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経験をスキルにする万能な能力を手に入れて、最強の探索者になりました〜JKと一緒にダンジョン探索で成り上がる〜【コミカライズ】  作者: わんた


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(日本)ターゲットの生け捕りに協力しろとのことです

 依頼を引き受けた伊織たちはビルを出ると、近くに停まっていた車へ入る。


 運転席には豪毅の部下が乗っていてドアが閉まるのと同時に話しかけてきた。


「どうでした?」

「資料にあったターゲットがいた。表と裏の入り口に人を派遣した方がいいぞ」

「すぐに指示します」


 スマホを操作して周囲で待機していた同僚に連絡をすると、数十人が一斉に動き出した。


 全員が探索者でレベル2以上ある。スキルもいくつか保有しているベテランだ。


 一般人に紛れてビルの出入り口の監視をしていて、姿が見えればすぐに取り押さえられるだろう。取り逃がす可能性はゼロに等しい。


「これで俺の仕事は終わりか?」

「いえ、もう少し付き合ってもらう必要があります」

「何?」


 後は豪毅の部下に任せればいいと思っていた伊織は、眉間にシワを寄せて不機嫌な表情になった。


 殺気すら放たれていて、普通の人なら逃げ出すだろう。だが、運転席にいる男は平然としていた。レベル3もあり何度も修羅場をくぐり抜けているので、このぐらいの脅しに負けるほど弱くはないのだ。


「豪毅様からの追加命令です。ターゲットの生け捕りに協力しろとのことです」

「面倒だ」

「断ると受け取ってよろしいですか?」


 命令に反すれば遠隔で隷属スキルを操作され、最悪は命を奪われてしまう。自分だけならまだしも、恋人の紅まで巻き添えにするわけにはいかない。


 伊織は命令に従う以外の選択は取れなかった。


「ちっ、命令は受け入れる」

「わかりました。豪毅様に伝えておきますね」


 運転席の男は豪毅に連絡をしている。


 伊織は窓から外を見ると、ちょうどターゲットを含めて五人ほどが出てきた。一般人に紛れた探索者がターゲットの鈴木を襲おうとすると、護衛として帯同していた四人が迎撃をする。


 レベル2の探索者と対等以上に戦えているが、圧倒的に人数が足りないため不利な状況だ。伊織は自分が出るまでもなく終わるだろうと思っていると、地面にいくつもの魔法陣が浮かんでくる。


 護衛の男達が召喚スキルを使用したのだ。


 出現したのはワイバーン、ポイズントード、レッサーデーモンとやっかいなモンスターばかりだ。


 敵味方関係なく暴れ回っており、戦場が混乱している間に鈴木は護衛を連れて逃げようとする。


「行くぞ」


 車のドアを開けて伊織が飛び出した。紅も後に続いて走る。


 モンスターは近くにいた探索者と戦っており、伊織たちは邪魔をされずに鈴木へ接近する。


「お怪我はありませんか!?」


 伊織は敵としてではなく、ラオキア教団の信者として接したのだ。


「帰ったんじゃなかったのか?」

「そう思ったんですが、戦闘音が聞こえたので戻ってきました」


 鈴木は伊織の言葉が正しいか確認する術はない。タイミングがよすぎると思ったが、護衛は探索者と戦っているため頼りにならず、またモンスターがいつこちらに牙をむいてくるかわからない状況だ。


 悩んだところで状況は悪化するため、伊織たちに頼ると決める。


「隠し通路がある。護衛してくれないか」

「もちろんです」


 伊織と鈴木が歩き出し、後方にいる紅は近づいてくるワイバーンに『ストーンジャベリン』を数発当てて落としてから後をついていく。


 ビルに入ると階段で地下一階に移動した。


 広い駐車場で車が数台停まっている。


 隠れていた探索者が三名飛び出したが、紅が再び『ストーンジャベリン』を数十放って倒していった。


「彼女はすごいな」

「魔力だけは日本でもトップクラスですからね。頼れる相棒です」


 紅は『魔力量増大』のユニークスキルを覚えているため、正人に匹敵するほどの魔力量を持っている。遠距離系のスキルは、残量を気にせず放てる。


 今回は殿として活躍していた。


「頼りがいがあるな。君たちがいてくれて助かったよ」


 地下駐車場の関係者以外立ち入り禁止と書かれているドアを開くと、さらに地下に進む階段があった。


 らせん状になっていて一番下に着くと下水道につながっていた。


「ここから先は、どうするのですか?」

「道を真っ直ぐ進んで三つ目のハシゴを登ると、教団が隠している施設につながっている。そこで車を手に入れて逃げる。ついてきてくれ」


 歩き出そうとした鈴木の腕を伊織が掴んだ。


「どうした?」

「えい、もう用済みだと思いましてね」


 ――電撃。


 電気を流して全身を痺れさせるスキルだ。レベルが高ければ抵抗もできるが、鈴木は油断していたこともあって全身が痙攣すると倒れてしまった。


 意識は失っていて涎を垂らしている。


 伊織はスマホを取り出すと、豪毅に電話をした。


「ターゲットを捕まえた」

「よくやった。どこにいる?」

「地下駐車場から下水道に来た。ドアは開きっぱなしだから、見ればすぐにわかるはずだ」

「すぐに使いをよこす。引き渡したら戻ってこい」

「了解。それと新しい拠点を一つ見つけたから、位置情報を送っておく」


 通話を終わらせると、伊織は豪毅に鈴木が逃げ込もうとした場所を教えた。


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