鶏肉団子スープ
あ、明日から大豆出すので……ユルシテ下さい
後はスープですが、調子がいい日はすんなりと思い浮かぶもので。
「折角肉団子なのだから、合わせてみるのもいいかな」
思い付いたのは肉団子のスープ。
ただこちらはスープなので少しアッサリとして欲しいので豚肉ではなく鶏肉で。
材料もアッサリでいいのでそれほどあれこれ使わずに。
鶏のひき肉と白菜あとは春雨ぐらいかな?
先に団子を作りたいので、鶏のひき肉から。
ボウルに鶏ひき肉を入れて、塩、コショウ、鶏ガラスープ、お酒、卵にショウガのすりおろしを入れて軽く混ぜ合わせて最後に少しだけ片栗粉を入れてしっかり混ぜ合わせます。
結構柔らかくなるので、もう少し硬くしたいなというときは片栗粉で調整を。
ボウルに肉団子の種が出来あがったら、大きめの鍋を準備。
水を張って、沸かしている間に白菜を少し小さめにカット。葉っぱの部分はある程度の大きさでも問題ないのですが、芯の部分は口に当りやすいので気を使うのはこっちの方だけでオッケー。
お湯が湧いたら、火を中火と弱火の間ぐらいに落としてから、ボウルの中身にスプーンを使って団子状にしてお湯の中へ落としていきます。
ボウルの中身を全部落としたら肉団子はオッケー。そこに白菜の芯の部分を入れてすこし時間差で葉っぱの部分も入れます。
多少灰汁が出るのでそれを掬って、味付けをします。
塩、醤油、生姜の残りを一緒に入れて味見を。
少し味は薄いぐらいで大丈夫。寧ろスープの味が薄いと肉団子の味がしっかりと分るのでそれはそれでいい感じ。
味を確認して、最後に春雨を入れたら出来上がり。
結構春雨は水分を吸ってしまうので場合によっては別の鍋で一度戻してもオッケー。
「これでオッケーかな」
「おー、スープも出来たのですね」
「しっかりと食べたんだね?」
「ええ、肉団子おいしかったです。こっちのスープも味見しても?」
「いいけど、結構お腹がポッコリ出ているけど大丈夫?」
「動きに支障はありませんから」
まあ、それならいいかなと少な目の量のスープを精霊に出します。
「生姜のいい香りがしますね」
そう言って精霊が一口。
目をかなり開いてぐりゅんと首をこちらへ。
「生姜のさっぱりな味で薄目かなぁと思ったら肉団子のパンチがバーンッ!ってきて、ちょっと肉団子の主張が強すぎるかなと思ったら、白菜の優しい味がツンツンをふわぁっと包んでくれてスルスルと麺を食べるような感じの春雨までっ!なんと美味しい!!!」
「お、おう。凄い今日は喋るね?」
「コレすっごく美味しいですー」
そこからの精霊は無言でひたすらスープを飲んで、春雨を麺類の様に楽しんでいます。
少しの間その食べっぷりを見ていると炊飯器の音。
もしかしたらの確認で冷蔵庫を一度開けて、大丈夫な事を確認しているとお客さんが丁度来た様子。
「こんにちは、いらっしゃい」
「今日のお昼は何かなぁ?」
席へ案内すると、厨房からポッコリお腹の精霊が水とおしぼりを持ってきてくれます。
「あら可愛い。そのお腹、どうしたの?」
「お先に今日のランチを頂きまして」
「あらあら」
「そんな機能は無かったはずだが?」
「色々と考えて魔法でちょちょいのちょいです」
「ちょちょいのちょいで出来ることじゃないと思うのだが……」
皆さん色々な反応をしているのですが、客席は精霊に任せて肉団子を作って行きましょう。
合わせ調味料と肉団子と野菜を和えて、とろみをつけて出来上がり。
作りながらの合間で、スープも温めなおしてよそいます。
勿論ご飯も一膳よそって。
一人前が出来あがって思ったのは、ちょっと何か足りない感じ。
という事で醤油皿程の小皿を用意してその上に乗せるのはザーサイ。
漬物代わりにと置いて見るとこれまたぴったりでいい感じ。
「本日は肉団子定食です。肉団子と肉団子のスープ、ザーサイは漬物代わりで」
いつも通りに火の精霊付きさんから順番に精霊が出してくれて、サーブを精霊がやってくれるので僕は厨房でどんどん作れます。
がーさんの分を最後に作って、一回作業も終わりなので精霊と二人で定食を持っていきます。
「お待たせしました」
「いやいや。ただ、これならご飯をアレにしてくれないか?」
「アレですか?」
「そそ」
がーさんの分を出すとがーさんがニヤリと笑いながら言います。
「なっ、コレだけ美味しいのに何かすることが?」
「大丈夫だよ。みんなの事もちゃんと考えているから」
「本当ですか?」
「という事で、卵チャーハンをお願い」
「分かりました。すぐに作りますね」
「卵チャーハン?」
厨房に戻って作るのはいたってシンプルな卵チャーハン。
材料はご飯、卵と二つだけ。
鍋をしっかりと温めている間に卵を数個割ってしっかりと白身を切ります。卵に塩と醤油を少しだけ入れて準備完了。
しっかりと鍋が温まっているとこへ油を多めに入れて油も温まったら卵を入れます。
フチがぷくぷくと膨れ上がり、一気に火が入るので卵はすぐに卵焼きに。
そこへ温かいご飯を入れて、お玉の背中で卵に絡ませるようにトントントンと少し潰し、馴染ませたら鍋を煽って混ぜていきます。
鶏ガラスープを少しと塩を少し加えて、後はお皿に盛るだけ。
「卵チャーハンお待たせしました」
「そうそう。コレが無いとね」
大皿で用意したので人数分の小皿を出すと、がーさんは自分の分の卵チャーハンをよそって、その上に肉団子の餡を少しかけてパクリと一口。
「その手がっ!」
周りの皆さんも理解したようで、同じ行動を。
一気に静かになったので、厨房に戻るとそこには精霊が仁王立ち。
まぁ、仁王立ちといっても浮いているので立ちではないのかもしれませんが、結構なオーラを纏って腰に手を当ててこちらを睨んできます。
「どうしたの?」
「雅はいっつもこうやって美味しいものを私に隠すのですね」
「いや、隠していたわけじゃないけど。言われないと忘れていたりすることもあるし」
「ですが、お客さんが来る前に冷蔵庫を確認していたじゃないですか?」
ギクリ
「雅ぁぁぁ」
あの行動をしっかり見られていたとは。
どうしようかと少ししどろもどろになりそうになったのですが、
「おーい、チャーハン追加と相談があるからきてくれないかーい」
「は、はーい」
お客さんの呼び声に助けられました。
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