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冷麺

流石に麺まではできず、スープのみとなっています

市販のスープも美味しいのですが自分で作るとより美味しいというか、最近は麺だけも売っているのでそういうのを想定していただけると助かります

本日もお楽しみいただければ幸いです

 ゆっくりとした休日を過ごせたのもあって、今朝はやる気満々元気も満々な感じで目が覚めます。

 時計を確認するといつもよりは少し早い時間だったので走るにはちょっと遅い感じ。


「どうしようか悩んだ時は……」


 悩んでいても仕方がないので布団を蹴る様に起き上がって、顔を洗って小銭をポケットに入れてすぐに動いて向かうのは近くの屋台。

 とりあえずあったらいいなと西の扉近くの饅頭やスープを買ったことのあるお店を探すのですが、もう今日の分は売り切れてしまったのか屋台がいつもある場所にいない状態。

 そのまま突っ切る様に反対側の東側へ足を進めるとこっちはまだやっているみたい。

 ほかほかの肉まんの様なモノとスープを無事買えたので、そのまま家へ戻ります。


「ただいまー」

「おかえりなさい」


 今朝は精霊も起きていたようで、お迎えをしてくれます。


「饅頭とスープ買ってきたから、朝食にしよう」

「おぉ。たまに食べるこの外の味って本当にいいですよね」

「だねぇ。家でいつものもいいけど、毎回じゃないから余計美味しくかんじるのかね?」

「どうなんでしょうね?」


 そんな会話をしながらも手を洗って食べる支度をしてすぐに食事開始。


「「いただきます」」


 持って来たばかりなので温かさが丁度いい食べ頃の温度。

 そのまま口に運べるので勢いよく食べられます。


「美味しいですね」

「だね。あ、スープ今分けるね」


 容器に入れて持って帰ってきたスープをそのまま家のカップに移して半分こ。

 少し薄めのスープですが、ちょっと濃い味の饅頭の具と合わせると丁度いい味になって、もう少しもう少しと食べ進めてしまいます。


「今朝は精霊も早起きだね?」

「え?何を言っているのです?」

「ん?」


 走ってくるいつもよりも少し早い時間にもかかわらず精霊が起きていたので珍しいと思って聞いてみると、思っていたのと違う反応が返ってきます。


「アレだけ勢いよく布団を蹴っ飛ばしたら流石に私も起きますよ?」

「あー、あー。そうだね」


 なるほど、自分のあの勢いで精霊も目が覚めたみたい。

 これは何か変な事を要求される前に話題をそらした方がいい感じ。

 そんな思考の末に出た言葉は、


「今日のお昼は麺類がイイよね?」


 何の脈略も無い唐突な発言になって精霊が「え?」って顔をしていますがそれはソレ。

 さあ、どうするという視線だけを精霊に向けます。


「麺類ですか?いいですね。ご飯系やガッツリお肉を週末食べたので麺類ありだと思います」

「だよね。そうしたら、何にしよう」

「なにがいいですかねぇ」


 思った以上に精霊が釣られてくれて、しっかりと話題をそらせたのはいいのですが、この先が何も考えついていない状態。

 ぼろが出る前に何か方向を決めたい所。


「今日は結構温かかったから、涼めるような麺にしようか」

「ほほぅ。それはいいですねぇ」


 涼める麺だったら、何個かすぐに浮かんできます。


「冷麺にしようか」

「冷麺?なんとも良い響きですね。涼しそうで」

「となると、急いで準備を始めないといけないかな……」


 殆ど食べ終わったような状態ですが、冷麺を作るのであればスープはやはり命の部分。しっかりと出汁を取りたい所。


「何か色々とやる事が多いのですか?」

「いや、出汁だけ作れれば問題ないんだけど、それが結構時間がかかるからね」


 ある程度時短でやる方法もあるので、今日はそれで行くつもりですがまあやってみて味を確認してみて決めましょう。


 最初にやることはさっきも言った通りにスープ。

 牛肉から取る所謂フォンというモノを作るのですが、今は急ぎ。お昼に間に合わせて作りたいので正規の作り方では間に合いません。

 一時間程度で何とかなる様に、牛肉はこの前のステーキで使い切ってしまったので冷蔵庫から取り出すのはモモ肉の塊。

 軽く全体に塩を振って十分程度休ませている間にネギの青い部分と生姜のスライスを数枚作って塩がしっかりと馴染んだ牛肉、ネギ、生姜を纏めて鍋に入れて水を被る程度入れて一時間ぐらい煮込みます。

 勿論このお肉は食べて問題ないのであとでチャーシューの様に切って出してもいいですし、味をしっかりと付けて別の料理に化けさせてもオッケー。

 一時間程煮込んだら出来たスープを濾して冷蔵庫などで冷やせばスープの素の出来上がり。

 後でこの牛出汁にお酢、醤油、かつお出汁、砂糖、塩などで味を整えて冷麺のスープに。

 平行作業で煮ている間にネギの白い部分を細く切って後程の具材に。

 そのほかにもゆで卵を好みの硬さで作ったり、牛肉を漬ける為の照り焼きのタレを作ったり、キュウリの千切りをしたりとやることは色々と。


「なんというか一気にバタバタとしてきましたが、間に合いますか?」

「一応スープが出来たから問題ないよ」

「ほほぅ。それにしてもキンキンに冷やすのですね?」

「まあね。ツルシコの食感でスープは出汁がしっかりと効いていてかなり美味しい一品になると思うよ」

「そこまで言われると少し食べたくなってきたのですが……」

「まあアレンジは無いから食べられるけど、おかわりはないよ?」

「そこが問題なのです。今が良いか、後が良いか」

「ギリギリじゃなければ作ってあげるけど?遅くなると無理だよ?」

「うー、では今お願いしたいです」

「ん。じゃあ、一人前作ろう」


 お湯を沸かして麺を茹でると同時にスープづくり。

 牛出汁、カツオ出汁、醤油、お酢、砂糖と混ぜて味を一応確認。ヨシ。

 乗せる具材を脇に準備して、麺が茹であがったら蕎麦などと一緒で冷水を使い麺をしめます。

 水気をしっかりときって、スープの中へ。

 後は具材を乗せるだけ。

 キムチ、キュウリの千切り、牛モモ肉の千切り、ゆで卵、白髪ねぎ。

 キレイに盛ったら、少しだけ味が緩くなりやすいですが氷も添えて出来上がり。


「はい、どうぞ。今日のランチの冷麺だよ」

「おおお。では早速、いただきます」


 ズルズルと啜る音と精霊の笑顔。

 今日のお昼もイケそうな空気を感じるお昼前になります。





今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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