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おかず豚汁

豚汁は何回も出ているぐらい作者の好物なのですが、テレビで見て次の日にすぐに真似してとってもおいしかったので

おかずいらずなお味噌汁は好物です。(じゃがいもとタマネギとかも好きです(笑)

 お昼を出す前に確認を一応と思ったのがいけなかったのでしょうか?

 女性は丼よりもご飯とおかずを分けた方がいいかと思って確認をすると、男性二人以外は全員そっちで出して欲しいという事になりました。

 予定が狂ってしまったので結構時間もかかってしまいます。


「丼ぶりの方が食べやすいと思うのですがねぇ」

「分けて食べるのも悪くないからね」

「でも結局最後は口の中で一緒では?」

「その辺りは各自好みがあるんじゃない?」

「ですかぁ」


 こんな感じのお昼は予定通りとならず。

 ただ味については皆さん何も言う事無く。ご飯のおかわりも結構あって、思っていた以上にご飯が減った事が想定外だったぐらい。


「片付けが多くなったのでこればかりは本当に想定外ですね」

「そういう事いわないの」


 こんな事を言っている精霊も結局手伝い始めると結構適当で。

 あまり任せることは出来ないのでやるのは自分で。


「ふぅ、お昼も終わったのでどうしましょう?」

「あー、今日は家でドアベルの確認かな。ダメだったらいい音が鳴るモノを探しに行かないとね」

「なるほど?」

「音の感じを聞きたいから出来れば今日はいてくれた方がいいかな」

「分かりました。今日はしっかりとお手伝いしましょう」

「お願いね」


 洗い物を済ませて、元の位置に食器などを戻したら今日のお仕事の時間は終わりで、自由時間に突入。

 昨日の内に材料の準備は出来ているので、あとは形に纏めて音の感じを楽しむだけ。


 木の板に穴が開いている所へ糸を通して上で纏めて、下に下げた糸に昨日用意している木を括ります。

 長さが均一になる様に糸の途中で玉を作ってある程度の位置でこれ以上下がらない様に括るのも忘れずに。

 真ん中に周りに当たる用の木があって、これがいい感じに当たると音が鳴ります。


「よっし、出来上がり」

「おぉ。こんな感じなのですね?」


 出来上がったのはいかにも自分で作ったというような木製のドアベル。

 自分の手で軽く振って音を鳴らしてみると、木特有のそこまで高くはないのですが中々いい音。


「ドアに早速付けてみようか」

「ええ」


 出来上がったドアベルを付ける場所は元々あったのですぐに設置できます。


「先に精霊が音を確認してくれる?」

「分かりました」


 先に外に出て、一度閉めてからゆっくりと家の扉を開けてみます。


 カランカラン


 思っているよりは低い気もしますが、それでもいい音が。


「これなら大丈夫だと思います」

「じゃあ、一応次は厨房で聞いてみるけどいい?」

「分かりました。少しタイミングを開けてからドアを開けますね」

「お願い」


 精霊にお願いをしてそのまま厨房へ。

 いつも作業をしている事が多い場所へ行って少しだけ深呼吸。


 カランカラン


 おっ、いい音。

 しっかり聞こえる。


「大丈夫、音しっかりと聞こえるよ」

「ほほぅ、いいですねぇ」


 と、喜んでいたのですがハッと一つ気が付く事に。


「あ」

「え?どうかしましたか?」

「もう一回同じことしてくれる?」

「もう一回ですか?」

「うん」

「分かりました」


 精霊に同じことをもう一回お願いして、急いで厨房にもどって付けるのは換気扇。

 換気扇がつくと部屋の中は一気にゴォと今までにない音。

 そして少し経って、かなり小さい感じでカランと聞こえた様な気が。


「気が付きませんでしたか?」

「あー、もしかしたら聞こえた様な気がするけど、そこまでの音は出ていなかったかも」

「ダメ、ですかね?」

「いや、一応の役割は出来ているから、追加で鈴をつければいいと思うよ」

「追加の鈴ですか?」

「ちょっといい鈴を探してみないとね」


 と、結局今日は完成に至らず。

 追加の鈴を見つけて糸に追加で括れば完成なのですが後は自分の好みの音やある程度響く音が欲しいのでそこから考えると結構いい値段のする鈴が必要な気がします。


「場合によってはがーさんに相談かなぁ」

「ですかぁ。っと、今日はこれで終わりですか?」

「あー、一応終わりかな?」

「でしたら時間もたっぷりですね?」

「まあ、そうだね?」

「何か美味しい夕飯を私も自分で作りたいのですが、いい手はありませんか?」


 結構やる気満々な感じの精霊。目はキラリと輝いてやる気に満ち満ちた感じを受けます。


「ご飯が進むスープとかだったらかなり簡単だけど美味しいのが出来るけどそういうのでもいい?」

「それは最高じゃないですか!!!」

「じゃあ、作ってみる?今夜の夕飯」

「やってみます」


 という事で今夜の夕飯を精霊に任せることにしたのですが、精霊からクレームが来そうなぐらい簡単に出来るスープをコレから作ることに。


「で、まずは何をしたらいいのでしょう?」

「味の決め手の出汁はこっちでいつも作る奴でいいよね?」

「そこはお願いしたいです」

「じゃあ、具材のカットだね」


 用意する具材もいたってシンプル。

 タマネギ、豚バラ肉、豆腐の三つ。


「このタマネギを自分の好みでスライスして」

「このタマネギ、ですか?」

「そそ。それが終ったら次は豆腐を食べやすい大きさにカットかな」

「分かりました。頑張ります」


 え?何をそんなと思うかもしれませんが、タマネギは六玉。

 二人で食べる量として考えるとかなりの量に見えますが、実際に食べてみると量があればあるほど美味しくなるのでここはたっぷり使います。


「タマネギ、終りました」

「ん、じゃあ次は豆腐ね」

「はい」


 豆腐は食べやすい大きさにカットするだけなのでそこまでやる事は無いので、ココからは一気に作り上げる作業。


「じゃあ、作って行くよ」

「はいっ!」


 作り方は単純で、最初に味を決める所から。

 出汁を作って、そこで味噌を溶くのですがこのタイミングで味をきっちりと決めることが重要。

 普通の鍋で作る場合はかなり少ない量に感じる程度ですが、とにかく味噌を出汁で溶いて味を見ましょう。


「今日は精霊が作るから味見も精霊が自分でね」

「分かりました」


 小皿でズズッと啜って味を確認。

 いつもは自分もするのですが今日は精霊にお願いしているので味見は無し。


「多分この位でいいかな?ちょっと薄いような?ん、濃いのかな?」


 少し悩んでいるみたいですが、何も言えません。


「い、いいです」

「おっけー」


 味噌を溶いた出汁の味が決まったら最初に入れるのは結構な量の豚バラ肉。


「おぉぉ。たっぷりお肉ですね」

「もしどうしてもお肉が臭いようだったら少しだけお酒を足して、臭みが無いのであれば無しでいいからね」

「はい」


 お肉にある程度火が入っていったら最初に切っておいた大量のタマネギを全投入。

 更にその上に豆腐を乗せて、蓋をして吹きこぼれないように注意しながら煮込めば出来上がり。


「コレだけですか?」

「そう、コレだけ。でもコレが凄く美味しいんだ」

「食べるお味噌汁と言っていましたが、この前作っていた豚汁の様なモノですよね?」

「だね。でも多分ビックリする位美味しいよ?」

「コレだけしかしていないのに?」

「そう。だから煮込んでいる間にご飯を炊こうね」

「本当ですかねぇ?」


 信じていないようですが、自分でこの後食べればすぐに撤回することは分かりきっているので、ご飯をしっかり炊くことに。

 ご飯を炊いている間に鍋はフツフツといい感じに煮詰まっていきます。

 最初の出汁と味噌は鍋の下半分よりもさらに少ないぐらいの量しかなかったのですが、たっぷりとタマネギから水分が出てきて今では鍋たっぷりの水分量に。

 後はこれを大きな器によそって白いご飯と食べるだけ。


「んー、すっごくシンプルですね?折角私が頑張って作った初めての料理になるのですが、こんなのでいいのでしょうか?」

「まあまあ、食べてからそういうのは話そう?」

「ですかねぇ」


 たっぷりとよそった豚汁と白いご飯。

 たったこれだけと見えますが、これで十分。


「「いただきます」」


 出来立ての豚汁を一口。

 飲むとすぐに感じるのはタマネギの甘味。そして豚肉の旨味。それをしっかりと包んでくれる味噌の味。


「おいっしいいいぃぃ」


 思わず精霊が大きな声を上げるほど。


「流石精霊。いつも僕の横でしっかりと調理を見ているだけはあるね?」

「ふふん、流石でしょう?それにしてもこの豚汁は最高ですね」

「本当にね」


 シンプルゆえに味の調整が難しいのですが、最初に決めた味でしっかりといけるのでそこさえ間違えなければ問題なし。

 精霊の初めての調理は成功。

 美味しい夕飯になりました。




今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります


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