ビシソワーズ&チキンのトマト煮
昨日は走ったので、今日はゆっくりの予定。だったのですが、目覚ましをセットしなおし忘れていたので、昨日と同じ時間。
流石に走るつもりはなかったのですが、折角起きたので素振りだけでもすることに。
魔力に余裕もあるので偶にやっている魔力の玉を作ってそれを回しながら更に集中して木刀の素振り。走るときの半分ぐらいの時間で一段落。
びっしょりと汗をかいたので、しっかりと水浴びをしてやる気もみなぎる感じ。
「朝ごはんにするかな」
コーンフレークとグラノーラを適当に入れて牛乳を入れてサクッと朝ごはん。
「おはようございまふ」
「おはよう、精霊。少し食べる?」
「お願いします」
自分の分は食べ終ったので、精霊の分を作って少しコーヒーでも飲んで朝からブレイクタイム。
「今日、なにつくろう」
休憩を終えて、お昼を今日もゆっくり考えることに。
朝から結構汗をかいたので、さっぱりとしたものが食べたい気分。
「さっぱりのスープ?だとどうしても卵がちらつくか……」
酸辣湯の様な酸っぱ辛いモノやシンプルに卵わかめなどが浮かびます。
でも卵は昨日皆さんも食べているので、出来れば別にしたいところ。
「後は冷えているとか?」
冷えているスープ。冷やす必要があるので先に作らないといけませんが、それほど難しいものを作るつもりが無ければ結構簡単にできそう。
「冷えているスープにするか」
思い付いたのは真っ白なスープ。
「冷えているスープを作るのですか?」
精霊が聞いてきます。
「うん。アレは美味しいよ」
「それは楽しみですね」
精霊ものろのろとですが朝食を終えたようで、一緒に食器を片付けて調理を開始するとしましょう。
という事でまずは冷製のスープから。
使う食材はたったの二つ、ジャガイモとタマネギ。
ジャガイモは皮を剥いて、芽を取ってスライスしたらいちょう切り。タマネギは皮を剥いて、薄切りに。この時出来るだけ薄く。まぁ、後でどうにでもなるのですが気持ち薄い方がいい感じ。
スープの準備はこれで十分。
フライパンにバターを敷いて、タマネギから炒めます。少ししんなりしてきたらじゃがいもも一緒に炒めます。
ある程度火が通った感じがして来たら、コンソメスープを。
家だったら、コンソメ顆粒とお水を入れてあげればオッケー。
ジャガイモが煮崩れる程度までしっかりと火を入れたら火を止めて牛乳を入れて全体を混ぜます。
あとは中の具を潰すだけ。わざと触感を残すようなスープにしてもいいですし、フードプロセッサーなどで一気に滑らかになるまで撹拌してもいい感じ。わざと触感を残すスープはちょっとした食べるスープになるのでこれはこれで個人的には好きな感じ。
ただ、お店でお客さんに出すとなると流石にちょっと気を使いたくなるので、今日はフードプロセッサーでサッサと撹拌。
それが終ったら、鍋などに戻して冷蔵庫で冷やせば冷製のビシソワーズの完成です。
「これでスープはオッケー」
メインはここの所ご飯が多かったので麺の予定。
スープに合わせるとなれば、パスタがいいかな?
「白いスープだから、パスタは赤?」
赤で思い付くのはやっぱりトマト。
トマトのパスタに何が入っていると嬉しいか考えていると、ぴょこんと出てきたのはナス。そして、何故かそれを食べようとする鶏。
想像が何か不思議な方向へ行っている気がしますが、何となく一品にはなりそう。
「とりあえず、形にしてみよう」
冷蔵庫から取り出すのは鶏もも肉。
あまり小さすぎても食べた感じがしないので、一口大に切りそろえて酒を掛けて塩とコショウを振って下味も少しつけておきます。
ナスを手に取る前に、トマトと一緒ならばやはりタマネギ。
煮込む事を考えて、タマネギは皮を剥いたら賽の目に。
「そうだ、煮込めばちょうどいいや」
そうと決まれば、あとはきのこも少し欲しいので、しめじ辺りを今日はチョイス。適当に手でほぐしておきます。
フライパンを用意して、さっきと同じような感じ。
バターを敷いて、今度は鶏肉から炒めます。色が変わってきたら反対にひっくり返して、タマネギとしめじを一緒に入れて炒めます。
鶏の油を吸って、タマネギの色が薄くなって来たらメインのトマト。
ホール缶を入れてもいいですし、生のトマトを入れてもオッケー。
もし、生のトマトを入れる場合はちょっとだけ面倒ですが湯剥きをしましょう。口当たりが全然違ってお勧めです。
メインのパスタを入れるためにもこのまま煮込みたいので、ここに他の具材も。
ローリエやローズマリーなど香草を入れて、砂糖、塩など味を調えるものも。
ぐっと味に深みを出したいのでコンソメスープも入れましょう。
和風に隠し味を入れるのであれば醤油を少しというのもいいですし、更にコクをというのであればオイスターソースも個人的には好みです。
「雅?それを入れるのです?」
オイスターソースを入れようとすると精霊が聞いてきます。
「入れるといっても、コレだけだよ?」
スプーンで一杯程度のほんの少し。隠し味なのでトマト煮込みを食べても勿論味が分かることはありません。
「入れて、変わります?」
「んー、隠し味だからね。劇的にこうなにか変わるわけじゃないんだけど」
「そういうモノですか」
「うん。カレーにチョコレートとかリンゴのすりおろしとかもあるけど、カレー以上に味としては出てこないでしょ?」
隠してあるからこその美味しさ。表に出ない量だからこその美味さです。
「カレーの味だけで十分では?」
「奥深い味になるって事だけど?」
「あー。あの奥深さは隠し味によるものという事で?」
「全てがというわけじゃないけどね」
「何となく大事なのはわかりました」
隠し味はそのぐらいで十分だと思うので、とりあえず話はいったん終わり。
「雅、そのナスはどうするのです?」
なすだけが一つポツンと残ります。
「あー、これは仕上げに使うの」
切ってしまうとあく抜きや色落ちを防ぐ必要もあるので、ナスは提供前に調理することに。どのみち注文が入ってからパスタを茹でるので、その時に時間は多少あります。
「んー、もう一品作ろうかなぁ……」
頭に浮かんだのは箸休めの様な一品。
「まだ何か作るのです?」
「迷っているけどね」
僕の言葉に、精霊は不思議な動きをして答えます。
「とりあえず、最近覚えたのは少し待てばさらにおいしいものになるという事なので、今日のお昼が終るまでは試食は待ちます」
「……今日はそれほど変化ないと思うけど?」
「でも、がーさんがよくわからない注文をすると、思いもよらないものが出て来るので」
精霊が少しずつ成長しているような気がする発言をしていますが、まあ気にしない事に。
いい感じにチキンのトマト煮が煮えてきているのでちょっとだけお腹が減ってきました。
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