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レモンおろしそうめん

 出来ることが増えた喜びと抜いた昼ご飯がいい感じにマッチをしたのか、小さくクーとお腹が鳴ります。

「少し早いけど、何か作るかな」

 まだ夕方より少し早い時間なのもあってか、部屋は少しいつもより明るい気がしますがとりあえず厨房へ。

「お昼はどうしても油モノばっかりになっちゃったからアッサリがいいかなぁ」

 アッサリで最初に思い付いたのはポン酢。

 ただポン酢だけでは料理にはなりません。

「んー、麺、パン、飯で考えるとやっぱり一番今楽なのは麺かなぁ」

 主食をコレと決めてからの方が思い浮かぶだろうと口に出してみるとやっぱり好きな麺が一番早くて楽。

 更に麺の中でもパスタは昼に使ったので除外。

 あまり待たずに食べたい今の気分だと冷凍のうどんかそうめん辺りが早くていいかな。

「どっちでもいいか。あー、でもつるっといくならそうめんかなぁ」

 うどんもつるっと食べられるものもありますが、どちらかといえばコシがしっかりしている方が僕は得意なので今の気分には合わず。

 そうなると、そうめんでサッパリ。

 とりあえず麺を茹でればそれだけでも食べられるのでお湯を沸かすことに。

「遅いお昼?それとも早い夕食でしょうか?」

 もちろん現れた精霊が聞いてきます。

「夕食の感じが強いかな。とりあえず茹でてそれを食べてからと思ってね」

「まだ私は気分ではないのと言いたいところですが、この後夕食作らない可能性ありますよね?」

 あくまで自分のご飯の心配ですが、言われてみればここで作ったらこの後は作らないでしょう。

「……そうだね。今食べたらお風呂にゆっくり浸かって寝ちゃうかも」

「では、私も一緒に食べます」

「ん。分かった」

 そうめんなのでお湯が沸いたら麺を入れて一分少々。

 すぐに茹で上がるので、ザルにあげて流水で麺をしめたらとりあえずの出来上がり。

 冷蔵庫から麺つゆを取り出して、希釈用ですがそこに入れるのは氷。

「とりあえず、いただきます」

 箸である程度を取ると、そのままつゆへ。

 啜ってしまうとすぐに消えるようにそうめんは無くなります。

「これは、盲点でした」

 横で精霊が言います。

「どうしたのさ?」

「私はいつも食べる時にそう言ったモノを使うことが無いので、麺を汁につけて食べる等の時にはどうにも少し遅れる様で、コレは改善が必要かもしれません」

 言われてみれば、明石焼きの時も僕がわざわざやっていた気が。

「ちょっと待っていて」

 麺つゆにそうめんを入れてあげると啜る音はありませんが麺がスルスルと玉に吸い取られていきます。その感じは少し不思議な滝のような感じ。

 精霊のお手伝いをしながらもそうめんを食べ終えたら、逆にお腹が減った感じに。

 それとこの食べ方だと結構面倒な事も分かって来たので、一人前ずつ作る方向に。

「少し待てる?」

「ええ。個別のほうがお互い楽そうですね?」

「うん。ゆっくり食べにくいね。そこも考えるよ」

 という事でもう一度そうめんを茹でるつもりなのですが、味も折角なら変えたいところ。

 もっとさっぱりさせるなら、柑橘系?

 いや、口当たりを優しくするとか?

 色々と浮かんでは消えて、とりあえず考えている時間がもったいない事に気が付きます。

「困った時は混ぜてみるか」

 麺を茹でる前にちょっとだけ準備を。

 大根を半分に切って、皮を剥いたらおろし器で大根おろしを作ります。二人分なので半分は少し多い気がしますが、別に困らないはず。

 次に用意するのはレモン。

 無農薬の国産品なので軽く流水洗いで大丈夫、なハズ。もし国産じゃない時やワックス、防カビ剤などがある場合は食器用洗剤や重曹を使って洗えばいいらしいのですがそこまで詳しくやったことが無いのでちょっと精霊に聞かないといけないかもしれません。

 とりあえずレモンは半分に切って、数枚真ん中の厚い部分をまるくスライス。

 材料としてはこれぐらいでいいかな。

 あとは麺つゆ。さっきは普通の色としては黒い感じの麺つゆを使いましたが、今回はちょっとだけ拘って白だし系でいきたいところ。

 本当はいつも通りの出汁をとって、濃い口しょうゆを入れる所を薄口に変えて色を極力付けないようにした澄んだ出汁を準備するところですが、精霊と二人でお客さんに出すわけではないご飯なので、色々と工夫します。

 とりあえずさっきと一緒の希釈用の麺つゆを器に入れて、思いっきり水で希釈。

 かなり味が薄そうに見えますが、そこに昆布茶、塩、みりん。

 味をみて、少し薄いか?程度が丁度いい感じ。

 汁がこれでできたので、後はもう一度麺を茹でるだけ。

「色々と準備をしたようですが?」

「さっきの素のそうめんも悪くないけどね、多分こっちの方があっさり食べられると思うよ」

 精霊が聞いてくるので、答えながらも手は止めず。

 もう一度お湯を沸かします。

 麺は先程と一緒なのですぐ茹であがります。

 水でシメるところまでは変わらずですが、盛りつけが今回はあります。

 折角なので透明な容器を用意したら、先につゆから。

 次にそうめんを入れて、レモンのスライスを数枚散らして、絞る用のレモンも添えます。

 真ん中にこれでもかという程たっぷりと大根おろしを乗せれば出来上がり。

「おおー、綺麗ですね」

「うん、いい色だよね」

 透明な容器の真ん中にはドンと白いおろしの山その裾野にレモンがパラパラとあって、下のツユは透明に近い色。

「最初はそのままで、次からレモンを絞って、あとはおろしをツユに落としても味が変化する感じだね。おろしに醤油やポン酢を少しかけても合うから。色々と楽しんで食べてみて」

 簡単だけど、さっぱり美味しいレモンおろしそうめんの出来上がり。

 とりあえず一口。

 さっきと少し違うサッパリなそうめんで、食欲も少し刺激されて食べやすく。

 二口目はおろしを一緒に。

 大根おろし特有の辛さがそうめんのさっぱりと丁度いい感じ。

 三口目はレモンを少し絞って。

 口いっぱいに柑橘のさっぱりとツユの塩味がいい感じにマッチ。

「んー、いいね」

 横を見ると色々楽しんでいる感じの精霊。

「最高です。さっぱりと、ピリッとくる辛味と、ちょっと酸っぱーと」

 どうやら今日の夕飯、これでサクッと終れそうです。




今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります


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― 新着の感想 ―
[一言] 良いですねぇ、いろんなそーめん。 1番は、いや1番の発見は麺つゆに氷だけ。 気が付かなかったァー。すぐやるべし。
[良い点] 美味しそうな晩ご飯ですね〜コレからの食欲の落ちた時に、試してみます。 とりあえずーー素麺と、ツユは常備しとかないとーーー(⌒▽⌒) 後、レモンと大根も忘れずに、確保してサッパリ素麺食べてみ…
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