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経験をスキルにする万能な能力を手に入れて、最強の探索者になりました〜JKと一緒にダンジョン探索で成り上がる〜【コミカライズ】  作者: わんた


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鳥人族の生き残りも任せちゃいます?

「地上にいたモンスターたちはどうしましょうか?」


 冷夏が気にしているのは偶然にも遭遇したビッグエイプだ。雷のスキル攻撃は高レベル探索者でも危険を感じるほどであり、町で暴れたら甚大な被害を与えることだろう。村や集落なら全滅は避けられない。人命を優先するならすぐに倒しに向かうべきなのだが、正人はそう考えなかった。


「ボス級の強さを持つモンスターだったんだよね……うーん。悩ましいけど、それは地上の人たちに任せてもいいんじゃないかな。現代兵器を使えば倒せるよ」


 鳥人族とラオキア教団のつながりがあるとわかったのだ。復讐心が高まっていることもあって、ビッグエイプ討伐の優先度を下げたのである。


 今までなら人命優先で動いていたので、三人は意外な判断をした正人に驚いたが、谷口のことを考えれば真っ正面から否定はできない。冷夏は懸念だけを伝える。


「確かに倒せはすると思いますが、ビックエイプの近くには鳥人族もいました。あれも任せちゃいます?」

「あー。それはちょっと悩ましいね。二階層の拠点は殲滅させちゃたっから……」


 指摘されて正人は地上にも鳥人族の生き残りがいると気づいた。拠点壊滅の事実を知れば何をするかわからない。早めに対処する案も悪くないと感じたのだ。


「でも、もし三階層に拠点があったあら、地上に行っている間に拠点のこと気づいちゃいますよ」


 里香の言葉に、それも起こりえると思った正人は黙り込んでしまった。


 情報が足りないため、優先度はつけられない。戦力が充分にあれば二手に分かれる方法も取れるが、たった四人ではそれも難しい。消えた大教祖がどこに行ったかわからない今、一緒に行動した方がよいだろう。


 地上とダンジョンの地下、どちらを目指すべきか答えがでない中、冷夏が口を開く。


「もしかしたら地上に出た鳥人族たちは兵士で、ダンジョンの下に残っているのは族長かもしれません。探索協会だってそんな感じですよね?」

「そーだね! 豪毅おじいちゃんもずっとオフィスにいるし!」

「副会長をおじいちゃんって……ヒナタ、本人に言ったらだめだからね」

「は~~い」


 注意されたヒナタは甘えるようにして里香に抱きついた。さらには膝枕までしてもらっているため、もう話し合いに参加することはないだろう。


 肩書きに物怖じしないのは、彼女のいいところでもあるのだが、さすがに所属している組織のトップ級の人物を軽く扱うのはマズイ。本人が許したとしても周囲からの反発を買ってしまい、活動に支障をきたすかもしれないのだ。


 実績と名声があったとしても常に順調とは限らないので、些細なことで足を引っ張られないよう態度には気をつけたいと、冷夏は考えて注意していた。


「人質の有効性は、ダンジョン内にいるかもしれない鳥人族のほうが上か」


 地上にいたビッグエイプがダンジョンのボスだと仮定すると、最低でも五階層まではあると考えられる。鳥人族を徹底的に探そうと思ったら、効率よく動いても時間はかかる。やはり、どちらかを選ぶ必要があると正人は改めて感じた。


「それでどうします?」


 ヒナタの頭を優しく撫でている里香が質問をすると、質問に正人は腕を組んでうなる。


 食料と水は装甲車から持ってきたので余裕はある。最悪、転移で即時撤退もできるため物資の不安はない。懸念は地上に出たモンスターと鳥人族の一部だけ。大教祖の行方は気になるが、探しても見つけるのは困難だ。であれば、異世界人とつながっている鳥人族の情報を徹底的に調べ上げて、その後にラオキア教団の目的を探った方が今後につながる。


 少ない情報から納得に行く答えが出た。


 この決断が正解かはわからないが、正人は不確定な情報の中で決めるしかないと覚悟を決める。


「五階層まで行って何もなければ地上に戻ろう」


 そこまで行って何も見つからなければ、ダンジョンに鳥人族は残っていない。


 族長を含めて二階層の拠点で全滅したと結論を出しても良いだろうと判断したのだ。


「わかりました。ワタシは賛成です」

「みんなで行動できるなら私もいいとおもう。ヒナタは」


 目を閉じたまま手を上げて親指を立てた。


 三人は呆れた顔をしたが愛嬌を感じてしまい、怒る気にはならない。もしかしたら彼女の最大の武器かもしれない。


 意見はまとまったので後は動くだけである。


「みんな疲れてない?」

「大丈夫です。このまま五階層まで行けます」


 返事した里香に続いて冷夏はうなずいた。ヒナタは親指を立てたままだ。


「時間が惜しい。それじゃ行こう」


 話し合いを終えると正人たちは立ち上がり、三階層へ続く階段を探すために動き出すが、歩いていたら時間がかかってしまうため『短距離瞬間移動』と『マップ』、『索敵』を組み合わせて効率よく移動して次のエリアにつながる道を探していく。


 歩けば半日はかかっただろう探索が、わずか三十分で終わってしまい階段が見つかった。


 正人は膨大な魔力を使った前代未聞の方法でダンジョンの攻略を進めていき、いるかもしれない鳥人族を探していく。

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