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86話:見積もりと指名依頼

またもや投稿が遅くなって申し訳ないですorz


あとがきにてお知らせがあります!


 ゲヘナ草原を要塞化した次の日の朝、愁達は土木屋の前にいた。そして待っていた人たちが現れた。


「おぅ、坊主。昨日ぶりだな。じゃあ案内頼んでも良いか?」


「はい、わかりました」


 こうして愁の計画の第一歩とも言えるべき時が始まりだした。


―――…――…―――


 愁達はメリリアナの街を出てからゲヘナ草原までのんびり歩いていた。道中、稀に出てくる魔物達はハク、ルナが瞬殺していた。フィアや華奈は出番すらない状況でありディアに至ってはハクとルナに対して驚愕の表情を浮かべている。


 そんな感じで休憩をはさみながら5時間ほど歩くとゲヘナ草原が見えてきた。


「坊主、ここが依頼の場所か?」


「はい、そうです。此方に宿屋として使える建物、貴族の家並みの大きさの家、雑貨屋として使える家、普通の家を5軒ほど建てて欲しい」


「わかった。今の人数で行くとおおよそ3年ほど掛かる。値段としてはおおよそ1億Lだ。何か不満はあるか?」


「10倍の10億L出すから1年も掛からずに作ることは出来るか?」


「10億L!?坊主がか?本当に出せるのか?」


「んじゃー前払いで良いかな?余った分は其方の利益にして貰って構わない。その代わり遅れた場合は10億Lを払い戻してもらう。だめか?」


「いや・・・なんとか行けるだろう。ただ1年以内でやるとしても半分程度の6億Lで十分行えるはずだ・・・」


「余った分は無理難題を押し付けた礼だと思ってもらって構わない」


「わかった。坊主、契約成立だ。10億Lで1年以内にここに宿屋、貴族邸宅、雑貨屋、住居5軒を建設。問題ないか?」


「あぁ。それから護衛に関してだが此方が出そう。ディア、頼めるか?」


「畏まりました。御主人様方はどうされるおつもりですか?」


「色々試したい事がたくさんあるからそれに関する実験かな。一応毎日朝と夕方にこっちに顔を出すからその時に作業の進展具合、襲ってきた魔物等の報告を聞いていいかい?」


「了解しました。それでは此方の方は私にお任せください」


「うん、頼んだよ」


 こうしてディアをゲヘナ草原に置いた愁達はワープを使いパーマナリアのギルドへと向かった。


―――…――…―――


「御主人様、何故ディアだけをゲヘナ草原に残されたのですか?」


 ハクが質問をぶつけてくる。普通に考えたら奴隷であるディアを監視として置くのは何の違和感もない。しかし愁の奴隷の扱いを考えればハクの疑問はもっともである。愁の奴隷の扱いはこの世界においては異常なほど待遇が良いと言える。


「あー、それに関しては今は教えれないかな。そのうちわかる時が来るよ」


「畏まりました。これからどうされるおつもりですか?」


「とりあえず迷宮に行く。そしてワーピングドラゴンとスキルを集めるつもりでいる。前回の襲撃でどれだけ狙われてるかなんとなくわかったしね」


 そんな感じで話していると愁達はギルドに到着した。受付にはいつものように冷たい視線を向けてくるリムがいた。うん。やっぱこの視線最高!


「リムさん、迷宮に行く許可証を貰えますか?」


「わかりました。それとシュウさんに指名依頼が届いています」


「へ?俺に指名依頼?どこから?」


「サンティアス国のニック宰相からです。国内の森の中にブラックホーンウルフに似た魔物が出て来たらしいのでそれの討伐の依頼です。考える限りテンペストホーンウルフが対象である事が考えられます」


「ふーん・・・ハク、サンティアスってハクの幼馴染のニーナとサーシャがいる国だっけ?」


「えぇ、そうですね。もし良ければニーナたちを助けるつもりで受けてもらえませんか?」


「うん。わかった。リムさん、予定変更でその依頼を受けさせてもらいます。迷宮の許可証は結構です」


「わかりました。ギルドカードをお願いできますか?」


 そう言われた愁はリムにギルドカードを渡す。そして何やら手続きを行う。


「依頼の受理が完了しました。報酬に関しましては直接相手側と交渉して下さい」


「わかりました。それとリムさんに頼みたい事があります。リムさんが信頼を置ける冒険者パーティーに護衛依頼を出してもらっていいですか?今ゲヘナ草原にて街を作っているのでそこの護衛を依頼したいのですがダメですか?報酬に関してはリムさんにお任せします」


「わかりました。明日には手配しておきます」


「ありがとうございます。それでは明日になったらまた来ますね」


 そう言って愁はギルドを出た。


「ハク、ワープを使ってディアにこの事を伝えてきて。ルナとフィアと華奈は家の掃除と晩御飯の準備をお願い。俺はちょっと準備する物がある」


 愁の指令を聞いた4人は了解の意を示し4人は家へと向った。そして愁は自らの用を済ませるために歩き出した。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


そしてお知らせです。しばらく『スキルアブソープション』の執筆をお休みします。何故かと言うと・・・展開に関する話のネタが後1話分(つまり次回で完全にネタ切れになります)しかないからです。基本的に作者は書き溜めと言う物を作らずネタを元に作品を書いてそれを投稿しています。そのネタは日常生活を送りながら考えているのですが・・・そのネタがついに後1話分しか残っていません。ある程度の流れを組んでいるので今までだとほぼ1日で1~2話分のネタを考えていたのですが、最近(76話あたりから?)ネタを考えるのに約2~3日ほど掛かるようになりました。そのため一旦今後の流れを考え直して細かいネタを考えつつ修正等の溜まった物事を片付けようかと思います。ちなみに再開予定は4月1日を目途にしています。


これに関しては活動報告にて詳しくあげる予定です。楽しみにして下さった読者の皆様方には申し訳ないの一言に尽きます。


代わりと言ってはなんですが10日ほどで完結する小説でも投稿しようかなと考えています。最近別の小説の作者さんが『息抜きに別の作品を書いてみると元の作品の執筆が何故だか進む』と言うような事を書いていたので試してみようかと思います!ちなみにその作者さんが執筆している作品ってこういうところで公開していいんでしょうか?なんだかダメそうなので気になった方は直接聞いて下さいな(`・ω・´)b



※人物紹介に関する話に関しては例外的に出来上がり次第投稿しようかと思っています。

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