表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛妻語録  作者: keikato
157/724

157 だったらなんや

 妻の母。

 オレの母。

 今はあの世にいるのだが、晩年の二人は認知症で我が子さえ認識できなかった。

 そんなこともあってか……。

 老い先の話になると、オレたち夫婦は当時の母親たちのことをよく語る。

 妻に問うてみた。

「ああなってしもうたら、生きてるんか死んでるんかもわからんのやろうな」

「どうやろ?」

「まあ、ボケたら死んだようなもんやけど」

「だったら……」

 妻がオレの鼻先を指さす。

「だったらなんや?」


 妻いわく。

「オマエハモウ死ンデイル」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ケンシロウ!
2024/09/14 14:44 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ