった為、「本編」ではなく【今話の『あとがき』欄】を使って紹介させていただきます……念のため。もし運営などから警告があれば、削除するかも知れません。
以下「自己責任」で閲覧ください。内容は自重していません(苦笑)
今話[4.6]で【夜祭り・夏祭り編】は終了です。長くなって申し訳ありませんでした。
え? 何かが足りないですって?
…………仕方ないですねぇ。
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『あなたは15歳以上ですか?』
▶ はい
いいえ
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↓
↓
↓
さあ! お待たせしました。
【浴衣を、脱ぐ/脱がせる】時間です(?)
R18では欠かせない『脱衣』シーン。浴衣の場合はどうでしょうか。
ここでは『合意/非合意』・『自分で脱ぐ/相手を脱がせる』・『着エロ/脱衣エロ』・『男・女』での「エロいシーン」向け描写についてご紹介いたします。
とはいえ、正直なところ「夜想曲」や「お月様」での描写に用いるには“ヌルい!!”説明しかありませんが、R15タグなし『なろう』作品ということでご容赦ください。
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それでは、まず『合意の上で、自分で脱ぐ場合』です。
男女ともに、手順としては
1)帯を解く (+腰紐を解く)
→2)長着(浴衣本体)を脱ぐ
→3)下着を脱ぐ
でしょう。2)と3)は順序が逆転してもいいですが、その場合は『着エロ』(着たままのエロシーン)の方が美味しいです。
帯を解く場合、慣れない人は【背中にある結び目を、自分で解く】のが難しいでしょう。実際、帯を結ぶ場合も鏡写しで四苦八苦することもあります。浴衣帯などでは【前で結んで、身体を半周させて背中に回す】という結び方が簡単です。よって、脱ぐ(解く)場合も、【帯を前に持ってきて、正面で解く】方が自然かも知れません。
浴衣の重ね合わせの向きがありますので、解くために帯を前に回すときには【両手で前の帯の両脇を掴み、時計回りに回す】動きです。逆に回すと前合わせに引っかかります。そして俯き加減で結び目を解きましょう。
先述の通り、帯はせいぜい身体に二巻きしかしていません。結び目を解けばそのままシュルリと落ちるように解けます。女性の半幅帯や男性の角帯が、博多織りなどの確りとした素材の場合、本当に『シュルリ』という音がします。『衣擦れの音』そのままです。(ちなみに「衣擦れ」の擬音は多様です。浴衣は木綿素材なので、あまり「シュルシュル」「キュッ」とはしないかも知れません。なお「衣擦れの音」を古語表現する場合は『うちそよめく音』と表現します。)
そして多くの帯は滑りが良いので、ストンと足下に輪になって落ちます。
背中に手を伸ばして帯を解こうとすると、背後を気にする身をよじる動作が入ることでしょう。両手が肘張ったポーズになりますので、あまり見栄えは良くありません。女性の場合、帯の結び目も高い位置で手が届きにくいので、なおさら解きにくいです。
そんな感じで『もたもた』している女性キャラを待ちわびて(我慢できずに?)、男性キャラが帯を解きにかかってもいいですね。……若いって、いいわー。
帯が解けても、浴衣本体は前あわせが開き気味になるだけで、まだ身体正面の肌は完全に露出しません。特に帯の下に腰紐を巻いているなら、帯解きだけでは肌は見えません。
身を縛るものがなくなったとしても、ゆったり目のカーディガンの前ボタンを留めていないような感じです。胸の真ん中あたりだけが見える感じでしょうか。うん、これはこれでエロい。
では、浴衣本体を脱ぎましょう。
普通に脱いでもらって構いませんが、裾を長く引きずっていることをお忘れなく。特に女性の場合、帯や腰紐を解くと「おはしょり」がなくなって、20~30cmほど長くなります。裾は必ず引きずります。野外の場合はお気を付けて。
全体が長い丈ですので、男女ともに「脱ぐ」時には『足下に落とす』感じになります。それが色っぽいのですけれどね。
脱ぐ手順としては、次のいずれかのパターンが一般的です。
あ)片側から順番に脱ぐ
1)袖から片方の手を抜く(肘を曲げるようにすると、スッと抜けます)
→2)抜いた側の肩を滑らせるようにして、長着を外す
→3)抜いていない袖側の身頃や袖などを引っ張るような感じで、全体を脱ぐ
い)上半身から一気に落とし脱ぐ
1)身頃の合わせ目(両方の襟元)を持って、ガバッと開く
→2)肩を滑らせるように、上半身を露出させる
→3)両手を斜め下に向けて、落とすように脱ぎ捨てる
う)片側上半身から、じれじれと脱ぐ
1)袖から片方の手を抜く
→2)もう片方の袖からも手を抜く(この段階では、肩に浴衣をはおった状態)
→3)両手で肩山あたりの襟元を持って、滑らせるように肩から落とし脱ぐ
無難、かつ楽なのは「あ」のパターンです。洋服を脱ぐ動作と一緒です。
男女ともに『袖に手を入れる部分』(袖と身頃の接触部分/「袖付」と言います)は、腕の太さの倍以上あります。標準は五寸五分から六寸(約21~23cm程度)ですので、腕を抜くのは無理なくスッとできます。
男性にお勧めなのは「い」のパターン。豪快さというか、勢いの良さが感じられます。前を開くときには両手を一気に開くよりも、衿合わせに従って「左→右」の順番で開くのがおすすめです。両手で同時に開くと『コートを着た露出狂の変態さん』のようになってしまいますので……。
女性にお勧めなのは「う」のパターン。特に、相手に背中を向けて脱ぐと、奥ゆかしさや恥じらいとともに、和装のエロティシズムが満喫できます。とはいえ、着物の襦袢と違って「生肌」ではなく下に肌着がありますので、ちょっと残念ですね。
浴衣は綿素材なので今ひとつではありますが、長着が『滑り落ちるように脱ぎ落とされる』シーンは、和装のエロティシズムです。「い」や「う」のパターンでは、足下に脱いだ浴衣が溜まり、生脚との対比が綺麗です。
小説描写では出来れば「描写不要」としたい問題点が【身体を縛っていた紐の痕】です。女性のブラ痕などと同じく、腰周りには「腰紐」や「帯」によって『締め痕』が残ります。こればかりは、防ぎようのない現実です。
リアリティを持って描写するなら、その「締め痕」を恥ずかしがる女性キャラだとか、「締め痕」に不埒な妄想を掻き立てられるキャラなどを描写するとよいかも知れません。……SMに目覚めても責任は負えませんが、ほら、そこに「縛るに最適の紐状のモノ」が転がっていますよ(?)
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自分で脱がず、相手に脱がせてもらう(相手を脱がせる)場合はどうでしょうか。
基本的な所はあまり変わりません。帯を解いて、浴衣を脱がせるだけです。
よって、ここでは「おすすめの脱がせ方」をいくつか紹介します。
まず『男性が女性の後ろに回って脱がせる』パターン。
帯と腰紐を解き、そのまま脇から、もしくは肩越しに両手を前に回して襟元を掴み、肩を滑らせるように脱がせる、「う」パターンの変形がエロいです。女性の首筋や肩にキスしながらとか、赤面モノです。すぐに浴衣を脱がせず、イチャイチャ触ってからでも良いですね。
『男性が女性の正面から脱がせる』パターン。
帯は背中に回した手で解き、腰紐は正面から解きます。そして衿あわせを開いて肩をはだけさせるのが良いです。勢いよく前あわせを開くと『もう、我慢できない!』という焦りや興奮が描写できますし、ゆっくりじれじれ開くと『物慣れた、焦らしテクニック』のようなエロさがでます。
『女性が男性を脱がせる』パターンも、基本は同じです。
男性の帯結びは「貝の口」がほとんどで、比較的解きやすいです。
女性キャラの性格や、その場の状況にも寄りますが、「女性側が積極的で、男性側が引けている」シーンなら【女性が正面に回って「い」のパターンで脱がせる】のが良いです。短時間で脱がせらせますので、女性側の恥じらいも押さえられますし『勢い余って』というシーンでも使えます。
「女性側にも恥じらいが多い」シーンなら【女性は背後に回って「う」のパターンで脱がせる】と良いでしょう。相手の顔が見えない分、恥ずかしさは抑えられます。また男性側も、「自分の脇から出てくる相手の白い手だけ」が「自分を脱がせる」という視覚の暴力(?)を受けることでしょう。
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ここまでは『合意の上で脱ぐ/脱がせる』ケースでした。
では『非合意で、無理矢理脱がされる』場合では、どうでしょうか。
相手の抵抗を防ぐなら【うつぶせに押し倒してから】が、おすすめ(?)です。
特に女性の場合がそうですが『帯結び』がありますので【仰向けに押し倒す】と何かと支障があります。まず倒された方は帯結びが背中でつぶされ、痛いことこの上ないです。また結び目に手を差し入れにくいので、脱がせる方も「帯が解けない」という事態に陥ります。ベストは「うつぶせ」もしくは「横倒し」にしてから、コトに及びましょう。
帯と腰紐が解かれると、和装は無防備です。後は襟足や肩の辺りを持って「引っぺがすように」浴衣本体を脱がしてください。この時、押さえつけられた側の肘が曲がっていたり、上にあがっている状態ですと、袖はなかなか脱げません。完全に裸体にしたいならば、ここでいったん身体の向きを変えて仰向けにするか、両手を後ろ手に引っ張って「袖から一気に脱がせる」状態にすると良いでしょう。
ま、中途半端に着衣が残っている方が「無理矢理感」があるかも知れませんね。
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ということで(?)【完全に脱がない、着衣エロ】シーンのおすすめです。
和装の着衣エロは【帯を解かない】のが正義(?)です。着崩れを気にしないならば、和装は「手を突っ込みたい放題」ですので、着衣エロが楽です。
胸元(乳)への不埒な動きは既に紹介していますので、今回はそれ以外の「もっと露骨なエロ」シーン。
手ではなく【口で愛撫】するならば、胸は着衣のままではハードルが高いです。肩をはだけさせる程度の「脱ぎ」が必要です。
帯を締めたまま上半身を脱ぐならば、方法はいくつかあります。
女性の場合、正面から襟元を持ってグッと無理矢理胸元を広げます。下に押し下げるより、真横もしくは少し上に持ち上げるような力の入れ方をする方が、無理なく襟元が開きます。自分でやってもいいですし、相手にやってもらっても良いでしょう。そして肩を抜くようにしてはだけます。乳とご対面です。
帯を締めたまま肩をはだけると、腕の自由が制限されます。……抵抗しにくい、ということですね。
男性の場合も同じですが、男性が『自分で上半身を露出させる』場合は、おすすめの「脱ぎ方」があります。
それは【懐手からの一気脱ぎ】です。
『懐手』というのは和装男性ではおなじみのポーズで、【袖口から手を出さず、袖の袂から胸元あたりに折り曲げて、手を仕舞っておく】ポーズです。手首(手のひら部分)だけを、襟元の合わせ目(帯の上あたり)から出すこともあります。「腕を折って三角巾で吊している」格好に似ています。脱がない場合でも出来るポーズで、衿あわせをあまり乱したくないならば左手だけ、多少乱れても良いなら右手もOKです。
この『懐手』を両手ともに行い【両手を袖から抜き、肘を曲げて衿合わせから両手を出して腕を開く】と、一気に上半身を脱ぐことが出来ます。上半身が全部露出して、前身頃の布は帯のあたり、腰周りに垂れ下がります。
この動作は迫力があり、男性的で勇ましくも感じられます。ワイルドなシーンでどうぞ。
下半身の場合、男女ともに「巻きスカート」状態のため、手は簡単に突っ込めます。ただし、合わせ目の向きにはご注意ください。
実は【正面から向かい合って、下半身に触れる】のは、あまり楽ではありません。前身頃は「二重に重なっている」ので、布が邪魔します。『めくり上げる』ような動作が必要になります。まずは相手の上前(相手の左側の身頃)をめくり上げ、すかさず反対側の手、もしくは同じ手で下前(相手の右側の身頃)の下に差し入れる必要があります。それぞれの前身頃の「端」位置は、脇のすぐ近くまでありますので、手が届かないこともあります。また「めくり上げる」にしても裾まで長さがありますので、膝より上までめくり上げるのは簡単ではありません。
楽なのは【相手の右側に横立ちし、右手を差し入れる】もしくは【背後に回って後ろから右手を差し入れる】方法です。ただし、この場合【差し込める(突っ込める)手は、基本的に右手】です。合わせ目の問題がありますので。左手でも不可能ではありませんが、動きが制限されますし不自然です。
この場合、下見頃(下半身の布)をたくし上げる必要はありませんので【不埒な手の動き】は完全に「布の中」で行われます。秘密のイチャイチャですね。「身八ツ口から胸を触る」と組み合わせると、痴漢プレイっぽくなります(?)
非合意シーンなどを含め『下半身を露出させる』場合、裾の長さがネックとなります。洋装のパンツスタイルならズリ降ろすだけ、スカートだとめくり上げるだけ、で済みますが、和装ではそう簡単ではありません。
男女で多少異なりますが、帯から下の部分(衿下や褄下などと呼びます)は、身長の約半分が目安です。大体80cm前後です。これだけの長さの布をたくし上げるのは楽ではありません、しかも「タイトにぴったりと巻き付いている」ため、簡単にはめくりあがりません。
トイレなどでお尻を露出させる(尻っぱしょり)場合は、両方の裾の下を持ち上げて帯に挟み、長さを半分程度に折り曲げ、その上でスカートのようにたくし上げて、用を足します。
現実のエロいシーンでは、その方法が無難(着崩れない)ですが、絵面が良くないですよね。
よって、露出重視ならば「思いっきり裾を割って、前をはだけさせる」必要があります。
【仰向けに押し倒した状態】ならば、そのまま前合わせを開いて巻きスカートを解く感じにしましょう。相手の膝が立っていると、脱がせる側はとても楽です。抵抗するなら足はぴたっと閉じて寝かせておきましょう。帯と腰紐がしっかり締まったままだと『上半身は乱れていないのに、下半身だけあられもない格好』というエロさが出ます。また、後ろ身頃が敷物代わりになります。野外では助かる?
【うつぶせに押し倒した状態】ならば、両手を前に回して同じように裾を開き、そのままズリズリっと腰に向かってたくし上げましょう。完全にめくり上げて、上半身に被せてしまうのもアリです。長さを考えると、普通は頭まで届きます。……目隠しプレイ?
【立ち姿】ならば、いわゆる立ちバック。うつぶせバージョンの変形でOKです。「駅弁スタイル」は、足が上げにくいので難しいと思います。片足だけでも、かなり困難。
これ以上は、自重。
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以上、とりあえず『なろう』投稿作品としてギリギリレベル(と考える)範囲で、「脱ぐ/脱がせる」方法について紹介してみました。
かーなり「R15」だと思うのですが、このエッセイには「R15タグ」を付けておりません……もし『やっぱりアウトだって!』と思われるようでしたら、お知らせください。
万一、運営様などより警告などをいただいてしまったならば、この『後書き部分』に描いた内容は削除するか、あきらめて(?)エッセイ自身にR15タグを付けるかの対応をとります。個人的に「作者向けの描写アドバイスエッセイ」なので、タグを付けたくないんですけれどね~。




