★ダンジョン42
今朝の目覚めはスッキリとしたもので。
顔を洗って、シャキッとしたら昨日の夕食と一緒の朝食を。
「昨日と一緒ですが、ツナコーン美味しいですね」
「だねぇ」
しっかりと朝食を終えたら、昨日の続きでダンジョンの支度を。
五回目ともなればなれてきているので、支度もパパッとそれほど時間を掛けること無く済みます。
腕輪を二つ付けて、ローブを着込んで。
リュックを背負って調子を確認。
「よっし、色々持ったしイケるかな」
「ですか。私もしっかりと朝食を食べられたのでイケそうです」
最後に持つのはギルドカード。そのままポケットにしまって、いつもの北のギルドの方へ移動します。
「ギルドカードを」
「はい」
「確認出来ました。お気をつけて」
会釈を返してダンジョンに入って、いつもの様に右側にある看板の方へ。
階層を決める前に装備を再確認。
リュックのポケットに持ってきているのはいつも通りの回復薬そして、紫のビンの毒のビンと青のビンは防御力アップとダウン。間違えないように投げる方にダウンを入れて回復薬の方に防御力アップのビンを入れておきます。
「大丈夫そうだね」
「では、行きましょうか」
階数を指定するのですが、前回の終わりである二十一階を指定。
すぐに光に包まれて、眩しさがなくなったらダンジョンに戻った感じです。
「えーっと、二十一階はいろいろ出るんだったよね」
「ですね。アントやアントイーターはいませんが、他の厄介なモンスターは全部出ますからね」
「この前と一緒でとりあえずまずは階段探す?」
「構いませんよ」
と、方向が決まればサクサク散策を始めましょう。
降りた場所は敵がいなかったので、すぐに近くの通路へ。
カタカタカタカタ
この音は、スケスケルトンでしょうか?通路の先か次の部屋に居るのでしょう。音で分かるのはありがたいので、すぐに木刀を腰から抜いて抜刀状態へ。
「居たね」
「まわりに敵はいないみたいですね」
「じゃあ、速攻だ」
タタッと少しだけ駆けて、一気に詰め寄って上段からの振り下しをスケスケルトンの頭部へ当てます。
スケスケルトンは通路の終わりの辺りに居たのですがタイミングよく後ろを向いていたので、そのまま一撃でしっかりと倒せたようで煙になって魔石を落とします。
「幸先のいいスタートかな?」
「ですかね?」
魔石を拾って、通路を抜けた所の部屋はスクワラルとタートルが居ますがまだこちらに気が付いていない模様。
部屋には敵以外にもアイテムも落ちていて、是非回収したい所。
「スクワラルとタートルだと、投げて来るよね」
「ですね。先にどちらかを潰せば楽でしょうね」
「魔法を温存するならスクワラルかな?」
「ですね。落ちているアイテムを投げられないようにした方がいいですし」
「だね」
落ちているアイテムは腕輪とビン。ビンの形は見えているのですが角度と距離があるせいか色が見えないので少し怖い所。
距離はタートルの方が近いのですが、スクワラルの方が魔法を使わないで倒せるので先程同様に駆けて一撃を入れて怯んだところへもう一撃。
一撃目をしっかりと前歯に当てられたので、痛がって叫んでいるうちに追撃でもう一撃を叩き込むと煙となって魔石を落とします。
「雅っ、タートルの攻撃です」
魔石を拾おうとすると精霊の警告。
前転をするように魔石を拾いながら攻撃を避けられたようで、自分のいた位置に水魔法が通り過ぎます。
「ありがとう、精霊」
「いえいえ。ナイスな避け方でしたね」
「まぁ、あの体勢で出来ることって少ないからね」
立ち上がってタートルを見るともう首をしまって防御姿勢。
視線を向けていれば、タートルは何もして来ないのである意味安全。
落ちている腕輪とビンを早速回収。腕輪は鑑定しない事にはわかりませんが、ビンは色が分かれば使いようがあります。
「紫かぁ」
「今回も持ってきていますよね?」
「うん。こっちは毒だけどコレはなんなのだろうね?」
分からなくても敵に投げることは出来るので有り難い限り。
アイテムを両方拾えて、タートルも動かないので次の通路へ行くとしましょう。
ここは二択ですが、タートルをけん制しているので実質一択。
次の通路に入って念の為で後ろを確認。タートルは動かずでこちらを追ってくる感じも無いので、多分安全。という事で木刀を腰に戻して一段落。
「ふぅ、アイテムも拾えていい感じだね」
「ですね。今回は色々と違うっぽいので階段でしっかり説明しますね?」
「色々と違うの?」
「ええ。なので、戦えたことも悪い事ではないかと」
あまり聞き過ぎても楽しめないかもしれないのですが、命懸けですから聞けることは聞いておきたい所でもあるので何とも言えないところ。
「とりあえず話を聞くためにも階段を探そう」
「ですね。っと、先に居るのはクロウですかね?」
羽の音が聞こえるので、飛んでいるタイプの敵がいる様子。
ここは魔法を温存するタイミングでもないので、すぐに木刀を準備すると通路から部屋をこっそり確認。
「階段があるね」
「ですね。でも、敵も結構一杯いますね」
「うん」
精霊の言う通りで、敵が結構います。
ヌートリアが三体群れて動いています。そしてクロウとエコーバットが居るので部屋には五体と結構厄介な感じ。
「さて、どうしようか?」
ただ、階段は通路から抜けてすぐ近くの場所。
こちらを向いていないヌートリアの群れは無視できそうですが、クロウとエコーバットは困りそう。特にエコーバットの眩暈は嫌なので確実に倒しておきたい所。
「エコーバットだけ風刃で倒して階段に駆け込んでみようか」
「この位置であればイケそうですね」
木刀に風を纏うのを想像して、言葉で確定させて一気に行きましょう。
「風っ!!」
声に反応して敵が一斉にこちらを向いてきますが、先手は此方がとれたまま。
縦切りによって風の刃がエコーバットを貫いて、煙になって魔石を落とします。その魔石を拾うようにクロウがこちらへ向かってくるのを止めて魔石へ方向転換。
声に反応していたヌートリア三体がゆっくりとこちらへ向かってきますが、距離もあるのでこちらの方が先に階段へ降りることが出来ます。
そのまま足を延ばすと階段に入った様で、一気に景色がいつもの階段へ変わります。
「ふぅ、無事階段に入れたね」
「ですね。あ、折角なのでこの前作ったジャーキーが食べたいです。食べながら次の階の話をしましょう」
「あー、そうだね。色々違うんでしょ?」
「ですです。でも楽しめると思いますよ」
色々と違うってどういう感じなのか楽しみばかりですが、まずは休憩を。
ジャーキーを食べながら話を聞くとしましょう。
今回も読んでいただきありがとうございます
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誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません
改めてありがとうございます
毎日投稿頑張ります




