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いいご身分だな、俺にくれよ  作者: nama
第二章 継承権争い -準備編- 五歳~六歳

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025 五歳 入札 ティリーヒル

 ティリーヒル。

 領都ウェルロッドより、馬車で四日の距離にある鉱山都市である。

 丘陵地帯にあるため、領都から一直線に向かえるわけではない。

 ティリーヒルにはウェルロッド領の北東、領境にある商業都市テーラーを経由して向かう。


 その道中はアイザックにとって苦難の連続だった。

 思わず「母や祖母の言う通り、まだ子供には早かった」と感じるくらいには。

 特に商業都市テーラーからティリーヒルに向かう道が酷かった。

 王都へ向かう道とは比べ物にならないほどで、一応は整備していますという程度。

 やはり、主要道路とは比べ物にはならないほど荒れていた。


 一番苦痛だったのは、世話役の使用人が全員男だという事だった。

 シェリーのような若いメイドがいれば「馬車の揺れに耐えるため」と称して抱き着いたりできたのだが、男相手にそんな事はしたくはない。

 さすがに「子供なのに女好きだ」と思われそうなので、メイドと一緒に行きたいという要望は言い辛い。

 初めて見る光景を楽しむくらいしか、道中の楽しみが無かった。


(それにしても物々しい……)


 アイザックは馬車の外を見る。

 完全武装の騎士が十人、歩兵が二十人、弓兵も二十人。

 総勢五十人もの護衛がいる。

 ちょっとした小競り合い程度なら勝てるだろう。

 その他に、世話役として三人が付いてきている。


 アイザックも「さすがにこれほど大勢はいらない」と言ったのだが、モーガンが譲らなかった。

 危険があっては困るというのもあるが、アイザックはウェルロッド侯爵家の継承権第二位。

 しかも、ランドルフの後を継ぐ正当な後継者だ。

 どこかに出かけるのならば、相応の護衛を連れて出かけなければならない。

 これも貴族としての見栄の範疇だったようだ。


(この護衛の給料分も最初は稼げないのに……)


 鉄鉱石を商会に落札させる予定だが、最初は低い価格となるだろう。

 次回の入札まで少し気まずくなるかもしれない。


(大丈夫だ。商人なら、利を見せれば食らいつく。……よな?)


 ここまで来て不安になるが、もう立ち止まれない。

 前世とは違う人生を歩むと決めた以上「挑戦しない」という選択肢はないのだ。

 前世では気になる女の子がいても、まごまごして声を掛ける事すらできなかった。

 そんな自分だからこそ、多少強引に進めるつもりで物事に当たるのがちょうど良いと思っていた。



 ----------



 ティリーヒルの代官、オルグレン男爵の屋敷の一室を借りて入札を行う事となった。

 オルグレン男爵当主であるクレイグとその家族。

 世話役として付いてきたグレンという一人の秘書官見習いも同席している。

 そして、念のために騎士も部屋の隅で立っていた。


「皆さん、よくここまで来てくださいました。まずはその事に感謝致します」


 アイザックは三人の商会代表者に礼を言う。

 彼らはアイザックが選んだ「規模が大きく、それなりに金がある商会の中でアイザックの呼びかけに応えた者達」である。

 他にも同規模の商会はあったが「若君の誘いでも鉄鉱石なんていらねぇよ」や「取り入るならネイサン様だな」といった判断をして誘いを断っていた。

 そういった決断を下すのもおかしくない。

 アイザックは参加に面倒な条件を付けていた。


 ――商会の中で重要な決定ができる者を出席させる事。


 これはアイザックにしてみれば優しさで付けた条件だったのだが、商会側はそう取らなかった。

 大きな特典が付くとは、まだ教えていない。

 多くの商人に「アイザックが面子にこだわっているのだろう」と受け取られた。

 確かに媚びを売るのは大切だが、後継者争いで不利な側に売る必要はない。

 それならば、無駄な時間を使わずに本業に精を出した方がずっといい。

 重要な決定を下せる者は、それだけ商売に必要なのだから、遠出させてまで行かせる必要を感じなかったのだ。


 今回アイザックの誘いに乗ったのは、そういった当たり前の判断をしなかった者達だ。

 ネイサンと接触を持つのは当たり前。

 だが、それでは一つ一つの商会にリターンは少ない。

 むしろ、アイザックに投資をして一発逆転を狙うチャレンジ精神旺盛な商会であった。

 参加した商会は、それぞれ扱う分野が違う。




 主に食料品を扱うワイト商会からは、番頭のヘンリーが出席している。

 ブラーク商会のウェルロッド領内での勢力が強いので、隣国の農業国であるファーティルからの食料品輸入を行なっている商会だ。

 アイザックに取り入る価値があるならば取り入り、領内での食料品取引一位の座を目指そうとしている。


 主に鉄製品を取り扱うグレイ商会からも、番頭のイアンが出席している。

 元々ブラーク商会は木工品を取り扱っていたが、お抱え商人となって百年経つ。

 全ての分野で仕事を独占しようとしており、近年では鍛冶職人にも声を掛け始めたのに危機感を持っていた。

 アイザックの呼びかけに応えたのは、何かのきっかけになるかもしれないと思ったからだ。


 装飾品を取り扱うレイドカラー商会からは、会長であるジェイコブが出席していた。

 レイドカラー商会はブラーク商会によって、もっとも危険を感じさせられている商会だ。

 現会長であるデニスの妻は王都にある商会の娘で、その商会は王家に装飾品を納めるほどである。

 その伝手を使って商品を取り寄せ、ブラーク商会は装飾品も取り扱い始めた。

 メリンダやネイサンに取り入っているのはブラーク商会も同じ。

 アイザックが当たりである事を願い、他の商会以上に博打気分で参加していた。




「そして、この場をお貸しくださってオルグレン男爵にも感謝致します」


 これから度々屋敷を借りる相手に感謝をしておく。

 挨拶で感謝を述べるのはタダだ。

 それだけで、今後の印象がよくなるならいくらでも言うつもりだ。


「いえいえ、こちらこそお礼を言いたいくらいですじゃ。田舎は娯楽が少ないですからのぉ」


 そう言ってオルグレン男爵は笑い、シワの刻まれた顔にさらにシワを増やした。

 鉱山があるとはいえ、ウェルロッド領内の需要を満たすほどの量を採掘しているわけではない。

 この街は採掘技術の維持と、ウォリック侯爵領の鉱山で何かが起きた時の保険として存在している。

 主要な交易路からも離れているため、大道芸人のような者達もティリーヒルまでは滅多に来ない。

 こうしてアイザックが訪れて、何かやるというのは良い見世物だった。

 とはいえ、家族総出で見学はいかがなものかとアイザックは思っていたが。


「それではさっそくですが、話を進めたいと思います。お越しくださった皆さんには鉄鉱石100kgを買っていただきたいのです。相場での売買ではなく、競争入札によって売る相手を決めます」


 アイザックの隣に座るグレンが小さく溜息を吐く。

 他の者達も表には出さないが、グレンと同じ気持ちだった。


 ――露骨な賄賂の要求。


 安い物を高く買わせる事によって、その差額を懐に収めるのはよくある事だ。

 賢いと聞き及んでいたアイザックも「しょせんその程度か」と皆は少しガッカリとしていた。


「全部で十回はやるつもりです。落札した人にはすごい特典がありますよー。是非とも頑張っていただきたい」


 子供らしい笑顔で話すアイザックに、他の者も笑顔を浮かべる。

 バカバカしいと思っていても、正面切って馬鹿にするわけにはいかない。

 相手は領主の孫なのだ。

 今後のウェルロッド家との関係を考えれば、下手な扱いはできなかった。


 騎士達によって商人達の間に衝立が運ばれる。

 入札額を書き込む時に他の者に見えなくするためだ。

 そこで商人達は入札額を書き込んだ。

 中でも、ジェイコブは絶望に満ちた顔で書いていた。

 状況を打破するきっかけにならないと思ったからだ。


 アイザックは集められた用紙を彼らに見られないように、気を付けて確認する。

 中にはガッカリする金額が書かれていた。


(30万、50万、121万……。やる気があるのはワイト商会だけか)


 元が10万リードもしない鉄鉱石と考えれば、全員それなりの値は付けてくれたのだろう。

 最高値を付けたワイト商会のヘンリーを見る。


 121万リード。

 これは誰かが100万と書くのを予想して110万。

 ……というのを予想して、さらに120万。

 ついでに1万上乗せで120万で被った時の保険にする。

 今回の入札に真面目に対応してくれたという事だ。

 こういったところは好印象だった。


「今回はワイト商会の落札です。おめでとうございます」


 アイザックが笑顔で祝福する。


「ありがとうございます」


 ヘンリーも馬鹿らしいと思っているのかもしれないが、ちゃんと笑顔で返事をする。

 一応、周囲からも祝福の拍手が聞こえてきた。


「それでは、落札したのでまずは1ポイントを差し上げます」


 アイザックの言葉を聞いて、グレンが手元の用紙に”ワイト商会の落札回数1”と書く。

 バカバカしいと思ってはいても、仕事は仕事。

 手を抜く事はない。


「他の商会がどの程度落札できるかによりますが、このポイントが4ポイント以上貯まれば勝ちになるでしょう。例えば落札回数が五回:二回:二回となった場合、九回目で入札は終わります」


 これは「十回やる」という事から導き出される答えだ。

 どこが一位か決まれば、そこでやめると言っている。

 とはいえ、この場は白けている。

 当事者達を含め「どうでもいい」という空気が漂っていた。


「最も落札回数が多い商会は、将来僕が領主になった時にお抱え商人にしますので頑張ってくださいね」

「はぁ!?」


 白けた空気が吹き飛んだ。

 アイザックの一言で「子供の小遣い稼ぎ」から、一気に「お抱え商人の座争奪戦」へと一変したから当然だ。


「そんな事は聞いておりません。なんで先におっしゃっていただけなかったのですか!」

「そうですよ。そうとわかっていれば、もっと高い金額を入札していたのに」


 落札できなかったグレイ商会とレイドカラー商会は抗議する。

 最初の一回とはいえ、競争でリードを取れるというのは非常に有利だ。

 だが、その抗議はお門違いだ。

 アイザックは顔から笑みを消し、真顔になって一度強く机を叩く。

 その音で二人は体をビクつかせて、静かになった。


「落札者には特典があると言いました。ガキの小遣い稼ぎならば、こんなものでいいかと金額を抑えた責任がご自身にあるのではありませんか?」


 態度が豹変し、咎めるような口調で話すアイザックに二人は視線を逸らす。

 アイザックの言う通りだったからだ。

 それを本人に気付かれてしまったので、非常に気まずい。

 しょせんは子供。

 本人に気付かれないと思っていただけに、より一層の気まずさを感じていた。

 アイザックは二人を軽く一睨みをして、笑顔に戻った。


「さて、ワイト商会のヘンリーさん。あなたは色々と考えて入札してくださいました。最初の落札者として、ルールを一つ決めてもらいます」

「ルール……、ですか?」


 ルールを決めろと言われても、どんな事を決めれば良いのか思いつかない。

 アイザックはこの反応を予想していたので、参考までに教えておいてやる。


「そうです。今回を含めて、入札金額を公開するかどうかを決めてもらいます。全員分を公開するのか、それとも落札者だけを隠すかといったところですね」


 落札金額がわかるかどうかの差は大きい。

 このルールは今後の入札に大きく影響する。

 その決定権を、最初の落札者であるヘンリーに与えた。


「持ち帰って検討し、来月の入札の時に伝えるのではダメですか?」


 ヘンリーはダメもとで聞いてみた。

 当然、アイザックは首を横に振る。


「ダメです。それでは、来月までどのようなルールになるのかわからない他の商会が著しく不利になる。ここで決めてもらうために、重要な決定を下せる者を呼び寄せた意味が無くなってしまいます」


 ヘンリーは顎に手を当てて考え込む。

 時折、他の二人に視線をやる。

 どうすれば自分が有利になれるか考えているのだろう。

 しばらくして、答えが出たようだ。


「落札者の金額は非公開。他の入札金額は公開という事でお願いします」


 結局、アイザックが言ったように落札者の金額だけを隠すという事を選んだ。

 自分が落札者なので、落札金額がわかっているというアドバンテージがある。

 次回以降もそれが有利になるはずだ。

 そして、これはアイザックが望んだルールだった。

 トップの落札金額がわからない以上、確実に落札できるように大幅な落札金額のアップをしていかなくてはならない。

 この方法を選んでもらうために、参考にさせるフリをしてさりげなく思考を誘導していたのだ。


「では、こちらが残りの入札金額です」


 アイザックは入札金額を書いた用紙を見せる。

 グレイ商会が50万、レイドカラー商会が30万。

 書かれた金額を確認し、ジェイコブが「安くし過ぎて不興を買っていないか」と不安そうな顔をしていた。


「勝者にならなくても、こうして参加してくださっているだけで後々の配慮も忘れません。ですから、落札できた回数が少なくても諦めないでくださいね。他にもこちらで決めたルールがあります」


 アイザックは自分の決めたルールを伝える。


 第一に、落札するための資金はティリーヒルまで持ってくる事。


 第二に、ティリーヒルに来る他の商会を直接的、間接的に妨害する事の禁止。


 第三に、アイザック以外のウェルロッド家の者。主にモーガンやランドルフに助けを求める事の禁止。

 これは落札金額の漏洩や、金額に関係なく特定の商会が落札したと見せかける不正をするように、働きかけないようにするためだ。


「これらは原則であり、状況に応じて限度を超えて不当であると思われるものには罰則を与えます。皆さんが妨害などを考えずに、お金を持って入札してくれていれば何も問題はありません」

「例えば談合とかはどう判断されますか?」


 イアンが恐る恐るとアイザックに質問する。


「構いません。どうぞ、ご自由に。お抱え商人にするのは、もっとも落札回数が多いところです。談合をして入札金額を抑えても、最後の一回で金をどれだけ積めるかの勝負になります。それよりは途中の入札で駆け引き勝負をした方が結果的に安く済むと思いますけどね」

「いや、まったくその通りでございます」


 イアンは額の冷や汗を拭う。

 いや、イアンだけではない。

 この場に同席した者のほとんどが、緊張のあまり汗をかいたり、唾を飲み込んでいる。


 噂では聞いていたが、アイザックはただの子供ではない。 

 それどころか、先代当主のジュードの魂が乗り移っているのはでないかとすら思えた。

 ランドルフ達はアイザックが生まれた時から知っているのでインパクトは薄いが、普段接しない者達にとってアイザックは不気味でしかなかった。

 ここまで理路整然と話のできる五歳児など、得体の知れない化け物と同じだ。

 アイザックに失望していた空気は、とうの昔に消え去った。

 ここにあるのは“ジュードの再来が現れた”という畏怖のみである。


「他に質問はございますか?」

「いつ頃お抱え商人になれますでしょうか?」


 ジェイコブが質問する。

 彼にとってはもっとも重要な事だ。

 もちろん、他の者達も無視はできない内容だった。


「いつ頃でしょうね。僕が領主代理などを任されるまでおそらく、二十年前後先までかかると思いますよ。ですから、来年、再来年にお抱え商人になれると思って、無茶な入札をしたりするのは避けていただいた方が良いでしょう」

「ありがとうございます」


 ジェイコブは答えてくれた礼を言いながら、素早く計算をする。

 これから先、二十年もすればレイドカラー商会が天下を握れる。

 その間、ブラーク商会に負けずにいられるかどうか。

 先の見えない戦いではなく、二十年という期限を耐える戦いというのであれば何とかなるかもしれない。

 お抱え商人になれるというのであれば、一度店に戻って考える価値があった。


「他には何かありますか? もちろん、次回以降も質問は受け付けますので、今すぐにでなくても大丈夫ですよ」

「一つ重要な質問があります。アイザック様が後継者から脱落した場合はどうなるでしょうか?」


 ヘンリーの質問は、他の二人も同感であった。

 最も大事な質問でもあり、最も聞きにくい質問でもあった

 だが、アイザックは何でもない事のように答える。


「そのための資金集めですよ。どの程度資金が集まるかによって、僕の運命は左右される、あなた方と一蓮托生と言っても良い。だからこそ、見返りも大きいですよ。最多落札者以外もね」


 アイザックの言葉に、最も大きな反応を示したのはオルグレン男爵だ。

 まさか、自分の屋敷で「ウェルロッド侯爵家の後継者争いに負けるつもりはない」という意思表明を聞く事になるとは思っていなかった。

 物珍しさで見学に来たが、鉄鉱石の入札がここまで大事になるなど思いもしない。

「大変な現場に立ち会ってしまった……」と、息を呑む。

 そして、この場にいる者達は気付いた。


 ――なぜ入札形式なのかを。


 投資を求めるのならば、こんな面倒な事をしなくてもいい。

 わざわざ鉄鉱石の入札という面倒な手段を取った理由。

 

 ――それは、商人を見定めるためだと。


 今後、後継者争いで 頼りになる者を探している。

 だからこそ、目ぼしい商会に声をかけ、競わせてその実力を見定めるつもりなのだろうと考えた。

「資金が欲しいので投資してください」というわけではない。

「お前達が俺にふさわしいのか見定めてやる」と「投資させてやる」という意図が見える。


 これには商人達も驚いた。

 もちろん、悪い意味ではない。

「当たりを引いた」という意味でだ。

 商人を試すような子供を見た事などない。

 きっと後継者争いにも勝ってくれるような気にさせてくれる。


 もっとも、アイザックは頼りになる商人を探すために入札形式にしたわけではない。

 来年からはブラーク商会をさりげなく誘い、その財産を吐き出させるための種を蒔くためでもある。


(まったく、必要な事とはいえ、俺は種を蒔いてばっかりだな。どうせ種を蒔くなら女に蒔きたいものだ。……こんな時に何を馬鹿な事を考えてるんだ俺は)


 アイザックは自嘲気味な笑みを浮かべる。

 その笑みを見て、この場に居る者達は後に「さぁ、お前達の実力がどんなものか見せてみろ」と、挑戦的に言っているように見えたと語っている。

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マグコミにてコミカライズが連載中!
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― 新着の感想 ―
「奇貨おくべし」って、ドヤ顔したい
実際に対峙している人間から見ると「こいつはヤバい」感が満載だろうな。 というか、チートなしでコレと同等と言われたジュードって一体…………。
5歳かそこらの子供に机叩かれてビクつくんかな?商人が笑
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