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★ダンジョン50

ダンジョンも五十話

階層は話数の半分ぐらいですが、まだまだ色々な階層をお見せ出来ればと思っています

出したいモンスターも居ますので、どうぞこれからもよろしく尾根がします

 バタフライの洗礼を受けて困ってしまったところですが、魔石を拾って部屋の中のビンも回収。ビンの色は緑色で一つでもストックが増えるのは嬉しい限り。

 部屋の中は罠こそありますが、とりあえず安全に。


「少しの間確認をしてきてもいいでしょうか?」


 精霊がいきなりそんなことを言うので、顔をそちらに向けます。


「構わないけど、その間は一人って事?」

「そうですね。そんなに時間はかからないと思うのですが、調べた情報に間違いがあったのは申し訳ないので急いで確認がとりたいんです」

「あー、別にバタフライの事は気にしないでいいよ?」

「気になっちゃうんです」


 精霊の意志は頑なで変わりそうにありません。

 こうなってしまっては頷くほかないので、


「わかったよ。行ってらっしゃい」

「では、急いで確認してきます」


 そう言うと、家の時と一緒でポンと可愛い擬音を一つ立てて、精霊は消えてしまいます。


「なんだかんだ言って、いつも精霊が居たからダンジョンで一人は初めてか……。っていうか、移動しても大丈夫かな?」


 その辺りの取り決めも忘れていたのを思い出しますが、移動しないでと言われていない以上多少の移動は問題ないハズ。

 部屋から伸びる通路は四本程。

 来た道と反対に二本あるのでどっちに入ろうか迷う所。

 何となくの直感で左の通路を選んで進むことに。

 今までは精霊が危ない時等に声を掛けてくれましたがそれは無いので自分でしっかりと危険を察知しながらの移動。

 気を張るのもあって歩みは遅くなりますが、それでも次の部屋が見えます。


「スネーク発見。ついでに腕輪かな?あと、あれは武器かな?」


 部屋は相変わらず狭めの部屋で、部屋の中にはスネークが一匹とアイテムが数個落ちています。

 少し悩んだのですが、アイテムを拾いたいのもあったのであのスネークと戦ってみるとしましょう。


「土のガントレット」


 左手に土で作った篭手を作って腰から木刀を引き抜いていざ、スネークと戦う事に。

 今回は目がすぐに合ってしまったので、相手もこちらを認識していて不意打ちの一撃は出来そうになく。

 スネークはこちらと目が合ってすぐにとぐろを巻いて威嚇姿勢に。

 こちらも左手を横に構えて少し前傾姿勢で左足を引いて左手に噛みつきやすい様にしながら右手を下げた形にしてすり足でにじり寄ります。


 シャー!!ッシャー!!


 威嚇の声は少しずつ大きくなってこちらを伺っているのかお互いににらみ合いのような状態に。

 その間にもゆっくりとにじり寄って行っていたため、距離はかなり近い状態に。


「ヨシ、来いっ!!」


 痺れを切らせたのはスネークの方で、威嚇の声が収まった瞬間に一気にこちらへ噛みつき攻撃をしてきます。

 前に出していた左手に向かってガブリと噛みついてきたのでまずは一安心。そして安心している場合ではないので、すぐに木刀の柄で頭をガンガンと殴っていきます。

 土のガントレットに噛みついたスネークはぷらーんとした状態。巻き付かれると厄介なのですぐに倒さないといけません。

 そして、しっかりと土のガントレットは機能したようで、腕に痛みを感じることも無く魚釣りでいう釣れた状態。六回目の打撃で煙になって魔石を落とします。


「バッチリだな」


 想定通りに噛みつかせることが出来たのでこちらの被害は無く。

 ただ、魔力消費は魔法一発より多いかもしれないぐらいの消費量。あまり多用は出来そうにありません。

 魔石を拾って、部屋の中のアイテム回収。

 腕輪が一つと両手剣が落ちていたので両方リュックへ入れます。


「ふぅ、罠はあるけどとりあえず安心かな」


 スネークとの戦闘も終えて、自分的には一段落と行きたい所だったのですが反対側の通路からバタフライが飛んでこちらへ向かってきます。


「うわ、マジか」


 アイテムを拾ったのですぐに逃げるように動きたいところですが、生憎とこの部屋の通路は二本で来た道を戻る以外だと今敵が来た方向に進むしかなく。

 戻るのも嫌な感じなので、進む方向で行きたい感じ。

 そうなってくると、倒すしかないので敵の鱗粉が撒かれる前に先手必勝。


「ファイヤーランス!」


 さっきと一緒で魔法を想像してすぐに攻撃。

 火の槍が一気にバタフライを貫通して、煙となって魔石を落とします。


「よし。遠距離で行けば結構簡単だな」


 落ちた魔石を拾って、バタフライが来た通路を進むことに。

 通路は長くそのまま進んでいったのですが、ある程度進むとそこにあったのは部屋ではなく壁。


「そんなこともあるのか……結構進んで来たのに」


 まさかの通路の先に部屋が無いパターン。

 肩をがっくりと落としますが、ココまで敵も湧いていなかったことを思えば安全な場所にも感じます。


「ちょっとだけ休憩して精霊を待つか……」


 いつもは階段で休憩を取っていますがそれは敵に襲われた時にアイテムを落とさないように考慮して。

 流石にこの長い通路で後ろから来ればすぐにわかるでしょうから、壁を背中にリュックを降ろして休もうとしたのですが、


 カン


 甲高い音がリュックを降ろすときにしました。

 今の音は聞き覚えのある音。


「まさか?」


 すぐにリュックを背負って木刀を構えて壁を叩いてみます。


 カンカン


 コレは壁だと思っていたのですが、どうやらモンスターだったみたい。

 焦る様に後ろに一歩分ステップで壁から離れると魔法を想像。


「風っ」


 風の刃を木刀に纏わせて放つ様にしながら一緒に切りつけます。

 今度は音も無く、壁は抉れていき最後に煙になって魔石を落とします。


「通路を塞いでいたけど、反対側だとこんな感じか……」


 思い出してみれば、あの時も通路を塞いで居たわけで。

 という事はこの先は階段かな?

 魔石を拾って、次の部屋に進むとしましょう。






今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります


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― 新着の感想 ―
[一言] 精霊不在。ほんとの1人。なんかドキドキした。
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