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158 いつもそばに
夫婦というもの。
一方があの世に行ったら、かならず片方がこの世に取り残される。
で、妻に問うてみた。
「オレが先に逝ったら、オマエ一人になって不安やないか?」
「そうかもね」
「だからな、オレが死んだら守護霊になって、ずっとそばにいてやるけん」
「いい」
「なんで?」
「うっとうしいやないね、まとわりつかれる方は」
「まとわりつくんやない。いつもそばにいて、オマエのことを見守るんやないか」
妻いわく。
「それがうっとうしいっていうんよ」
夫婦というもの。
一方があの世に行ったら、かならず片方がこの世に取り残される。
で、妻に問うてみた。
「オレが先に逝ったら、オマエ一人になって不安やないか?」
「そうかもね」
「だからな、オレが死んだら守護霊になって、ずっとそばにいてやるけん」
「いい」
「なんで?」
「うっとうしいやないね、まとわりつかれる方は」
「まとわりつくんやない。いつもそばにいて、オマエのことを見守るんやないか」
妻いわく。
「それがうっとうしいっていうんよ」
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