とろみ炒め
まだ微妙ながら調理のストックはあるのですが、基本的には減る一方です(当たり前)
感想が欲しくて言っているのではありませんが(笑)案をいただけると幸いです
気が乗ったら、一言の所に材料になるモノを(例えば「ニンジン」とだけ)本当に気が乗ったらでいいので書いていただけると幸いです
出来るだけ頑張って考えてみるつもりです
気が乗ったらなので乗らなければ何もしないのも問題ありません
そして、今日も読んでいただきありがとうございます<m__m>
お昼がおわっていつものゆっくりする時間なのですが、
「雅、もうないのですか?」
「おかわりをそれだけしたんだからもう十分じゃない?」
「いえいえ、美味しいものは沢山食べたいですから」
こんな感じで精霊が食欲全開でお昼に炊いたご飯は一粒も残っていない状態に。
「もっと食べたいのですが?」
「お昼は終わりだよ」
そういって自分も食べた分を片付け始めて、お昼を完全に終わった形にして行きます。
「お夕飯が楽しみになりますね」
「今お昼おわったんだよ?」
「ん?お昼はお昼で夕飯は夕飯ですよ?」
それを聞いてこちらとしてはかなりうんざりと言う気分。
「はぁ」
思わずため息が出てしまう程。
そして溜息をついていて思い出すのはマスターのお店に来ていた主婦のお客さん。
旦那さんなのか自分の父親なのかは又聞きなので分かっていなかったのですが、朝を食べるとお昼は何?と聞かれてお昼を食べると夜は?と自分で作りもしないのにご飯を催促する人がいて大変だという愚痴をこぼしに来ていたお客さんがいました。
その時は色々と考えないといけないのは大変だろうとその程度に思っていたのですが、いざ目の前にそういう人物が出て来ると結構疲れるというか大変というか気分の一端は分かるつもり。
勿論自分も食べることは嫌いではないのですが、時間を追われるように次は?次は?と言われるのは結構苦痛に感じる事も。
「で、夕飯はどうしましょう?」
「そんなに食べたいなら夕飯は自分で作って」
思わず口から出た言葉はちょっと突き放すような感じなのですが、
「分かりました。やってみましょう!」
皮肉も通じないのか精霊が好きなように作るみたい。
まあ、作ってくれるのは構わないのですが多分ここが愚痴を言っていた人との違いでしょうか?旦那さんかお父さんは作ってくれないでしょうし、もしウチの精霊のように作ってくれたとしても食器の片付けや洗い物、出たごみの処理は結局自分がしないといけないので作ってくれてありがとうと一言で済ませることが出来るわけも殆ど確立としてない感じ。
それにと思い出すのは、アレはヤダ、コレはヤダと作ったものにさらに文句も付いてくるという話。
作るのも面倒な時に何も言わずに食べるのであればまだしも、文句を言うなと言う気分になると言っていましたが、うちの精霊はそういう事は無いのでやはりかなりましと思った方がいいのでしょうか?
「なるほど、これは疲れる……」
「ん?どうかしました?」
「いや、夕飯を楽しみにしておくね」
「バッチリやりますよ」
どうなるのかは分かりませんが、精霊がとりあえずやる気になっているのでここはお願いするところ。
ただ、このあとの予定は何も決まっていないので、
「この後どうする?いつも通りに木刀でもと思っていたけど」
「あー、私なりに色々と頑張る予定なので別行動で厨房を借りてもいいですか?」
「いいけど、大丈夫?」
「こう見えても結構お手伝いしていたじゃないですか?大丈夫です」
そこまでお手伝いしていたっけ?と、思いましたがここは言わない方が良さそう。
「ん、じゃあお願いね。いつもの所へ木刀でも磨きに行ってくるよ」
「わかりました、いってらっしゃい」
一人で木刀作りの場所に行くのはもしかして初めて?
あっちに着いてから分かれることは最近増えてきましたが、最初からいないのはあったかなと言う感じ。
ただ一人でいつもの場所へ向かって大丈夫かと少し心配してみたのですが、
「今日は人形を連れて行かなくていいのかい?」
「あ、今日は人形お留守番です」
「最初の頃に戻った感じで少し懐かしい感じだよ」
「あー、そういえばそうでしたね」
そんな会話を南の扉のいつもの人と少しして、思い出すのは精霊がずっと他の人には見えていなかった事実。
喋るのを控え色々とそう言えば気を使っていたなと思い出します。
「そう言えばそういう風に見えていたんだっけ」
自分としてはいつもそばにいたので離れている感覚は無かったので少しだけ寂しく感じます。
そしていつもの場所で木刀を磨き始めたのですが、どうにも集中が出来ない感じ。
「んー、きになっちゃって仕方がないな」
ちゃんと料理が出来るのかの心配もありますし、片付けが大変かもしれないという別の思いも少しだけあってそわそわして集中できないみたい。
一応一本は磨き終わったのですがこのままではちょっと微妙そうなのでまだ日の傾きはそれ程ですが帰る事に。
ほんの少しとはいえ片付けを済ませて扉まで歩くと多少日は傾きますが結構早い時間。
「今日は早いね?」
「ですね。乗っていないと慣れなくて」
「そういう事もあるさ。早く帰ってあげな」
「そうします」
そのまま家へ帰るとなかなかいい香りが玄関を開けてすぐに。
「ただいま」
「さてはお腹が空きましたね?おかえりなさい」
違うと言えない事は無いのですが、まあねとだけ返事をして木刀の片付けを。
「で、何を作ってくれたの?」
「まだもう少しかかりそうなのですが、それほど難しいものは作れないので簡単なものを」
「レシピは?」
「調べれば分かるので、自分が食べたい物を調べてみました」
精霊が食べたい物を調べた?という事は結構ガツンとくるものでしょうか?
あまり動いていないので食べられるか少し心配で手を洗って厨房へ。
「見た感じはかなりアッサリしていそうだね?」
「ですよー。気を使っていますからね」
そこにあったのはとろみのある炒めものでしょうか?
「コレは?」
「胃に優しそうな料理でとろみ炒めというらしいです」
豚肉はしゃぶしゃぶ用で豆腐にニンジン、ピーマン、タマネギと彩は鮮やか。
見て何となく作り方も分かります。
「野菜とかを炒めて、お肉と豆腐を入れて後は少しお湯とか水を入れて味付けをして煮る感じで最後は水溶き片栗粉?」
「流石雅ですね。その通りです」
味付けはガラスープの素や出汁がメインで醤油、砂糖、塩、コショウにお酒も少しでしょうか?コクが欲しければオイスターソースも合いそうと見ているのですが、人の作った料理に何か手を加えるつもりは全くありません。
「とろみをいい感じにつけられたね?」
「ええ、頑張りましたから」
ん?と思ってみると洗った後のあるフライパンが何個か見えます。
それほど時間は経っていない気がしますが、味見というか失敗というか数回はあったみたい。それはそれで精霊の成長に良かったと思えば何もいう事はありません。
「じゃあ、夕飯をお願いできる?」
「勿論です」
精霊が作ってくれたとろみ炒めはとっても美味しい夕飯でした。
今回も読んでいただきありがとうございます
目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです
誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません
改めてありがとうございます
毎日投稿頑張ります




