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50 百八作
年の暮れ。
パソコンに向かっていると、妻が話しかけてくる。
「あんた、まだ書いてるん?」
「ああ」
「それで、またうちのことをネタにしたものやろ」
「まあな」
「書くのは勝手やけど、これまでうちのこと、いくつネタにしたん?」
「これで百五作目や」
「じゃあ大晦日まで、あと三つはできるやない」
「いや、これで書き納めや。ネタなんて、そうは思い浮かばんからな」
妻いわく。
「そんなことないやろ。そのネタの元、あんたの頭の中の煩悩なんやけん」
年の暮れ。
パソコンに向かっていると、妻が話しかけてくる。
「あんた、まだ書いてるん?」
「ああ」
「それで、またうちのことをネタにしたものやろ」
「まあな」
「書くのは勝手やけど、これまでうちのこと、いくつネタにしたん?」
「これで百五作目や」
「じゃあ大晦日まで、あと三つはできるやない」
「いや、これで書き納めや。ネタなんて、そうは思い浮かばんからな」
妻いわく。
「そんなことないやろ。そのネタの元、あんたの頭の中の煩悩なんやけん」