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42話:ランクアップ試験Ⅰ

修正>


31話:スキルの部分に体術Ⅴが抜けていたため修正。


38話:使ってが使てになっていたため修正。スキルの部分に闇魔法Ⅴが抜けていたため修正。


41話:多分さえも使わないと思うの部分に紅鴉が抜けていたため修正。ユニークモンスターを倒した際の説明文の「しかしユニークモンスターを撃退すると超高額のドロップアイテムと討伐したパーティー、もしくは個人討伐の場合はその個人に名前が付く。パーティーの場合はパーティーネームが、個人の場合は二つ名がつく。」の部分が日本語として色々おかしいため「しかしユニークモンスターを撃退すると超高額のドロップアイテムと討伐したのがパーティーの場合はパーティーネームが、個人の場合は二つ名がつく。」に修正しました。現在が現愛になっていたため修正。


以上のミスを指摘してくれた皆様、御指摘ありがとうございます。



進行が非常に淡々としているという意見を頂きました。これに関して言えば作者自身の性格が非常に影響しているとしか言えません。今後は少しずつ改善していけたらなーと思います。御意見ありがとうございました。


転移者の残り4人に関して言えば、主人公以上にアホです。愁の年齢や発言から愁はいくつかのラノベを読んでいます。そのためスキルを隠さないでいたら追いかけられるという展開をある程度予想できていたため『隠秘』のスキルを取りましたが、そんな発想は他の4人になかったため神の呼び出しが発生したという事になります。その時の話はそのうち書こうと思いますので楽しみにしていただけると有難いです。


転移者に関して、他の4人が愁のスキルの量に無関心なのかという意見を頂きましたが、愁のステータスは以前同様偽装のレベル13のステータスです。他の人たちにはそのステータスが見えているためそれを本当のステータスと思い込んでいます。愁自身7つのスキルを貰ったので色々おかしな部分は存在しますが上記に述べたようにアホなので偽装ステータスを本当のステータスと信じ込んでいます。


ノクターンに進出しないのか?と言う意見を頂きましたが、ノクターンに書けるような内容が存在しないため今のところは書く予定はないです。


新しい武器が刀で二刀流を期待した方々、期待を裏切ってしまい申し訳ないですorz


以上感想の御返事でした<(_ _)>

 愁とハクとルナはギルドへ着くとリムに話しかけ早速ランクアップ試験を行う事にした。試験内容は事前に言った通りパーマナリアの迷宮の5階層目の突破であった。移動はいつもならワープを使うとこであるが、今回は馬車に乗って移動することにしている。極力リムやギルドの人たちには自らのスキルに関する情報を渡したくないからである。渡してしまうと他の4人の転移者の二の舞になるからである。愁の場合は如何様にもなるが・・・


 パーマナリアの街を出て30分もすれば迷宮の入り口に到着した。今まで和気藹々としたムードの漂っていた愁達であるが迷宮に着いてからは、流石に雰囲気が変わった。


「今からランクアップ試験を行います。ルールはギルドでもある程度話しましたが、試験内容は1階層から始めて5階層目を突破する事です。私も一応パーティーに入りますが一切関与はしません。自らの判断で動いて下さい。何か質問はありますか?」


 リムが最終確認とばかりに試験内容を説明した後ハクが質問をした。


「試験内容はギルドマスターには報告されるんですよね?その時に私達が使ったであろうスキル等も報告されるんですか?」


「普通はスキルの報告はしませんが、シュウさんに関して言えばスキルに関して謎が多いので報告はする予定です」


「俺だけかよ・・・」


 リムの話を聞いて愁は『orz』と言わんばかりに地面に項垂れた。


「他には質問はないですか?」


「試験は何日以内に終わらせないといけないと言った様な期限はあるのー?」


 今度はルナが質問をする。


「特には言われてないが流石に1週間以上かかるようだと問題がありますね。他にはありますか?」


 リムが質問に答えた後聞くも愁達は特に質問が無かった。


「では試験開始です」


 リムのその言葉と共に愁とハクとルナとリムは迷宮に入った。



―――…――…―――


 1階層目に入った4人はハクがマッピングと探知、愁が探知のスキルを使った状態でいる。一応リムにも探知Ⅲのスキルがあるが範囲も精度も愁とハクとは比べ物にならない。しばらく歩いていると愁の探知にゴブリンが引っ掛かった。出来る限り戦闘を避けたい愁はゴブリンを避ける道を通って行った。そんな感じでゴブリンを避けながら歩いていると、ほとんど動かないゴブリンの集団が探知に引っかかった。怪しいと感じた愁はその方向に足を進めた。すると下の階へと降りる階段付近にたむろするゴブリン3体を目視出来た。


「ハクは下の階のマッピングの準備をしてくれ。ゴブリンは俺とルナでやる」


 そう小声で伝えるとハクとルナは小さく「了解」と言った。それを聞いた愁とルナはゴブリンに向けて走った。それに気づいたゴブリンであったが、即座に愁の魔銀と聖銀の剣、ルナの短剣の錆となった。


「ハク、終わったけど準備できてる?」


「大丈夫です、御主人様」


「んじゃ少し休憩して下の階へと行こう」


 そう言った愁はアイテムボックスの中から水筒を取り出した。それをハク、ルナ、リムに渡して30分ほど休憩を取った。その最中も愁はしっかりと探知を使い辺りの警戒を怠らなかった。しかし特に魔物は近づかなかったので杞憂に終わった。



―――…――…―――


 極力魔物を回避し続けたおかげか、2階層目では1度も魔物と遭遇せずに下の階へと行く階段を見つけた。しかし3階層目で事件が起きた。4階層目に降りる階段のところにゴブリンが10体ほど群がっているのである。愁の魔法を使えば一発であるが魔法が使えない現状、1体1体片付ける必要がある。戦闘時間が延びる事は怪我や死に直結する。困った愁はハクとルナと作戦を考え始めた。


「どうする?」


「私が幾度か範囲攻撃で足止めをするのでその間に殲滅することは出来ますか?」


「6体ぐらいが限度だろうな」


「じゃあ、私に任せてくれます?たまにはスキルを使おうと思うので」


 そう言いだしたのはルナであった。ルナ自身ユニコーンと言うペガサスの眷獣である。ペガサスが雷の特性を持っていることからルナも雷関連のスキルを持っている。ステータスは以下のようになっている。


名前:ルナ

レベル:85

ギフトスキル>

・スパーク

・レクスボルト

・迅雷

・加速Ⅴ

・守護

・真実の目

・擬人化

スキル>

・鑑定Ⅳ

・言語能力Ⅴ

・気配遮断Ⅳ

・探知Ⅳ


 ルナは擬人化を解いてユニコーンの姿となった。そして迅雷を使って集団の中心まで移動した。その際に3体のゴブリンが迅雷に巻き込まれて麻痺する。しばらくしてそれに気づいたゴブリン達はルナに向けて突進する。するとルナが纏っていた雷が球形状に膨れ上がった。スパークを使ったのである。それで残ったゴブリン達も戦闘不能の状態に陥った。


「終わりました」


 そう言って擬人化をしていつもの人型に戻るルナ。それを愁とハクとリムは開いた口が塞がらない状態にあった。そんな状態から2分もすると復活した愁とハクはゴブリンにとどめを刺してドロップアイテムを回収した。


「んじゃ4階に行きますか」


 そう言って愁達は4階層目に足を進めた。ちなみにこの時までに掛かった時間は約8時間。外ではそろそろ夜の9時になろうとしていた。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


次回は今日中に投稿する予定です。遅くても明日には投稿します!

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