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154 おやすみなさい
「ほんと、よく出す人やなあ」
妻がオレの尻を見て言う。
「なんか、今日は特別みたいやな」
「それにしても出し過ぎよ。さっきから五分に一回はしてない?」
「そんなに出てないやろ。まあ、三十分に一回やな」
「じゃあ、時間を計ってみる?」
「いいけど」
「今が八時半やけん、三回目は十時やね」
「十時はちょうど寝る時間やな。三回出たら、それを合図に寝るわ」
五分後。
ブッ!
十分後。
ブッ!
八時四十五分。
ブッ!
妻いわく。
「はい、おやすみなさーい」
「ほんと、よく出す人やなあ」
妻がオレの尻を見て言う。
「なんか、今日は特別みたいやな」
「それにしても出し過ぎよ。さっきから五分に一回はしてない?」
「そんなに出てないやろ。まあ、三十分に一回やな」
「じゃあ、時間を計ってみる?」
「いいけど」
「今が八時半やけん、三回目は十時やね」
「十時はちょうど寝る時間やな。三回出たら、それを合図に寝るわ」
五分後。
ブッ!
十分後。
ブッ!
八時四十五分。
ブッ!
妻いわく。
「はい、おやすみなさーい」
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