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★ダンジョン41

 階段に入ってしまえばかなり安全なので、いつもの様に二段だけ降りてリュックを降ろして休憩を。

 リュックを降ろして隣に腰も降ろして気になるのはやはり左手。

 先程もやりましたがもう一度グッパーと手を動かしてみて問題な事を確認します。


「回復薬って凄いね」

「ですね。因みにアレは酸で左手の皮膚が溶けていた感じですね」

「言われるとゾッとするね」


 左の掌を上にした状態でジッと見ても違和感も無ければ皮もしっかりあってなにもおかしなところはありません。


「無理をするつもりはないけど、もしかしてポロっと落ちた腕とかも飲んだらつながる?」

「どうでしょう?可能性として無くはないですが、試したいですか?」

「いや、そうならないように気をつけます」

「その心構えの方がいいと思います」


 回復薬の凄さにかなり驚かされることになりましたが、お陰様で問題なく二十階をクリアできたのであとは二十一階だけのつもり。


「今回は先に進まずですか?」

「あー、うん。どうしようか迷っていたけどやっぱり油断と言うか少し大丈夫かなって楽観している部分があるかもしれないから、次の階で無理せず帰るつもりだよ」

「ですか。先に伝えておくと十一階からのモンスター大集合みたいな感じですね」

「大集合だとちょっと怖いかもね」

「あっ、アントとアントイーター抜きですからまぁ、エコーバットはいるので危ないのは変わらずですけどね」


 なるほど。今の二十階でアントもアントイーターも出ていたので代わりに次の階には出ない感じか。

 でも、大集合となればスケスケルトンやヌートリアも居てちょっと厄介なスクワラルにウォーキングパームも。更に言えば多分スライムやクロウも居るはずとなれば魔石の回収に手間取ればどういう事が起こるかも分かっているので困るところ。動かないだけでも抑止力のようなタートルも居るはずなのでそうなると結構厄介には変わり在りません。


「大集合は大集合で困るもんだね」

「ですね」


 次の階の話を聞きながら休憩なので残っている食料から先に消費していくという事で、取り出したのはもう一つのおにぎり。

 こっちは梅干しではなく鮭なのでそのままパクリといけるのでただ美味しく食べられます。

 水筒の飲み物と一緒に飲んで、お腹も膨れて気力も回復。

 あと一階を楽しむとしましょう。


「よし、行こうか」

「ええ」


 リュックを背負い、木刀も確認したら階段を降りるとしましょう。


 降りてすぐの部屋にはモンスターが歓迎してくれたようで、嬉しくないお出迎え。

 居たのはヌートリアだったので、一歩目を踏み出す前に木刀を引き抜いて突きで一撃。

 敵も強くなってきているのか一撃では倒せなくなってきているようで、痛がって動けない状態なのでそのまま頭を叩くようにもう一撃。

 煙になって魔石を落とすのですぐに拾って、周りを見回します。


「嬉しくない歓迎だね」

「ですね。っと、エコーバットが来ています」


 羽音がどんどん近づいてくる方を向いて本日何度目かもわからない風の刃。


「風っ」


 エコーバットは真っすぐにこちらに向かってきていたので縦切りの風の刃を飛ばすとしっかりと当たった様で、煙になって魔石を落とします。

 するとすぐ近くでまた羽音。


「クロウですっ」


 クロウの狙いは此方と言うよりは魔石の様子。

 取られると色々と面倒そうなので、魔力の温存も必要ないという事でエコーバット同様にもう一度風の刃。

 エコーバットと同様に簡単に倒せたので二つ分の魔石を回収します。


「敵がどんどんくるね」

「今までこんな事なかったのに……なんででしょう?」

「そうだね」


 気が付くと近くにまたスケスケルトンがこちらに向かって歩いてきているので木刀で頭をしっかり叩いて倒します。勿論すぐに魔石も回収。

 矢継ぎ早に何故か通路から出て来る敵はまたもクロウ。

 狙うべき魔石は無いのでこちらに向かってくる様子。距離も近いので魔法を止めて木刀でそのまま戦う事に。なんだかんだと言ってもやはり空を飛んでいるだけあってブンブンと振り回しても攻撃は避けられがちですが、大振りの四回目が胴体に直撃。即死こそしませんでしたが痛みで動けないのか横たわったのでとどめをもう一撃。煙になって落とした魔石をすぐに拾います。


「明らかにおかしいね」

「ですね。こんなにモンスターが来るなんて」


 と、精霊の一言で思い出せるのはこういう効果をもつウォーキングパームの花の事。中々甘ったるい匂いを出すのですが、もしかして?

 体をちょっとだけ嗅いでみると少しだけ甘い匂い。

 もしかしたらこの匂いのせいかもしれません。


「精霊、わかったかも」

「本当ですか?」

「ほんの少しだけ、ウォーキングパームの花の匂いがするかも」

「あっ……それで」


 今のいい方で精霊も分かった様で、頷いている所を見ると可能性としては間違いではなさそう。

 ただ、今ここで水浴びをするというわけにもいかないのでそうなると今出来ることは早く階段を見つける事。


「階段探しを急ごうか」

「それが一番でしょう」


 嬉しくない事に敵はどんどん寄ってくるので、倒しやすいといえば倒しやすいのですが、通路を通っていても前からも後ろからも敵が寄ってきます。


「通路のタートルは邪魔だね」

「ですねぇ。気が付くと後ろにエコーバットやクロウが居るのも困りますね」

「だね」


 最初の部屋を抜けて通路に入るとタートルが目の前に居座って、気が付けば後ろにクロウが寄ってきていたので、まっすぐに来るクロウにまずは風の刃。動くつもりはなさそうなのでタートルにもアースランスをお見舞いして、両方の魔石を拾って次の部屋へ。

 次の部屋は罠ばかりでアイテムも無く勿論階段も見つからず。

 通路は他にも伸びていたので通路に入っていると前からエコーバットが来たので攻撃される前に倒さんと風の刃。

 ここまでくると木刀をしまう暇も無いので出しっぱなしで。

 次の部屋にも階段は無かったのですが、ウォーキングパームが部屋には二匹。

 あまり早くは動かないウォーキングパームも匂いに釣られてかこちらへ動いてきますが距離があるうちに風の刃。

 こんなに多用して大丈夫かなとも思いますが、階段が見つかれば大丈夫だと自分に言い聞かせてすぐに倒して魔石を回収して次の部屋へ。


 こんな事を繰り返しながら四つ目の部屋に階段を発見。

 二十一階ではアイテムは何も拾えず、魔石ばかりをある程度回収できただけ。


「ふぅ、何とかなったね」

「ですねぇ。とりあえず何が寄ってくるかわかりませんから換金が終ったらお風呂ですね」

「だねぇ。さ、帰ろう」

「あー、喋る事が出来ないのは不便ですねぇ」

「まぁ我慢して」


 二十一階の転送装置から地上階へ送られてダンジョン探索を終えられました。

 外のギルド職員さんにギルドカードを渡して。

 いつもより早い時間に終わった探索。

 なにか今回はいいモノ拾えていたかな?





今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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