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44 賽銭とご利益
ドライブの途中、とある有名な神社に立ち寄った。
ご利益がありますようにと……。
最高額硬貨五百円玉を賽銭箱に入れ、鈴をガラガラと鳴らしてから、手を合わせてお願いをする。
隣では、妻も手を合わせ一心に願っていた。
参拝が終わって妻に問う。
「オマエ、どんなお願いをしたんや?」
「いろいろやけど、一番はあんたのこと」
「ありがとな」
「あんたは?」
「もちろんオマエのことや。それでオマエ、なんぼ賽銭箱に入れたんか?」
妻いわく。
「五円」
ドライブの途中、とある有名な神社に立ち寄った。
ご利益がありますようにと……。
最高額硬貨五百円玉を賽銭箱に入れ、鈴をガラガラと鳴らしてから、手を合わせてお願いをする。
隣では、妻も手を合わせ一心に願っていた。
参拝が終わって妻に問う。
「オマエ、どんなお願いをしたんや?」
「いろいろやけど、一番はあんたのこと」
「ありがとな」
「あんたは?」
「もちろんオマエのことや。それでオマエ、なんぼ賽銭箱に入れたんか?」
妻いわく。
「五円」
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