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タマネギチャンプル

★話があったので本日は二話となっております


 魔法で作った炎刀を消して木刀制作に戻るといつも通りに静かな時間。


「少し私も魔法の練習をしてきていいですか?」

「うん。いってらっしゃい」


 一人で木刀制作。

 少しだけ火纏いで焼けた木も削ってしまえば元通り。

 ただの焼けた木から木刀へと変わっていきます。

 時間は集中すればするほど早く過ぎてしまうモノで気が付けば、日も結構傾いて来ています。


「まーさー」


 木々を抜けて精霊が結構なスピードでこちらに向かってきます。

 精霊も魔法の練習をしているみたいですがコレと言った汚れも無く。


「おかえり」

「戻りましたー」


 スタッと肩に乗ると辺りを見回して、


「片付けしてそろそろ帰りましょうか?」

「だねぇ」


 持って来た木はある程度木刀の形になってもう少し磨けばいつも通りに出来る感じ。

 ただ、作業に熱中していたので全体的に木屑ばかり。

 地面に手を当てて、唱えるのはいつもの魔法。


「アースランス」


 言葉による確定と同時に地面からは槍が出て、木屑と土が混ざります。

 ある程度の範囲を想像していたので魔法は一回でサクッと。


「よし、こんな感じでとりあえずいいかな」

「ですねー。さて、お夕飯が気になるところですが、何か考えましたか?」

「あー、夕飯ね。……まだ何にも考えてなかった」

「ガーンッ!?私はお夕飯だけを楽しみに練習をしていたのにっ!!」

「楽しみにしてくれるのは嬉しいけど、そこまで重たい期待はちょっと困るかなぁ」


 会話をしながらも片づけを済ませて、木刀はロープ一纏めにして持てる状態に。

 それを持って扉に向かいながら夕飯を考える事に。


「とりあえずお昼は麺だったから、麺以外がいいよね?」

「別に麺でもかまいませんよ?」

「んー、じゃあ主食に縛りは無しね」

「ですねー」


 なんでもいいがある意味一番困るところではあるのですが、ポンと最初に浮かんだのは調理で一番使っているイメージのあるタマネギ。

 毎日のように使っていますが、種類が新タマネギに変わっていたので少し季節が回っている事に気が付く程度の余裕も。

 まだ寒い日もありますが、季節に合わせたモノを作るのも悪くありません。

 タマネギをたっぷり楽しめる一品。

 頭を少し捻ってみますが、炒めものになりそう。

 そうなるとご飯とお味噌汁が主食になる感じでしょうか。


「いいのが浮かびましたか?」

「一応ね。多分ご飯とお味噌汁と一緒にソレを食べることになるかな」

「いいですねっ!」


 話をしているうちにすぐそこは扉。

 門番さん達に会釈をして、扉を抜けたら後は一直線に家に帰ります。


「ただいま」

「おかえりなさい、ただいま」

「おかえり」


 お互いに挨拶を済ませて、作りかけの木刀はいつもの所へ。

 手を洗ってうがいを済ませて調理を始めるとしましょう。


「ご飯炊くほど食べる?」

「あー、そこまでは多分食べないと思います」


 精霊の言葉をとりあえず信じて、ご飯を炊く事は無く。

 その代わりお味噌汁はわかめを入れて作ることに。


「で、メインのおかずは何を作るのです?」

「タマネギチャンプルを作ろうと思ってね」

「響きが美味しそうですね」

「だよね」


 使う材料はもちろん新タマネギ。タマネギを筆頭に、ニンジン、アスパラガスと野菜は春っぽい色を使って、お肉は豚肉で今回はコマ切れ肉。薄いお肉でもオッケーです。

 そしてチャンプルといったら豆腐。あと、卵も準備します。


 タマネギは櫛切りでちょっと大きいぐらいでも大丈夫。

 ニンジンはいつもだと皮を剥くのですが、お客さんに出すわけでもないので今日はそのまま使う事に。しっかりと流水とたわし等で泥を落として数ミリ幅で細切りに。

 アスパラガスは硬い部分を落として斜めにそぎ切りに。

 豆腐はお好みでいいのですが、キッチリ用意したい場合はある程度の薄さに切りそろえます。僕はこの後、手でほぐすつもりなので包丁では切りません。

 フライパンに油を敷いて、まずは豚肉から。

 色がピンクから白に変わったら、一度お皿にあげます。

 出ている油で豆腐を炒めたいので、お肉を取ったフライパンに手でほぐしながら豆腐を入れてある程度焦げ目がつく程度、豆腐を焼きます。

 両面に色が付くぐらい結構しっかりと豆腐が焼けたら豆腐もお肉同様に一度お皿にあげましょう。

 同じフライパンで次はニンジンから。

 ニンジンの次はアスパラで最後にタマネギ。

 ある程度時間差で入れていくと全体的に野菜もしっかりと火が入ってしんなりしてきたら塩、コショウで味付けをします。

 あまり塩コショウの味は強くなくて大丈夫。

 ここに出汁を足します。まぁ家だと出汁と言われても難しいかもしれないので、顆粒などのダシの元でオッケー。

 出汁を入れたらお肉と豆腐も戻して全体に味を絡めましょう。

 後は仕上げ。

 醤油を軽く回しかけてから溶き卵を全体にかけてあまり動かさずに卵に火を通します。

 最後にかつお節をふりかけてもう一度全体を混ぜ合わせたら出来上がり。


「出来たよー」

「先程からいい香りが凄かったのでお腹がくーくー鳴っていました」


 ご飯を急いでレンジでチン。

 お味噌汁をよそったら出来上がり。


「「いただきます」」


 一口だけ味噌汁を啜ってから、おかずに箸を伸ばして一口。

 ちょっと味は薄目ですが出汁が効いていて薄いぐらいが逆に丁度いい感じ。

 卵もあまり動かさなかったので結構大きな塊になっていて食べごたえがいい感じ。お肉は噛むと旨味があって、その旨味を豆腐が吸っているので豆腐は豆腐でまたちょっと違う美味しさ。


「コレをお昼としてもいいぐらいですね」

「チャンプルだけだと足りなくない?」

「他にもう少しメインが欲しくなるかもしれませんね」

「それだと大変なんだよね……」


 二人で少しにぎやかに美味しい夕食を食べるいつもの時間。

 今日の夕飯も美味しく過ごしました。





今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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