★換金&鑑定
★の回なのでいつも通りです
350話まで来られたのは読んで下さる皆様のおかげです
誠にありがとうございます
料理のストックが……目に見えて減ってきています(笑)
食材名だけでいいのでお手数でなければ案をいただけると幸いです
おにぎり定食のお昼が終って洗い物はいつもよりかなり少ないのですぐに終わる量。
「それにしても皆さんのおかわり凄かったですね」
「本当にね。予想以上でビックリだったね」
豚汁もしっかりと楽しんでもらっておにぎりのおかわりはないと思っていたのですが、皆さんそんな事は無く。
最初の塩むすびが良かったのか、具入りに驚きながらも楽しんでもらえた様で男性陣はその場でおかわり。女性陣はもしやと思ったのかお土産でと注文が入って、流石にチーズやツナマヨはかなり生っぽいので無理と言ったのですがしっかりと火の入った鮭や梅干しはオーケーという事になって作り始めると男性陣もお土産がという事になってかなりおかわりが続くことに。
そんな事もあってやっと終わったお昼の食器洗いが始まったのはついさっき。
精霊の作った箸休めも大好評でお客さんに出してすべてなくなってしまったので僕が食べたのは味見の分ぐらい。
「やっと終わりそうですが、この後の予定は?」
「昨日の鑑定と換金はまだだからそれが先かな」
「そうでしたね。あ、宝箱も開けないと」
「だね。三つあるから楽しみだね」
「ですです」
洗い物を終えてから拭き上げていつもの場所に戻して。
やる事を済ませたらいつもの様に自分の時間。
いつもはドラゴンローブにリュックですが、今日はダンジョンに行くわけではないので普通の服にリュックを背負って、腰に木刀も無しの状態。
大きさのある宝箱だけは昨日の内にリュックから出しているのでリュックもかなりペタンと減っているように見える感じ。
「じゃ、いこうか」
「ええ」
精霊を肩に乗せた状態でギルドへ。
リュックを背負っているとダンジョンの気分にはなるのでちょっと不思議な感じ。
その不思議な気分のままギルドに着いて、迷う事無くそのまま二階の鑑定カウンターへ。
「鑑定お願いします」
勝手知ったるなんとやら。
トレイに昨日の探索で拾ったアイテムを置いていきます。
腕輪に盾、弓と待望の刀。そしてビンは緑が三本に青が二本、赤と紫が一本ずつ。
今回は少しだけ量があるように見えるのでビンと武器防具を分けておけたので自分としても嬉しい感じ。
手荷物検査機のような機械を抜けて出てきたアイテムにはタグやシールがいつもの様についています。
それを自分で確認してみると、中々面白い感じ。
「腕輪はガラスですね。盾はラウンドシールドで呪われ、弓はロングボウなので中々いいものかと。その刀ですが多分骨董で呪われですね。ビンは緑の内二本が回復薬で一本は塩水、青二本は魔法攻撃力アップとダウン、赤はよくあるヨウ素液で紫は毒ですね」
ついに出たと嬉しかった刀ですが、多分骨董と言われて少し気が下がった所に更に呪われと言われてガクンと心が折れるような気分に。
でもやっと出た武器なので少しだけ足掻きたい所。
「あの、呪われ武器って呪を払う事って出来ないのですか?」
「出来ないことはありませんが、その刀は多分それほどのモノではないと思いますけど?」
「それでも一応使ってみたいんです」
「でしたら教会へ行って払ってもらう形ですね」
「教会?」
「雅、私がわかるので後程で」
「おっけー」
人形が喋ってビックリするかと思ったのですが、慣れているのか分かっているならそのようにと言う顔をされてしまったのでこちらとしてはちょっと拍子抜けのような感じ。
そのままアイテムを持って隣の換金カウンターへ。
換金に出すのは魔石と刀以外の武器。
「中の魔石が二つと小が三十三個ですね。武器防具はガラスの腕輪にラウンドシールドとロングボウですね。それにビンが青二本に赤と紫もですね?」」
頷いて換金をお願いすると、
「魔石は全て合わせて銀貨二十二枚。腕輪とロングボウはそのままの価格で盾は呪われで少し価値が下がって全部合わせて銀貨二十五枚ってところか。で、ビンは五枚ってところか。全部合わせて三十枚ってところだがどうだ?」
「ええ、お願いします」
言うとすぐに銀貨を三十枚渡してくれます。
「チラッと聞こえたが、呪を解いてもらうのかい?」
「ええ、その予定です」
「一応分かっていると思うが値切らない方がいいからな」
「はい」
そんな話を少しだけしてギルドを出ます。
今日はギルドマスターや顔を知っている人がいなかったのでそのまますぐに外へ出ると、
「では早速行きますか?」
「うん。教会ってどこら辺にある?」
「北東ですね」
ギルドの位置は北側なのでそのまま東に少し移動するとすぐに教会が見つかります。
「ここ?」
「ええ、ここです」
ステンドグラスの綺麗な教会がそこにあるのですが、こんなところにあったとは。
「朝のランニングでは見つけられませんでしたか?」
「そうだね、ちょっとだけ内側に入らないと見えないと意外と気が付かないものだね」
この辺り、もう少し外側は走っているのですが内側はあまり走っていないので見逃していたみたい。
精霊を肩に乗せたままちょっと緊張した面持ちで教会へ入ります。
「お邪魔します」
返事が無くそのまま入ると、奥から人が出てきます。
「いらっしゃいませ」
まるでお店に入って来たような声を掛けられます。
「あの、武器の呪を解いてもらいに来たのですが」
「でしたら銀貨七枚です」
そう言って右手を出してきたのでポケットに入っているさっき換金したばかりの銀貨七枚を渡します。
「では、武器を」
七枚を一枚ずつキッチリと数えたあとに武器をと言われたのでリュックから刀を渡します。
すると武器を持ってそのまま真ん中奥の祭壇のような場所へ持って行き武器を祭壇に乗せます。
教会の人が跪いて両手を組むと祭壇の上から光が差すような形で武器に光があたります。
そして光が収まると、
「どうぞ」
ぶっきらぼうに武器を渡されて持ってみますがはっきりと違いは分からず。
「ありがとうございます」
こちらがお礼を言ったのですが、小さい声で「いえ」と、それだけ言うとペコリと頭を下げてすぐに踵を返して奥に入ってしまいます。
「早速一度抜いてみては?」
「うん、そうだね」
受け取った刀を抜いてみるとなかなかいい刀。
ついに武器が今までの木刀から本物の刀に変わるのでかなりワクワクします。
「色々と試せることもあるね」
「色々とですか?」
「刀だから纏いも木刀とは違うかなって」
「言われてみればそうですね。っとあまり長居しても悪いので帰りましょう?」
言われてみれば、ココは教会。
そこで刀を抜いて人形とぶつくさ喋っているのはちょっと怪しく見られても仕方のない事。
ただ今回の鑑定と換金、自分にとって良い事が多く起きる嬉しい時間になりました。
今回も読んでいただきありがとうございます
目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです
誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません
改めてありがとうございます
毎日投稿頑張ります




