82話:拉致~Sight of HAKU~
遅くなってすいません(´・ω・`)
御金に関する修正の量が予想以上に多く、しかも自由な時間があまり取れません・・・。
少しペースは遅くなりますが少しずつ修正して行こうかと思います。修正が終わり次第感想の御返事も行います。
「さて、今日は俺は事情で1人宿へと泊まる。明日の朝迎えに行くからそれまでは自由にしていてくれ」
御主人様はこう言って宿屋へと向かわれました。私からするとどうしていいのかさっぱりです。私とフィアさんやカナさんは御主人様の奴隷であるのに御主人様の居ない状態で私達は御主人様の家にいて良いのでしょうか?
御主人様は一応許可されているみたいですけど・・・それより事情とはなんの事なんでしょうか?カナさんは何か心当たりがあるのか納得しているようです。後で聞いてみる事にしましょう。
「とりあえずどうしましょう?」
私はもっともな疑問を皆さんに投げつけてみました。すると答えてくれたのはカナさんでした。
「愁が自由にしても良いという事だから今日は家で大人しくしておきましょう」
「そうですね。問題を起こして御主人様の評判が下がるのは私たちの本意ではないですね。それでは今日は家で大人しくしておきましょう」
私はそう言って御主人様の家へと向かい晩御飯の準備を始めようと思いました。
―――…――…―――
晩御飯を食べた後に私達はもう遅いという事で寝ようと思いました。
「ルナさん、フィアさん、カナさん。そろそろ遅いので寝ませんか?」
「そうですね。みなさんおやすみなさい」
「「おやすみなさいですー」」
こうして私たちは眠りにつきました。
しかし私はふと外から感じる殺気で目が覚めました。
「ルナさん、フィアさん、カナさん。気付いていますか?」
「えぇ、8人ですかね?」
「そうみたいですね」
「え?何の事ですか?」
ルナさんとカナさんは気付いているみたいですけどフィアさんは気付いていないみたいですね。そんな事を考えていると殺気の主が入って来た。
「あれ?寝てなかったのか」
「貴方達、他人の家に入り込むなんてどうかと思いますよ?」
「俺達も仕事でねー」
「誰の差し金ですか?」
「そんなのどうだって良いじゃん?先生、お願いします」
先生?どういうこと?
「わかった。とりあえず後ろに下がっていてくれ」
そう言って出て来たのは魔族と思わしき人物であった。一体なんで?私は一番にそう思ってしまった。
「死霊召喚」
出て来た人物がいきなりギフトスキルと思われるスキルを使ってきた。何も変わっていないけど「やばい」と私は直感で感じました。
「魔法剣創造」
私は相手に対抗するために御主人様に頂いたスキルで剣を作りました。
「ほぅ。エルフが珍しいスキルを使うな。しかし無駄だ。操霊術、憑依」
相手がそう言うと召喚した死霊らしきものが体の中に入ってきた感じがしました。何故こんなにもあいまいなのか。簡単な話です。私達には死霊とやらが見えていないからです。
「操霊術、金縛り」
すると一瞬体が動かなくなりました。いかし何故か私は体が動くようです。他のルナさん、フィアさん、カナさんは動けないままです。
「貴様、動けるのか?」
「何故かはわかりませんがそのようですね」
そう言って私は剣を構えました。御主人様には迷惑を掛けたくない。御主人様は優しいです。でもその優しさにいつまでも頼ってては私たちの立場がなくなってしまいます・・・。
「行きます」
私はそう言って加速を使って魔族の懐に入って剣で心臓をつきました。しかし恐るべき反応速度で私の突きを魔族は躱しました。
「まだまだ甘いな。しかし中々やるようだな」
魔族はしゃべりながらも私の攻撃を避けています。遊ばれてる?私はそう感じました。
「ワープ」
私はワープを使って魔族の後ろを取ることにしました。魔族は私が目の前から消えて驚いているのか、未だ私には気付いていないようです。私は後ろから魔族の心臓めがけて剣を突き刺しました。しかし魔族の体は突如霧の如く消えていきました。
「操霊術、分身を使わせて貰った。先程のは流石に肝を冷やしたぞ。俺はもっと楽しみたいのだが時間が無い。と言うわけで終わらせる!召喚、グレイプニル」
魔族の手に魔方陣が現れるとそこからいくつもの鎖が出てきました。私は反射的に剣で鎖を受け流そうとしました。しかし鎖に剣が触れた途端剣がボロボロと崩れ落ちました。そして難なく私は鎖によって拘束されました。一体どうして剣で受け流せなかったの?その疑問には魔族が答えてくれました。
「ふふ、このグレイプニルは魔法を無効化する束縛用の召喚武器だ。お前の持っていた剣は魔法剣のようだったから、壊させて貰った」
「なんともめんどくさい召喚武器ね」
―――…―グレイプニル解説開始―…―――
グレイプニル。相手を拘束するための召喚武器。武器と言うよりも魔道具と言ったほうが良いのか、使う人によって様々な使い方が出来るため一概に武器とも道具とも言えない中途半端な存在である。しかし召喚武器なだけあってとんでもない性能を発揮する。まず特徴としてはいかなる魔法をも無効化する事である。そしていかなる魔法によっても破壊されないことが強みである。つまりグレイプニルで捕まると物理的な破壊によってしか脱出出来ないとされている。
―――…―グレイプニル解説終了―…―――
「これで良いか?」
魔族の男が魔族の事を先生と言ったやつに確認をする。
「えぇ。あとは意識を失ってもらったら任務は完了です」
「わかった。操霊術、睡眠。それと貴様は何故か操霊術が効かないみたいだからこれを使わせて貰う」
そう言って魔族が私に無理やり何かを飲ませました。するとだんだんと意識が薄くなっていきました。眠い。どうやら睡眠薬の一種のようです。気が付けば私の意識は夢の世界へと旅立っていました。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
次回は明日、もしくは明後日には投稿しようかと思います。
修正が終わるまでは1,2日に1話のペースになりそうです。
そして邪眼に関する御意見ありがとうございます!
もう少し悩んだ後に変更しようかと思います!
そしてチクッと来た疑問があったので答えます!
作者は日本原産の不治の病にかかっているのか否か。答えとしては発病したてな感じです!初期症状?ってやつなのか?これから悪化するのかこのままなのかは作者にもわかりません!末期にはならないはず!タブン




