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豚の味噌漬け

あけましておめでとうございます

どうぞ今年もよろしくお願いします

 簡単だけど凄く美味しいワンタンメンを食べ終って、珍しく夜の内に翌日のメニューが浮かんだので、そのまま仕込みをすることに。


「片付け、ではなさそうですね?」

「うん、明日のお昼がなんというか思い浮かんでね」

「ほほぅ、それは……豚肉ですか?」


 厨房にドンとあるのは豚肉のブロック。

 部位はロースなのですが、とにかくまぁかなりいい塊です。


「そのままでも美味しそうないいお肉ですね」

「だよねぇ」


 でも、明日の為に切って形を整えます。

 カットした後の大きさはトンカツのお肉ほどの大きさに。脂身とお肉の割合が丁度いい感じでそのまま焼いただけでも十分な感じ。

 カットしたお肉に軽く包丁を入れて味が染み込みやすい状態にして、少しだけ繊維を破断させたいのでお肉を叩きます。

 お肉の準備が終ったら、明日に備えての漬け汁をつくって漬けていきます。

 メインはやっぱり味噌。そして酒、みりん、醤油、ゴマ油、砂糖かはちみつ、そして好みで生姜のすりおろしやニンニクのすりおろし。勿論シンプルに味噌と酒とみりんだけでも大丈夫です。

 今日はシッカリ時間を漬けられるはずなので今羅列したものを全て入れて作った味噌タレにカットした豚肉を漬けます。

 バットなどで漬けるのもいいのですが、調理は明日なので味噌タレをしっかりと全体にまぶして保存袋に何枚か重ねて入れます。それが合計で四つか五つ。


「味噌漬けですか」

「だよ。なんというか無性に食べたくなって」

「雅にもそういうモノがあるんですね」

「そりゃぁあるよ。さっきのワンタンメンだってそうだったし」


 煮込み料理やこの味噌漬けのように時間がかかるものであれば尚更で。

 人に作ってもらうのは自分で作るよりも美味しく感じることもありますが、それでも食べたいなと思った時に作れる環境というのはありがたいモノ。

 明日のお昼が楽しみになるそんな仕込みをして、翌日。


 普通に目が覚めて、偶にやっているようなジョギングをするほどの時間はありませんが、ゆっくりはできる程度の朝。

 お湯浴びを目覚ましでして、朝ごはんを食べたらいつもの時間。

 なのですが、今日はお昼のメインを考える必要はなく。


「ゆっくりできるね」

「ですねぇ。今日もご飯と一緒ですか?」

「だね。ご飯を炊いて、あとは味噌漬けの隣にキャベツの千切りと櫛切りにしたトマトかな」

「お野菜も進みそうですね」

「だねぇ」


 メインとその周りが決まったのですが、汁物がないので何か作るとしましょうか。


「何かいい材料はないかなぁ」


 いつもの様に冷蔵庫とにらめっこ。

 お味噌汁の具材は大体何を入れてもハズレが少ないのですが、今日のメインは結構濃い味な味噌漬け。

 そう考えると、ちょっと薄い感じの方があうかな?

 そんな思考で頭を働かせていると、丁度いい所に見つけたのはカブ。


「カブのお味噌汁かぁ。葉っぱの部分も入れて、流石にそれだけだとちょっと寂しいかな?」


 ひとりごちて、追加で入れるのは王道のわかめを思いつきます。

 思い付いたら後は作るだけ。

 出汁をいつもの様に取って、お味噌汁を作りましょう。


 わかめは乾燥のモノを水で戻してからぎゅっと絞って食べやすい大きさにカット。

 カブは皮を厚めに剥いて、乱切りの一口大に。カブの葉っぱも勿論食べるので根元はしっかりと砂や土を落として、一センチ幅で切っておきます。

 出汁で煮てもいいのですが、お湯を沸かしてカブの葉っぱと身をしっかり茹でて一度冷まして、出汁の中へ。

 後は出す前にわかめと味噌を入れて完成させるだけ。


「珍しくパパッと全部終わっちゃた」

「早いですね」

「まぁ、昨日から仕込んでいるしね」


 ご飯ももうすぐ炊けるので、今日のお昼はかなり早い時点で仕事が終ります。


「あのぉ、雅?」


 精霊が少し甘い感じの声でこちらを呼びます。


「なに?」

「今日のランチ、これ以上は無いのです?」

「これ以上?」

「ですです。アレンジというか何かまた突拍子もない美味しそうなことをしないですよね?という確認です」

「アレンジが無いといえばウソになるけど……」

「あるのです?」


 ないといえばないのですが、あるといえばあるという何とも言えない感じ。

 やることが増えるほどではないので、要望があればと思っている程度の事が一つだけあります。


「そのまま食べても十分美味しいんだよ?でも少しだけ味噌の味が強く感じる人も居るから、溶き卵をつけるのもいいんだよってその程度だよ」

「溶き卵っ!!」


 凄い反応を精霊がしたので、


「精霊の分はランチの時付けようか?」

「是非っ!是非っ!是非っ!!おねがいします」


 ズイズイと凄い勢いで寄って来るのでつい避けてしまう程。その圧力で精霊がお願いしてきたのでつける事にしましょうか。

 というか、今日のランチですときに確認をした方がいいかもしれません。


「味噌漬けだけでも美味しそうなのに卵も付けて。すき焼きの様なちょっと違う感じも味わえる一回で何回も楽しめる一品……うふふふふふふ」


 精霊が少し怖い感じに笑っている気がしますが、まあ多分問題ないハズ。

 雑談もゆっくりできて、もう少ししたらお客さんが来る時間。

 溶き卵もいいけど、マヨネーズを添えて一緒に食べるとまた違って美味しいというのを言い忘れた気がしますが、まあトマトもあるので大丈夫かな?

 そんな感じで別の事を少し考えながら、お昼がそろそろやってきます。





今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります


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