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豚肉とジャガイモと小松菜のガーリックバター炒め

 明日はまたダンジョンのつもりなので、今日は準備の一日。

 減ってきているモノはあまりないので、ダンジョン用のリュックにモノを詰め込んでしまえば支度は終ります。


「精霊はどうするの?」

「どうするというのは?」

「いや、その体で来るの?それともその人形から抜けるの?」

「あー、人形からは出ようかと思います」

「じゃあ、今日のうちに支度をするわけだね?」

「まあ、夜にポポンと抜ければいいので、大丈夫です」

「だね」


 精霊もいつも通りに来てくれるという事なので安心。

 一応物質化している以上命があるように見える訳で、そうなってくるともし何かあった場合は精霊が消えてしまう可能性も考えてしまうので、それが無いだけでかなり安全です。


「さて、この後はどうするのですか?」

「今日は休日でいいんじゃないの?」

「でしたら、お互い自由行動ですかね?」

「でもいいよ?」

「では、その様な形にしてもらって。私はちょっと外出をしてきます」

「わかったよ。じゃあ、家でゆっくりしていようかな」

「了解でーす。あ、お昼は外で済ませますので、夜はお願いしますね?」

「はいはい。いってらっしゃい」

「いってきまーす」


 精霊は人形のまま飛び上がると一気に家を出て行きます。

約三ヵ月この家に居て家の中に完全に一人と言うのは殆どありません。

部屋は一気に静かになってしまいます。


「とりあえず洗濯でもするか」


 昨日は早く家に帰って来たのですが調理をしているうちに結構時間が経ってしまって、洗濯等の家の事は雑に終わっていたのでその辺りをする事に。

 洗い物を溜めるタイプではないので昨日の作業を今日やる程度。

 洗濯をしている間にベッドの掛布団等を外に干すことに。


「意外とやることあるな」


 独り言をつぶやいてみますが勿論何も返ってきません。

 それが少し寂しくて、少し清々しくて。なんとも言えない感情が自分にあるのですが、家事をしているとそういう事もそれほど気にならないモノで。

 布団を外に干して、洗濯物があがったのでそれも干して。

 丁度一段落ついたので、お昼にしましょう。

 朝はいつも通りのグラノーラやフレークなので、お昼は別のモノと思ったのですが作る気持ちにもなれず。

 やる事も殆どないので少し散歩をしながらお昼を決めるという事で家を出ます。


「この時間だったらギルドの近くがいいかなぁ」


 家から一人歩いてギルドの近くへ。

 まあ一人で走ることはあるのでそれほど不思議な感じはしませんが、フードコートのようなところでお昼を済ませることに。

 晴れてはいても温かい季節ではないのもあって人が多く並んでいるのはスープの所。

 自分もそれに倣う様に列に並んで、スープを買います。

 スープを飲んでいるとかなりいい感じに温まって、具材も結構一杯あって食べているとそれだけでかなり満腹に。

 いつもは全然とは言わないまでも足りないかなと思っているので少し不思議に思ったのですが、大体食べ物の時は精霊と分けているわけで。

 分けないで一人で食べるとお腹いっぱい。


「精霊が居る方が色々食べられるか……」


 他にももう少し食べられそうでしたが、どうにもピンとこないのでそのまま少し歩いて家に帰る事に。

 勿論多少のウィンドウショッピングはしますが、コレと言って買うものも見つからず。

 道中で少し減っていたお腹に小さな饅頭を食べてみたり、お菓子を食べてみたりとコレはこれで楽しめていたのですが中々いいモノは見つからず。

 チラリと武器屋を覗いたのですが、刀はやはり無く。少し重そうな剣はあるのですが、あまり出ない武器なのでしょう。


 時間をある程度潰して家に帰って布団や洗濯物を仕舞うと結構いい時間。


「今日の夕飯どうしよう」


 自分で呟いて少しだけ吃驚。

 作るのが当たり前になっているのもそうですが、まあ精霊が何か食べたがるだろうと思っている自分が居ます。

 明日の為にもあまり凝っている料理ではなくても栄養は欲しい所。

 静かな部屋でゆっくりと考えていると、


「ただいまー」


 いつもは自分の言葉ですが、今日は逆で。

 精霊が言うので、


「おかえりなさい」


 いつも言われている言葉を自分で発します。

 何となくそれがうれしい気分になって、料理も浮かんでくるもので。


「コレから夕飯を作るよ」

「お昼は適当に私も済ませてしまったので、期待しています」


 ちょっとスタミナもつきそうな思い浮かんだ料理はガーリックバター炒め。

 冷蔵庫を開けて適当な材料を選びます。

 じゃがいもに小松菜、メインは豚肉で薄切りのロース肉。

 ニンニクはうちの厨房にはチューブは無いので自分ですりおろし。

 じゃがいもは皮を剥いて拍子木切りにして、水に少しさらしておきます。

 小松菜はジャガイモと同じぐらいの大きさに合わせて切って、豚肉も切りそろえます。

 最初に豚肉を炒めるのですが、そうなるとバターがたっぷり必要になってしまうので、最初は油だけ。そこにニンニクのすりおろしを入れて香りが出て来たら豚肉とジャガイモを。

 豚肉の色が全て変わってきた辺りで小松菜も一緒に入れて全体を炒めます。

 じゃがいももある程度炒めるとやわらかく中まで火が通って来たのを確認して、味付けをします。

 少しあっさりした味にしたいので、味付け前に一度油をふき取ってから、バターを鍋肌に入れて、酒、みりん、醤油を入れて全体を絡ませたら出来上がり。

 結局バターが入っているのでこってりなのですが、さっきの一手間が脂っこさを結構減らしてくれます。


「コレはご飯が必須ですね?」

「明日に備えてがっつり食べよう!」

「「いただきます」」


 精霊が帰ってくるといつも通りの日常に戻った感じ。

 思っている以上に精霊が自分の近い所にいつもいてくれるのを理解する一日になりました。





今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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