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147 一日の始まり
朝の五時過ぎ。
いつものように妻の部屋に立ち寄った。
朝一番に顔をのぞかせ、おはようの挨拶をして、それからファミレスに向かうのである。
「おはよう」
ベッドの妻に声をかけるに、
「また来たんね。入ってこんでって、いつも言ってるでしょうが」
しかめ面を返された。
「いいやないか。朝一番オマエの顔を見らんと、オレは今日という一日が始まらんのや」
妻いわく。
「一日どころか、朝一番あんたの顔を見ると、うちは人生が終わるごとあるんやけん」
朝の五時過ぎ。
いつものように妻の部屋に立ち寄った。
朝一番に顔をのぞかせ、おはようの挨拶をして、それからファミレスに向かうのである。
「おはよう」
ベッドの妻に声をかけるに、
「また来たんね。入ってこんでって、いつも言ってるでしょうが」
しかめ面を返された。
「いいやないか。朝一番オマエの顔を見らんと、オレは今日という一日が始まらんのや」
妻いわく。
「一日どころか、朝一番あんたの顔を見ると、うちは人生が終わるごとあるんやけん」
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