★ダンジョン136
祝!一周年&次で400話
偏に読者の皆様のおかげですm<__>m誠にありがとうございます
記念になっているのかは分かりませんが、いつもよりも多めに更新予定です
楽しんでいただけると幸いです
この部屋も何も落ちていないので、すぐに次の部屋へ移動。
通路を進んで行くと次の部屋が見えます。
「アイテムっぽいものが見えますよ」
「今回あまりアイテムが出ていないからそろそろいいモノがあると嬉しいけどね」
通路を進み切って次の部屋に入ると、落ちているのはビンと腕輪。
「そう言えばビンも使っていませんね」
「だねぇ。ついつい使い忘れちゃうよね」
落ちていたビンは青色でサイドポケットに回収。同じ要領で腕輪もリュックに仕舞っていると、出て来たのはレッドハンドゴーレム。
キョロキョロと首を回す様に手のひらをクルクルと回して安全確認をしているように見えます。
反対側の通路から来たので少し構えますが、あまりやる気はないみたいで少しぐったりしている感じ。
「戦う気無さそうだね」
「やっちゃいます?」
「やる気無さそうだし、いいや」
弱っていてもやる気満々でこっちに危害を加えて来るのであれば敵なのですが、パッと見た感じ疲れているサラリーマンのような状態。
その折れ曲がった感じは背中を丸めて歩き、公園のベンチで哀愁を漂わせているのと変わりなく見えます。
近くにいたからという理由だけで倒すのかと言われると良心の呵責というか、流石に攻めようとは思えず。
「放っておいて、階段を探そう」
どうやらこの部屋でゆっくりしたいようなので視線に入らないように注意しながら別の通路へ。
今回の通路はかなりグネグネしていて今までにない感じ。
「当たりの通路かな?」
「そんなの今までもありませんでしたよね?」
「でもなんというか当たりっぽく感じない?」
「感じるかどうかだと難しいですけど、まあ言わんとしている事は分かります」
グネグネが弱まってやっと通路が終るという所まで来たのですが、
「当たりと言えば当たりでしたね?」
「ハズレともいえるけどね」
結論だけで言えば階段を見つけたので当たりなのですが、かなり広い部屋。
そして広い部屋という事は、多数のモンスターもいるわけで。
「全部倒すか、倒さないで階段に駆けこむにしても、何匹かはやらないとダメだね」
「魔力を使いきる勢いでやるのも手ですね」
「まあ、それもありだね」
使い切ると大変だというのを思い出したのですが、ダンジョンを出れば体力は回復するので多少の無茶は出来ます。
チラッと中を覗き込むと見えるのは大量のモンスター。
なのですが、今までと毛色は違う感じ。
「これなら全部倒せるかもしれない」
「大丈夫ですか?」
「まあ、無理しなければいけるかな」
遠目で見たので凄くわかりやすい状態になっていたので気が付いたのですが、今までのモンスターハウスはある程度けん制し合っても最終的に全部がこちらを向いてくる形だったのですが、ココにいるのはキャッソワリを含むモンスター達。
キャッソワリは三体程いて、お互いに自分の陣地を主張しているのかある程度離れた位置に三体、お互いがお互いを睨み合っている状態。
そしてその間を縫うようにレッドハンドゴーレムが数体に奥の方にレッドラットとレッドスライムが見えている状態。
今の所はまだモンスターに気が付かれていないので問題はなさそうですが、もし見つかったとしてもキャッソワリは多分自分の陣地を大事にしそうに見えます。
「キャッソワリって火を食べるって言っていたよね?」
「ええ、らしいですという情報ですが」
「試してみよう」
通路から想像するのは火の玉。
どういうのが美味しいのかは分からないので、とりあえず普通の破裂するタイプではなくただの火の玉を想像して言葉による確定を。
「ファイヤーボール」
右手の上に出来たそれをゆっくりとフワフワ移動するような感じを想像して三匹のど真ん中へ投げ込んでみます。
「ぐええぇ」
「ぐええぇ」
「ぐええぇ」
三匹が同時にそれに気が付いて、一気に駆け寄っていきます。
一番手前にいた一匹が最初に火の玉に近づけたみたいで、近づくと同時に大きな口を開けてパクリとそれを口の中へ。
火の玉が喉を通っているのが分かるぐらいゴクンと飲み込むのを見ていると、残りの二匹が怒り狂って爪による同士討ちを始めます。
食べた一匹を他の二匹が狙って攻撃。
二匹の攻撃を一匹が上手く捌けるわけも無く、一匹分の爪の攻撃が当たってしまいます。
それに気を良くしたのかもう一匹も爪による引っ掻き。
三匹がてんやわんやとやっているのでそれを少し眺めていると、最終的には三匹がお互いを攻撃し合う状態に。
これでこちらを向いているモンスターはいない状態になったので、やるのは今回生み出したばかりのアレ。
取り出した状態だと魔力を使うので刀に手を掛けた状態で通路の先まで進むのですが、想像は先に。
水に圧力をかけて一気に噴出する威力をそのまま刀に纏わせた鋭く何でも切れる刀。
「水刀っ!」
長さは部屋中、長くも短くもなる様に見える範囲一杯に。
腰から刀を抜いて左から右へスパッと。
高さはあまり高いとレッドハンドゴーレムが切れないので、少し低めに横薙ぎを。
切り終ると同時に、すぐに魔力を解いてあげると右手にはただの刀がある状態に。
そして一気に切れていた全てが煙になって魔石を落とします。
「おおぉ、スパッとイケましたね?」
「イケたけど、魔力消費が半端ないから要改良だね」
「魔石の回収とこれで今回の探索は終わりですね」
「だねぇ」
落ちている魔石は小と中。
小が九つと中が一つ。
「これだけ広いのにアイテム無しとは残念です」
「本当にね。まあとりあえず階段に入って探索を終ろう」
「ですね」
魔石の回収をしてリュックに入れて階段を降りるといつもの様に脇道が。
そこに入って、水筒の中身を少しだけ飲んで休憩を。
「このままギルドですか?」
「かなぁ」
「一度家で着こんできますので、お店で鑑定換金をして待っていてください」
「了解」
とりあえずのいつも通りの方針を決めて転送装置で一階に戻ります。
すーっと精霊がここを出ていくのを追いかけるように出口へ向かってギルド職員さんにギルドカードを渡してチェックを受けて今回の探索も終了。
「何かいいアイテムでも拾っているといいんだけどなぁ」
今回の探索もとりあえず終わり。
特殊階層だったこともあって色々と考える事もありますが、とりあえず無事終ってよかったという感想しかない感じ。
あ、水の範囲魔法もどうにかしないと。
まだまだやることはありそうです。
いつも通り一時間後に次を
お待たせして申し訳ありません




