表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
380/1825

★ダンジョンの話

★話なのでいつも通りもう一話あります

 昨日は精霊が夕飯を作ってくれたので自分で作らない夕飯はやはり嬉しいものでご飯ご飯と催促をして来るとはいえ感謝は感謝。

 美味しい夕飯を食べてお風呂や雑事を済ませて寝る時間も早くなります。

 そんな昨日があったので、今朝は早くスッキリと起きられたので音を立てないよう静かに動きながら小銭をポケットに入れていつものランニング。

 精霊のご飯を昨日も食べて人の作ってくれる食べ物がより恋しくなっているのか、今日はいつものパンを買う予定なのですがいつも以上に食べたい気持ちが強い感じ。

 ぐるりと街を一周するように今日も走るのですが、結構早い時間にもかかわらずギルド周りは人がいて、さながら何かのイベントでも始まる様な人だまり。

 少しだけ足を遅めて視線を泳がせるといつもの制服を着ているギルド職員さんを発見。


「あの、この人達は?」

「今日は月一回の階層突破の日ですから」

「階層突破?ですか」

「ああ、ダンジョンに行く人ではないのですね。特定階層はギミックが色々とあるので集団でも突破が難しいと言われているので、ギルドで人を集めて一気に突破をする、まあイベントと言うか感じとしては昇格試験みたいな感じですかね」

「なるほど。そういうのもあるのですね」

「団体用ダンジョンで毎月やっていますが、ダンジョンには潜っていない一般の方です?」


 僕の事を見定める様にパッと見られていますが、まあ今の格好もあって一般人に見えたみたい。


「あー、一応ソロの方は結構潜らせてもらっています。団体用はからっきしですけどね」

「ソロの方ですか。最近人が増えてきていますよね。まあある程度でどうしても頭打ちでしょうけどね」


 そう言えば別の人も同じような事を言っていた気がしたので確認を取ってみることに。


「この間も別の人がそう言っていましたが、何かあるのです?」

「今どの位を行っているのです?その感じですとまだかなり先の話になりそうですけど」

「あー、一応四十階ぐらいですね」

「四十!?かなり進んでいますね。特殊階層をどうにかできる感じにはあまり見えませんが……凄い人なのですね」


 いきなり褒められてしまってちょっと恐縮で、手を振る様にいえいえと。


「そこまで行っているのであれば、もう少しでとなりそうですが階層でいうと五十六階でソロは進めないと言われています」

「五十六階ですか?」

「ええ、ギルドマスターや他の人に確認を取っていただいても問題ありませんよ?」

「あ、いえ。信じていないわけではないのですが」

「団体の方に行っていれば分かりやすいのですが、かなり特殊階層で」

「特殊階層ですか」

「ええ。団体だと今日の様な形で人を募れますが、ソロではどうしても自分の実力がモノを言うので……と、すみません。呼ばれてしまいました」


 ギルド職員さんは他の職員さんに呼ばれたようで申し訳なさそうに頭を下げるとすぐにもう一人の職員の方へ。

 引き留めるつもりも無かったので、すぐにこちらも頭を下げてランニングに戻るつもり。


「五十六階の特殊階層か。帰ったら精霊に聞いてみるかな」


 そのままランニングを再開して東を抜けて南へ。

 いつものおばちゃんの所で今日もサンドイッチを買って朝ごはんの入った重さのある袋を片手に家に戻ります。


「ただいま」

「おかえりなさい」


 少しだけ話してしまったのもあったのでいつもより少しだけ遅いのですが、精霊も起きていて朝食を待っていた様子。


「朝食ですね?」

「そそ。食べようか」


 一人一つずつの朝食を食べながら、精霊に確認するのはさっきの職員さんとの会話。


「今朝さ、ギルドの近くを走っていた時に階層突破のイベント?みたいなのにあったんだけど、ソロダンジョンも五十六階で頭打ちって聞いたんだけど、精霊は知っている?」

「五十六階?ああ、一応知っていますよ。まだすぐではないので話す必要はないかと思っていましたが、気になる感じですか?」

「まあ、今進んでいるダンジョンがここまでだよ?って人から言われたら気になるでしょ?」

「先に言うとその先は勿論あります。ただ、今は突破者がいないというだけですね」

「という事は突破することは可能って事?」

「勿論です。多分ゼロではないと記録上もなっていると思いますが?」

「あー、詳しくは聞いていなかったから」

「雅はダンジョンについてはかなり楽しんでいるみたいなので、伝えない方がいいかと思っていたのですが、聞きます?」


 そう言われてしまうと、聞きづらい所ではありますが、今は四十一階。

 言っている階層は五十六階であればそこまで遠い話でもなく感じます。


「ここまで聞いちゃっていると先に教えてほしいかな」

「まあ、情報を集めればすぐにわかる事ですからどういう階層というのだけは先に伝えておきましょうか」

「ん」


 今自分が進んでいるのが熱さを感じる火の階層。

 記憶をたどってみると、ゾロ目の階層はちょっと特殊で多分そういうのと一緒のハズ。

 そんな事を考えながら頷くと、


「五十六階は迷路の階層なのです」

「迷路の階層?」

「ええ、それで突破者が少ないという事です」

「ふーん?」


 迷路ぐらいであればそこまで難しいわけでもないと思うのですが、まあ多分意地悪と言うか何かあるのでしょう。


「かなり興味があるようですが、ゆっくり朝食を食べていてお昼は大丈夫なのです?」

「ん?そんなに時間はまだ……」


 言いながら時計を見てみると、寝坊してももう少し早い時間と感じるぐらいのかなりいい時間。


「急いでお昼を考えないと」


 慌てて残りのサンドイッチを食べて、お昼を考えるとしましょう。





今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ダンジョンも深みが出てきますね。楽しみです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ