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87話:悪だくみと同盟

どうも皆さんお久しぶりです(´・ω・`)b


本話はキリをよくするために少し短めです。

 愁達がサスティアス国の依頼を受ける事を知ったディアは何故指名依頼が愁に来ているのか理解できなかった。


「ハクさん、御主人様はサスティアス国にまで名前が知れ渡るほど有名な方なのですか?私は奴隷の身分なのでそういう事には疎いんですよ」


「そのことに関しては過去に色々とあったのです」


 こうしてハクは以前のニーナとのいざこざの話をディアに簡潔に説明をした。これによってディアはとある策を考え付いた。その策とは主人であるデュランとサスティアス国で同盟を結んで依頼の際に数でごり押しをしようじゃないかと。


(数で何とかゴリ押しすればあそこまで強いやつでもなんとかなるはず・・・デュラン様、頑張って下さい)


 そのことについてデュランに報告を済ませたディアは再び愁の下へと行き潜入捜査を再び行った。



―――…――…―――


 ディアからの報告を受けとったデュランの行動は早かった。まず彼は使者を準備してサスティアス国に書状と共に送った。ちなみにだが書状には掻い摘むと以下のように書かれている。


 冒険者のシュウを同盟を組んで倒しませんか?奴隷のフィリア ミスト(華奈の偽名)は此方が頂けると満足なので他の財産に関しては其方の物にして貰って良いです。


 書状を送ったデュランは1人自室の中で愁を倒すための策をニヤニヤと悪い笑みを浮かべながら考えていた。


 そしてデュランが書状を送ってから約6日、サスティアス国から同盟に関しての返事が来た。内容は言うまでもなく同盟を組むことに賛成と言った文章であった。それを聞いたデュランは再び6日前と同じように悪い笑みを浮かべた。


(フィリア・・・愛しのフィリア・・・今シュウとか言う邪魔者から君を解放して幸せにしてあげるよ)


 デュランの思想は華奈に対する思いから狂っていた。そのせいか正常な判断も出来ずにいた。レベル13の冒険者がゴブリンキングを倒せるのか、そしてディアと共にいた魔族をレベル13の冒険者が殺せるのか、そしてレベル13の冒険者が何故国に狙われているのか。考えてしまえばいくつもの矛盾が存在する。しかし華奈の事しか頭にないデュランは矛盾に気が付かないでいた。それほど華奈の事を愛している(・・・・・)。本人はこれを『愛』としか思っていないが、傍から見ると『狂愛』でしかない。


 矛盾に気付かなかったことによる彼の終幕の開始がカウントダウンを始めた。



―――…――…―――


 時は少し遡り、場所はデュランの領土からサスティアス国に移る。


 デュランから来た同盟に関する書状、そして愁がブラックホーンウルフに関する依頼を受けてくれる事からニックとサイモンははしゃいでいた。まず愁が依頼を受けてくれることによる計画の始動、そしてニックによる同盟の申し出から2人は1つの事を考えていた。


 これだけの戦力が揃えばレベル13で運よくゴブリンキングを倒せた冒険者など楽勝で勝てる。


 2人はこの考えに疑いを持たなかった。いくつも存在する矛盾、しかし彼らはそんな事に関して気にもしないでいた。2人には愁を倒した後どうするかと言う事に関して思案していた。愁の仲間である奴隷、愁の持つ装備品の数々、そして最後に愁がゴブリンキングの秘薬によって手に入れた莫大な金。こんな具合に彼らは信じて疑わなかった。自分達が負けることなどないという事を、自分たちの手によって愁を殺すことが出来ると。


「ニックよ。今回はどの程度の数の兵を繰り出すことが出来るか?」


「今回は全ての貴族がこの件に関して賛同して下さってるので1000人は確実です」


「ふむ・・・最後に策の方をしっかりと見直しておいてくれ。簡単なミスで策が失敗したとあれば我らの今後は無いに等しい。なんとしても成功させるためにも頼んだぞ。そしてデュラン殿にはしっかりと返事を返しておいてくれ」


「はっ、畏まりました。それでは失礼します」


 そう言ってニックはサイモンの私室から退室した。退室してからのサイモンとニックはお互いに不敵な笑みを浮かべていた。しかし彼らは知らなかった。想像を絶する地獄が待っていることを・・・

最後まで読んで頂きありがとうございます!


皆様お久しぶりです(´・ω・`)b


積もる話も色々ありますが・・・まぁどうでもいいやって感じです(笑)

テキトーな作者で申し訳ないですorz


次話は4月3日に投稿を予定しています。


これからは最低限2日に1話程度のペースを目標にしています。


『最低限』『程度』\_(・ω・)この2つ重要!


基本的にこれからは2日に1話を目安にしようと思っています。良いネタが思いついた!と思った日に関しては1日1話や2話になるかと思います(笑)つまりは作者の気分次第で1日1話や2話になったりしますb最低限2日に1話という事です。


これからもこんな作者の作品ですが楽しんでもらえると有難いです。


以下報告です。


まず1話の前に以前要望があった人物紹介を載せました。登場人物が増えれば紹介する予定です。


そしてプロローグⅡにあった家族3人が1ヶ月生活をする際に必要な金額として中銀貨3枚と言う表現を『一般国民が1人で死なない程度に必要最低限の生活を送るためには中銀貨1枚、1万Lが必要になる。』と言う文章に変更しました。この文章変更に関しては『Bランクのゴブリンロードの討伐の金額が高すぎるのでは?』と言う指摘を受けたからです。ついでに一般家庭の定義が個人的にあやふやだったのでこの機会にしっかりと定義をしました。ゴブリンロードはそろ討伐にはBランクが必要な魔物です。そしてハクが奴隷になる以前で組んでいたパーティーがDランクのパーティーで作中の37話でわかるようにもう少しでCランクと言うところでした。こんな状態で受付のリムからはビックリされた状態です。つまりはゴブリンロードの依頼に関しても受けれる人自体が少ない状態です。そして数少ない受けれる人のためにも緊急依頼と言う形で報酬を少し多めにして数多くのパーティーや冒険者に受けさせようとした。と言う状態だったのですが愁が倒してしまったので本来よりも少し多い報酬を愁は受け取ることになったのです。なので別に報酬に関してはそのような状態だったんだなー程度に考えて頂けると有難いです。


そしてフィアと華奈、ゴブリンキングの秘薬の値段、新しい武具の値段等を変更しました。それと感想で指摘のあった誤字脱字等のミスも修正が終わりました。この事に関する報告、及び指摘ありがとうございます。


そして数多くの方が本日を待っていますと言った内容の励ましのコメントありがとうございました!エイプリルフールで今後連載が続くのは嘘ですーなんていう展開になるわけもないので今後もこの作品をよろしくお願いします<(_ _)>

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