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★ダンジョン85

 部屋から伸びている通路のうちの一本を選んで進むことに。


「後見ていないのはエイプぐらい?」

「ですね」

「群れているんだっけ?」

「ええ、エイプは最低でも三匹一グループで群れて行動しているタイプのモンスターですね。なので一匹しか居なくても気をつけないといけないですね」


 通路を歩きながらそんな話をしながらも進んだ次の部屋は嬉しい事にアイテムが落ちています。


「おっ、ビンだね。緑が二本で、一本目は大丈夫だけど二本目は近くに罠があるから気をつけてとらないと危ないね」

「雅、先の通路から特徴的な音を鳴らしながら敵が」


 精霊の言葉に反応しつつも二本のビンをサイドポケットに仕舞い、すぐに木刀を取り出します。

 通路の先から来たのはスケルトン。


「マジか」


 ポツリと声がつい出てしまったのには理由があって。


「アレは弓ですね」

「だよね」


 形状はアーチェリーで使うような弓なのですが、結構材質は良さそうで中々良さそうな武器にみえるのですがそれをスケルトンは持っている状態。


「パッと見る感じ矢はもっていないようにみえるから安全?」

「いえ、そうとも限らないかと」

「じゃあ、早めに倒した方がいいよね?」

「勿論です」


 まだ弓を引いていないので今ならばこちらが先制攻撃を与えられそうなので足元に注意しつつ一気に距離縮めます。

 こちらが掛けると同時にスケルトンも認識をしてこちらに向かって弓を引こうとしたのですが、矢をつがえている様子は無く。


「イケるっ」


 駆けながらも最期の距離を詰められたのでそのまま横振りを頭部に。

 横薙ぎの一撃はしっかりと頭をヒットしたのですが、一撃ではやはり倒せません。

 スケルトンの頭部はそのままコロンと近くに落ちたのですが、敵の行動は止まらずにそのまま弓を引いた体勢のままこちらを狙っています。


「来ますっ」


 精霊の声にすぐに反応したつもりですが、近距離で矢も無いハズと思っていたのにスケルトンからは一本の鋭い矢が飛んできてそのまま右腕を矢が貫通します。


「つぅぅ」


 かなりの痛みで目がチカチカとして、叫びたくなる程。

 ただ声を上げればもっと敵が来るかもしれないと歯が折れるのではないかと言うぐらいグッと噛みしめて、落ちている頭に木刀で追撃を狙います。

 しかし、貫かれたのは右腕で痛みのせいもあって力があまり入りません。


「あああっ」


 雄叫びとも痛みをこらえる声とも聞こえるような声を結局上げながら左手に木刀を持ちなおして、がむしゃらな突き刺しをスケルトンの頭に。

 四発目の突き刺しでスケルトンの体力を減らし切れたのか、煙になって魔石を落とします。


「大丈夫ですか?」

「かなり痛いかも。魔石を拾って安全な場所で回復薬を早く飲みたいね」


 結構いい弓に見えたのですが、落ちているのは魔石だけ。

 そうなるとあの弓はスケルトンが手や腕をよくわからない変形をさせて作ったものだという事が分かります。


「とりあえず今スケルトンが来た通路へ」

「うん」


 右腕は痛いので先に木刀を戻してから左手で魔石を拾ってリュックに仕舞ってすぐに通路に入ります。


「いててて。とりあえず拾ったばかりの飲んでみよう」

「ですね」


 先程拾った二本も含めると今回ダンジョンに入ってから緑のビンは四本。一本位は当たりがあるはずと飲んだ一本目は回復薬だった模様。キラキラとエフェクトが自分に出て嬉しい限り。

 そしてやはりすごいなと思える回復力。

 貫かれた右腕の貫かれた傷跡は跡形も無く、痛みも吹っ飛んでどこ吹く風。


「相変わらず凄い回復力だね」

「スケルトンが遠距離攻撃をしてくると話には聞いていましたがかなり強いですね」

「うん。あの弓とか骨の刀とか落としてくれたら嬉しいけど、そういう事ってないの?」

「どうでしょう?モンスタードロップというのもゼロではないのを見ていますし、何を落とすかはまだ多分そこまで調べられていないので無いとは言えないでしょうね」

「出るかわからないけどスケルトンはなるべく倒してみる……とか?」

「そうですね。そういえばここはもう三十二階なので倒す事にメリットは他にもありますよ?」

「そうなの?例えば?」

「敵のレベルが三十を超えると魔力だまりの関係上宝箱が出る可能性があるはずです」


 そういえばダンジョンに入った頃にレベルが一定以上のモンスターは宝箱を落とすって言う話を聞いていたことを思い出します。

 それが三十を境にしていたのは今が初耳な気がしますが、倒す事にメリットがあるというのは頷ける話。


「じゃあ、なるべく倒した方がいいね?」

「ですが強さもそれなりになってきているので無理は禁物ですよ?」

「うん。回復薬も大量に持ってきているわけでもないしね」

「そうですよ。いきなり矢で貫かれるのを見ているこちらも焦りますからね」

「気をつけるよ」

「お願いしますよ?」


 精霊に念押しをされながらも通路を進むことに。

 次の部屋は当たりで外れの様な部屋。

 階段があって、敵が居て、アイテムもあるという悩ましい部屋。

 そして初めて見るエイプがそこにはいます。


「アレがエイプ?」

「ですね」


 そこに居たエイプは思っていたのと少し違うエイプ。


「あれはどういう事?」


 そこに居たのは武器を持っていて骨を纏っている不思議なエイプです。





今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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