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151 家の明かり
帰宅すると、この日は妻が留守であった。
部屋の空気がどんよりとしている。
そして暗く感じる。
しかたなくテレビをつけ、コタツのスイッチをいれて寝転んだ。
話し相手がいない。
一人は淋しいもんだと思う。
それからは何をするでもなく、ただぼんやりテレビを観て過ごした。
玄関で音がして妻が帰ってきた。
待ってましたと声をかける。
「オマエがおらんと、明かりが消えたように家の中が暗いんやけど」
妻いわく。
「暗いんなら、なんで明かりをつけんのよ」
帰宅すると、この日は妻が留守であった。
部屋の空気がどんよりとしている。
そして暗く感じる。
しかたなくテレビをつけ、コタツのスイッチをいれて寝転んだ。
話し相手がいない。
一人は淋しいもんだと思う。
それからは何をするでもなく、ただぼんやりテレビを観て過ごした。
玄関で音がして妻が帰ってきた。
待ってましたと声をかける。
「オマエがおらんと、明かりが消えたように家の中が暗いんやけど」
妻いわく。
「暗いんなら、なんで明かりをつけんのよ」
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