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第10話

感想、ブクマ、評価よろしくお願いします。


「まあ、まあ、まあ。落ち着いて。ほら、仲良くしようよ。ゲームなんだからさ。そんなに怒ることないだろう?」


「あぁ? なんだぁテメェ!」


 大柄な男がひとり、小柄な男がふたり。

 小柄な男が俺を下から睨め付ける。

 女の子は警戒の眼差しをこちらにも向けていた。


「俺達ぁこの女に用があるんだ。男は消えな」


「そういうわけにはいかない。その子、困ってるだろ? やめてやれよ、イジメみたいだぜ? 情けないと思わないのか?」


「なんだとぉ、テメェ!」


 小柄な男が殴りかかってきたので、横に避けて、手首を掴み、もう片手で胸倉を掴んで店の外まで投げ飛ばした。

 おぉ、と歓声が聞こえる。

 女の子は唖然としていた。


「テメェ……その身のこなし、警察か? 自衛隊か?」


「さぁ、どうかな。ゲームの中なんだ、公権力に暴力を振るわれたなんて情けない泣き言でも喚くつもりなら、やめとけよ、これ以上自分の品位を下げる必要ないだろ」


 突撃殴りかかられたのもあって、少しばかり苛立ちが募っているのか、嫌味な口調が出てきた。すると大柄な男は眉間に皺をつくって、顔を真っ赤にする。


「言うじゃねえか。おい、お前……PKバトルでケリ付けるぞ。まさかレベル20以下ってことはあるめえよ」


「まぁ、出来るちゃあ出来るが」


「よし、来い! 表でろ! PVPだ!」

 

 

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