残り物丼&コロッケサンド
誤字脱字報告凄く助かっています。申し訳ありません&ありがとうございます
今日もお楽しみいただければ幸いです
お客さん達が帰って、やっと自分たちのお昼なのですが……。
「コロッケもエビフライもそんなに多く揚げて……さては、また何か作るのですか?」
「あー、お昼はお客さんと一緒でミックスフライを食べるけどね」
「という事は?」
「アレンジは夜ね」
「楽しみです」
自分たちのお昼を済ませて片付けも終えたら自由時間。
昨日形を整えている木刀を今日は磨きます。
「精霊、今日は磨くつもりだから手伝ってもらっていい?」
「分かりました。休憩を取ってくださいね?」
「はいはい。そうしたら忘れない様に携行食を少し持って行こうか」
「イイですね」
少しだけ荷物にはなりますが、ダンジョンに行くときと似たような荷物。
木刀をロープで一括りにしたもの、風呂敷リュックに水筒とこの前の残りのグラノーラバーを持って南の扉へ。
今日もいつもの人には合えなかったのですが、その腰には自分の作った木刀を持っている人が。
軽く会釈をして扉を抜けていつもの場所へ。
木刀の形はある程度整っているので精霊が魔法のやすりを出して自分は身体強化で一気に磨きます。
数本終わった所で精霊が声を掛けてくれたので休憩を。
「声を掛けなかったらまだ続けるつもりでしたね?」
「あー、いやそう言うつもりは無いんだけどつい熱中しちゃって」
「分かりますけど、休憩も大事ですからね」
「うんうん。っと、ダンジョンの階段の時と同じ感じだね」
「まあ、階段だとこういう良い風は無いですけどね」
「そうだよねぇ。でもコドモドラゴンが居た階層は草原と言うか平原というか特殊だったからね」
「コレからはああいうのが増えますからね。それにしても『ドライ』は寒い日にはいいですね。お布団の様な重さが無いので凄く助かります」
「暑い場所に入ったら逆の属性で『クーラー』かな?」
「どんな感じになるのかかけてもらっても?」
「いいけど、じゃあ少し涼しい程度で……えーっと、こんな感じかな?」
「クーラー」
精霊に涼しくなる魔法を掛けてみます。
範囲はドライと一緒で自分の周りだけ。
「おお、いいですね。ひんやりしてすぅっと汗がひくような涼しさです」
「そう。じゃあコレも大丈夫だね」
折角の休憩時間なので魔力をあまり使いたくはありません。
すぐに魔法を止めてしまうと、
「あー、丁度いい感じに涼しかったのにー」
「休憩だし、僕も休憩させて」
「あー、そう言えばそうでしたね」
ゆっくりと少しだけ休憩を。
それから日が傾き始めるまでまた木刀磨きを続けて今日は三本程。一応出来るだけと思って六本持って来たのですが半分出来た感じです。
今日は磨いただけなので大きな削りカスは出ないのですが、磨きカスはでるもので。
最後にいつもの様にアースランスを使って地面にカスを戻して片付けも終わり。
「お夕飯が楽しみです」
「大したものにはならないと思うけど?」
「えー、でもフライが残っているのですよ?色々と想像できるじゃないですか」
「例えば?」
「例えばと言われると難しいですが、というか話はいいですから早く帰りましょう。お腹が減りましたから」
背中を押されるのですが木刀を纏められていないうえ、風呂敷リュックもそのままなので家に帰る準備をすぐに済ませてから家路につきます。
南の扉の所にはいつもの人が。
「おっ、俺達の武器が出来あがっている感じかい?」
「ええ、今日も数本ですけど形になりましたね」
「ありがたい事で。そろそろ全員分になるのか?」
「ですかね?まあ数日後に納品して確認してみますよ」
「そうかい。因みに持たせてもらっているが、かなりいいなコレは。まあ人によっては六角棒もイイっていうしこういう武器はいいな」
「そう言ってもらえると嬉しいですね」
「っと、足を止めさせて悪かったな」
「いえいえ、今日もお疲れ様です」
言われて思い出したのが、木刀の納品状況。
一週間で大体三本前後を数週続けているのですが、思っていたよりも人数が少ないのかもしれないと考え事をしながら歩いているとすぐに家に着いて今います。
「「ただいま」」
精霊と声を揃えて家に着いたら木刀を片付けて水筒などは厨房へ。
手を洗って、夕飯の支度を始めるのですが、
「さて、精霊。パンとご飯どっちがいい?」
「え?選べるのです?」
「一応。まあ、残った方は明日の朝ごはんにしようかなって」
「えー、それだったらやっぱり今日はご飯ですかね」
「ん、わかったよ」
ご飯と決まったら、使うのはコロッケ以外の揚げ物の方。
因みにパンを選んだ時に作ろうと思っていたのは明日の朝ごはんにこのままシフトされるのですが、見たまんまのコロッケパン。
パンにコロッケを挟んで、キャベツとタルタルソースを入れて後はお好みでソースを掛けて楽しむ形。
なのでこれは後で作って置くことにして、夕食から作りましょう。
お昼の残りのフライ、エビフライ、カキフライ、挟みカツを使って作るのは残り物丼。
追加で使うのはタマネギとあったら嬉しいのはカマボコ。
タマネギは薄くスライスでカマボコは一口大よりは少し小さいぐらいがいい感じ。
麺つゆを使ってもいいですし、酒、みりん、砂糖、醤油で自家製の麺つゆを作ってもオッケー。
エビフライだけはカマボコと同じぐらいまで切っておくと後が食べやすくなります。牡蠣フライは切ってしまうと美味しいものがこぼれてしまうので大きいままで、挟みカツもチーズがあちらこちらに出てしまうと、アクセントで悪くはないのですが纏まっていた方が食べた時のボリュームになるのでコレもそのままで。
ご飯はお昼の残りをもう一度温めなおして、丼ぶりにたっぷりと。
作り方は簡単で、麺つゆをフライパンに少し汁が多いかな?ぐらいの量で大丈夫。
希釈タイプを使う場合はしっかりと希釈して濃すぎない方がいいかな?
フライパンに火をかけてタマネギとカマボコを温めます。タマネギがある程度しなしなっとしたら、残りのフライを一緒に浸したら蓋をしてフライも少し温かくなるまでの間に卵を溶きます。
蓋を開けて、解き卵を全体に回し入れてもう一度蓋をしてここから先はお好みで。
半熟トロトロがよければ大体三十秒程度。
しっかりと火を通したければ一分半ぐらい。
どちらもと言うのであれば間ぐらいがいいでしょうか。
出来たモノを大きめのスプーンなどで丼ぶりの上に乗っけたら出来上がり。
「残り物丼の完成っと」
「残り物と言ってもエビフライに牡蠣フライに挟みカツですから……」
「うん、というか出来立てが美味しいからすぐに食べよう」
「ええ」
「「いただきます」」
出来立ての残り物丼を二人とも無言で掻き込みます。
無言ですが、たまに目を合わせて頷くのは見た目通りの味に満足しているから。
「おかわりはないですよね?」
「ないよ」
「何とかなりませんか?」
「ほんっとうにどうしてもの時は」
「どうしてもの時は?」
「揚げ玉をフライの代わりに使えば……」
「それでいいので作りませんか?」
「揚げ玉がないよ?」
「うぅ」
そんな会話をしながらも今日も楽しい夕食を過ごしました。
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誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません
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