45話:ランクアップと野望
修正>
43話:全開が前回になっていたため修正。指摘して下さった方ありがとうございます。
ユニークゴブリンに対してスキル奪ってボコボコにしちゃえば?と言う御意見を頂きました。
いつもそんな感じだったのでたまには方向性を変えてみよう!と言う事で本編のようになっちゃいました。後悔はしてないです!戦闘描写難しい・・・。
対人向きのスキルに関する意見を頂きました。対人向きのスキルって何があるんでしょう・・・?ゴーゴンの目の様な石化する邪眼?対象の時間を操るスキル?・・・どうもイメージが湧かないので、対人に向くスキルと言えばこれ!と言えるようなスキルを募集します!アイディア等気軽に感想欄に書いて頂けると有難いです。
以上、長くなりましたが感想の御返事です。以下本編の方をお楽しみください<(_ _)>
愁の脅しに顔を真っ青にしたリム。しかしそれが本当だとは到底思えなかった。
「冗談・・・ですよね?」
恐る恐る確認してくるリム。それを否定しようと愁が口を開きかけるがそれよりも早くハクが話し始めた。
「冗談ではないですね。御主人様が本気になれば世界の半分を一瞬で崩壊させることが可能だと思われます。それにパーマナリアの都市でしたら本来の1割の力すら必要ないかと思われます。私のような奴隷に言われるのも気に障るかもしれませんが・・・御主人様の事はリム様の御心内に留めておくことを強くお勧めします。例えギルドマスターやギルド関係の職員とはいえ御主人様にしつこくするようだったら御主人様はリム様であろうとも容赦なく殺すと思われます。それに私やルナさんに手を出した場合も同様の処置がなされるかと・・・」
ハクの発言に驚くリム。パーマナリア程の都市を滅ぼすのに1割の力も必要としない?しかも本気になれば世界の半分を崩壊?有り得ない。普通ならそう考えるだろう。しかし目の前にいるのは冒険者登録の頃から謎が多い人。先程の戦闘しかり聖獣の眷獣であるユニコーンを従えている事実があるせいで普通に考えることが出来ない。でもギルドマスターには報告しろと言う命令が・・・
自分の内心で悩むリム。そしてしばらくして1つの結論に至った。保留、つまりは現状維持である。
「わかりました。とりあえずの報告は推測でもしないでおこうと思います。それにシュウさんに対する詮索も私からはしないでおこうと思います。それとそろそろ戻らないと野営をする羽目になります」
「それもそうですね」
そう言った愁は6階層目の最初の部屋にある転移の間に向けて足を進めた。ボスを倒した次の層の最初の小部屋に1階層目まで戻る事の出来る転移の間が存在する。この小部屋に入り書かれている魔方陣の上に立って魔力を流すと1階層目に転移できるという仕組みになっている。
転移の間を利用して戻った4人は早速馬車に乗ってパーマナリアの都市へと向かった。
―――…――…―――
パーマナリアへと着いた4人はギルドへと向かった。そして着いてからリムから試験合格を言い渡された愁とハクとルナは晴れてCランク冒険者となった。そしてギルドにてユニークモンスターの核を大金貨2枚で買い取って貰った。
「良い感じに資金が溜まって来たな」
「ですね、そんなにたくさんのお金をどのようにするんですか?」
「俺にはいくつかやりたい事がある。つまりは野望の様なものだな」
「御主人様の野望を聞かせてもらえますか?」
「構わないよ。その前にここだと目立つから家に帰らないかい?」
「・・・そうですね」
愁の発言に周りを見渡したハクとルナを連れて3人は家に向かった。
―――…――…―――
「御主人様、御主人様の野望って何ですか?」
家に帰って早速ハクが尋ねる。
「俺は昔からある動物が好きなんだ。その動物の獣人を見たい、それが俺の野望だ」
「ちなみにその動物とはなんですか?」
「ウサギ!」
愁は何故かウサギが好きであった。小学生の頃、生き物係になっていた愁は飼育小屋にいたウサギによく餌を与えていたせいか、いつの間にか好きな動物がウサギになっていたのである。
「ウサギの獣人は男女ともに見目が麗しいから愛玩用の奴隷として人気が高く、ほぼ全てを貴族が独占している状態です」
「愛玩用ねー・・・俺はその用途には興味が無いかなー」
そう言いながらハクを見ると「ウサギ!」と言った時の顔に比べて明らかに明るい顔になっていた。
「でしたら奴隷オークションに参加してみてはいかがでしょうか?運が良ければ気に入ったウサギの奴隷が落とせるかもしれませんよ?」
「んじゃ、行くだけ行ってみるか・・・」
そんなこんなで奴隷オークションに参加することになった愁達だがこの決断を後悔することになったのはまだ先の話である。
ちなみに奴隷オークションとは年に3度程行われる奴隷のオークションで普段、店に並んでいる奴隷に比べて上質な奴隷が揃っている。そんなオークションは少し名前の売れた冒険者や貴族たちが主な参加者である。
「オークションに参加するとなれば出来るだけ金を稼ぐか。明日から迷宮に潜るか?それとも依頼をこなすか?」
「私的には依頼をこなすよりも迷宮の方が稼げると思います」
「私もそう思います」
ハクとルナは迷宮に行くことに同意した。こうしてしばらくお金を貯める事にした3人であった。
ちなみにその日の晩、ランクアップ試験やらで御留守になっていたせいか・・・
「御主人様~」
「シュウさん~」
ハクとルナが瞳をウルウルさせながら愁に言い寄る。簡単に言うと溜まっていたのである。特にハクは積極的に愁を求めていた。2回目が終わった辺りから何かしらのスイッチが入ってしまったのか、制御が効かないほど狂おしく愁の事を求めた。結果として言うと、ハクは計5回、ルナは2回行った。
終わった後、愁は気絶するようにベッドへと倒れて夢の世界へと旅立った。そんな愁を見たハクとルナは愁を抱き枕にするようにして眠りに落ちた。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
最近3DSのテ〇ーのワンダーランド3Dにはまり気味の作者です!
次回は本日中、遅くても明日には投稿する予定です。




