表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
308/1825

★ダンジョン101

 残りは一体とモンスターハウスも殆ど攻略したところなのですが、明らかにもう一匹のスライムは一回り大きくなっているように見えます。


「キラキラして綺麗と言いたいけど、やっぱり大きいよね?」

「大きいですね。私の知っているレッドスレイムとは違うように見えます」


 精霊の知っているのは多分自分と一緒のはずです。

 そうなるとあのモンスターは攻略法が分からない新しいモンスターという事になるわけで。


「でもスライムでしょ?魔法を当てれば何とかなるんじゃない?」

「ええ。そのはずです」


 熱さもあって思考能力が結構奪われている気がするので早く倒したい所。

 距離は十分に離れているので右手を前に出してさっきと一緒で水の玉を作ります。

 想像を終えたら後は言葉で確定を。


「ウォーターボールッ!」


 念の為にさっきよりも少し大きい水の玉を想像したのですがいい感じの大きさに。

 コレだけの大きさがあれば大丈夫でしょう。


「いけっ」


 水の玉がそれなりのスピードで少し大きいスライムに向かって飛んでいくと、一瞬だけスライムが光って、スライムが何かを放ってきます。


「ん?なんだろう?」


 距離が離れているので何をしたのかは分かっていなかったのですが、水の玉は何故か消えてしまっています。


「もしかして相殺された?」

「ですかね?」


 何をしたのかは分かりませんが、魔法はきえてしまったようなのでもう一度。

 同じモノを想像するだけなのでその辺りは簡単。


「ウォーターボール」


 もう一度同じことをしてみることに。

 ただ少しだけ違うのは放ってからの動き。さっきはそのままでしたが今回は近づいて何をしたのか見極めます。

 速さも先程と変わらずで結構なスピードでスライムに水の玉が向かって行くとさっきと変わらずでピカッと光ります。


「なるほど、アレで相殺したのか」

「なんですかね?アレ?」

「精霊が分からないなら僕が分かるわけないと思うけどね?」


 スライムは水の玉が近くまで来ると一瞬光って魔法を放ったみたいなのですが、パッと見た感じはスライム。

 スライムがそのまま勢いよく魔法に当ると同時に魔法は消えて、そのあたりに行ったスライムも消えます。


「分裂でもしたのかな?」

「ですかね?それにしても綺麗でしたね」

「だね」


 分裂したてのスライムは体の中に花火が残っているようでそれは綺麗なものなのですが、それが魔法に当ると消える感じ。


「遠距離で倒せないとなると、後は叩き切るしかないかな?」

「物理攻撃は効きませんよ?」

「水纏いでなら切れるでしょ?」

「結構危なそうですけど、大丈夫です?」


 今までは距離を離した状態で魔法を放っていたので少し大きい程度にしか見えていませんでしたが、少し近づいてみるとかなりの大きさになっているのが分かります。

 普通のスライムが赤ちゃんぐらいだとするなら、このスライムは小学生や中学生ぐらいの大きさ。今は魔法防御に分裂を使っているのでまだ一匹のままですが、あの要領で増えられたらたまったものではありません。


「変に抵抗される前に倒さないと危なさそうだから。何とかしよう」

「気をつけて下さいね」


 木刀を腰から引き抜いて構えなおすと、目の前にスライムがいる状態なのですがかなりの圧迫感を感じます。

 そしてスライムの体の中では未だに花火が飛んでいてかなり綺麗な状態。

 思わず見とれたい気分にはなりますが、命の方が優先度は高いモノ。

 グッと木刀を握りなおして、想像は言った通りに水纏い。


「水っ」


 確定させる言葉は短く分かりやすいモノ。

 言葉と同時に水が木刀を包んでラットを倒した時と同じような状態に。

 そしてこちらの武器が出来あがったのをただスライムが見ているという事も無く。

スライムはさっきまでと一緒で一度光ると一体が二体に増えます。

一体でも厄介なのに増えて二体に。そして同じ要領で増え続けられたらこちらとしても厳しいのは明らか。

すぐにどうにかしないといけないので近づいて木刀による横薙ぎ。

 木刀は水を纏っているのでイケるはずと木刀がスライムに当ると同時に凄い音がジュワっと聞こえます。

 そして手にはかなりの重さを感じます。

 かなり重たく感じたので横薙ぎを中止してすぐに木刀を引き抜くことに。


「大丈夫ですか?」

「うん、問題は無いよ。ただいきなり重たくなったから」


 木刀を見ると何故か纏っていた水が半分無くなっている状態。

 スライムは何事も無かったようにぷるぷると動きながらも一応距離を取ってくれているので追撃はなさそうなのがありがたい所。


「魔法が消された?」

「いえ、水が蒸発したのでしょう」

「そんなに熱いの?スライムって」

「知りませんが、凄い音が鳴ったじゃないですか」


 言われてみれば木刀がスライムに当った時にかなりの音が鳴ったのは覚えがあります。

 そして重くなったので言われた通り辻褄はあいます。


「だとするとこれじゃ倒せない?」

「諦めちゃだめですよ!?」


 精霊が焦って言いますが、諦めから出た言葉ではないので否定をすぐにしたい所。

ですが、どうにかしない事にはいけないわけで。


「一回引くよ」


 距離を取る為に少し下がると二匹は追いかけてこないので助かる限りですが、違和感を覚えます。


「あれ?」


 距離が離れて少しだけゆっくりできる状態になったのですが、安全と言うわけでもなく。さっきと同じ要領で増える可能性が否定できないので早くどうにかしないといけないのですが、覚えた違和感に答えが出ません。


「どうかしたのですか?」

「違和感があって」

「違和感ですか?」


 言葉に出来ればいいのですがどうにもそれが難しいので困っているとメインのスライムがピカッと光ってもう一匹スライムを生み出します。


「あっ、わかった」


 違和感の正体に気が付いたのですがそれがなんだと言われると困ってしまう話なわけで。


「なにが分かったのです?」

「水纏いで切ったスライム少しだけ小さくなってない?」

「……そうですか?」


 今スライムは三体いるのですが、二匹は同じ大きさで一匹だけ少し小さい大きさに。

 少しダメージが与えられる事が分かりましたが突破できるほどの事でもないので困ったもので。

 何かいい方法が浮かぶといいのですが……。






今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ