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178 早起き鳥
朝の六時前。
ファミレスに行く前、いつものように妻の部屋に立ち寄って、これまたいつものように「おはよう」の言葉を投げた。
ベッドの中の妻はまだ眠そうである。
「毎日あきもせんで、ほんと早起きやね」
「オレの体内には鳥と同じ時計があるけんな」
「鳥と同じって?」
「生まれながらに早起き鳥の時間がセットされてるんよ。もしかして、オレは鳥の生まれ変わりかもしれんな」
妻いわく。
「まちがいないわ。三歩歩いたら、あんたみんな忘れるもん」
朝の六時前。
ファミレスに行く前、いつものように妻の部屋に立ち寄って、これまたいつものように「おはよう」の言葉を投げた。
ベッドの中の妻はまだ眠そうである。
「毎日あきもせんで、ほんと早起きやね」
「オレの体内には鳥と同じ時計があるけんな」
「鳥と同じって?」
「生まれながらに早起き鳥の時間がセットされてるんよ。もしかして、オレは鳥の生まれ変わりかもしれんな」
妻いわく。
「まちがいないわ。三歩歩いたら、あんたみんな忘れるもん」
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