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★ダンジョン37

 休憩が終ったら、次は作戦会議。


「で、次の階はどんな感じ?」

「結構危ないのですが、一つ楽しみが」

「楽しみ?」

「ええ。レイディビートルがいるのです」

「レイディビートル?」


 えーとその単語であれば聞いたことがある気がするけどなんだったっけ?と、頭の中で英語を和訳しようとしたのですが、出てきません。


「日本語で言うと?」

「てんとう虫ですね」

「あー。なるほど。和訳が難しいわけだ」

「ん?どういう事です?」

「いや、てんとう虫ってレイディビートルでもあっているけど、レイディバグとかレイディバードとか言い方が色々あるんだよ。それですぐに出てこなかったのかも」

「なるほど」

「で、そのてんとう虫が楽しみなの?」

「ですです。すっごく楽しみです」

「因みになんで?」

「経験値が凄く高いのです。なので、倒せるとたっぷり経験値が入るという事ですね」


 経験値がたっぷりか。というか自分自身のレベルアップも数字が見えているわけではないので効果がそれほど見えているわけではないので何ともなところではありますが、そこはやっぱりゲーム脳。レベルが上がって困ることは殆どのゲームでありません。ごく一部のゲームは自分のレベルが上がると敵のレベルが上がってしまったり適正レベル以上になってしまうと熟練度が獲得できない事もあったりしますが、現実的に考えればそういう事は少ないハズ。レベルが上がって困ることの方が少ないのでやっぱり歓迎でしょう。


「そう言うモンスターが居るのね。見つけられるといいけど」

「そうなのです。他に居るモンスターがアントやアントイーター、ウォーキングパームです」

「うわぁ、結構凶悪な組み合わせだね」

「ええ、なので危ないけど楽しみという感じです」


 アントを倒し過ぎてアントイーターやウォーキングパームが強くならないように気をつけなければならず、そのなかで経験値が多いレイディビートルを倒せと。

 中々楽しそうな階層になりそうで気合も入るもの。


「他に気をつけないといけない事は?」

「今の所は無いですね。あ、食事はとりましたが回復もしておきましょう?」

「だね。緑のビンも結構確保しているし飲もうか」


 十六階で拾った緑のビンをそのまま々飲んでみるとどうやら当たり。キラキラとエフェクトが出たのでやはり多少の多ダメージはあった様子。


「あっ、私にも下さい」


 半分こをするような感じで残りを渡しますが、この前の様なエフェクトは出ることなく普通にジュースを飲んだ感じ。まあ、水分補給の面もあるのでいいでしょう。


「よっし、じゃあ二十階いこうか」

「ええ。れっつごーです」


 ご飯も食べてゆっくりと休憩を済ませて新しい階層。

 階段を下りてすぐに前回を思い出すようなカサカサという音。部屋にはアントが普通に何匹も居る状態。


「一歩踏み出したらゆっくりはできないけど、とりあえず出来るだけアントはすぐに倒してアイテムを拾う感じでいこう?」

「イイですね。それでしたら身体強化でパパッと行くのもいいのでは?」

「あ、それいいかも。攻撃も拾う動作もサクサクできそう」


 方向性を決めて、一歩目を踏み出す前に魔法を。


「身体強化っ!」


 全身に魔力が纏って体が軽くなります。そのままの一歩を踏み出して部屋に居るアントを一撃で屠っては魔石を拾います。

 すぐに部屋は空っぽになるので、安全を確保。


「この部屋はとりあえず安心ですね」

「だね。後は運を天に任せてどの通路を選ぼうか」

「スタートから三択ですね」

「うん。右か左か正面か」


 部屋を空っぽにしたので後ろを壁にして三択。


「迷路だったら、左手の法則でいいんだけど……迷路じゃないからなぁ」

「ん?左手の法則ですか?」

「そそ。迷路のスタートで左手を常に付けられる状態で歩けば絶対にゴールにたどり着けるっていう単純な攻略法なんだけど。いまはそういうものでは決められないからね」

「ですか」


 迷路の話は置いておいて、さてどうしましょう?

 アントがまた湧きそうな気もするので、なるべく早めに決めないといけません。


「そうだ、コレに決めてもらおう」

「ん?それは木刀では?」

「そそ。コレが倒れた方向で」


 腰から木刀を抜いてわざと切っ先を下にして手を離します。

 すると木刀は右にカランと倒れます。


「ってことで右に行ってみよう」

「そういう決め方も面白いですね」


 木刀を拾って腰に戻して通路では二匹ほどアントがいましたが、難なく倒せて次の部屋へ。

 木漏れ日の腕輪のおかげで結構明かるはずなのですが、奥の方は見えず。

 パッと見る感じではレイディビートルはいそうにありません。


「居ないものだね」

「ですねぇ。私も見てみたいモノなのですがねぇ」

「代わりのアントイーターをとりあえず倒すよ」


 木刀は通路で敵が出てからそのまま手元なので、アントイーターと戦う事に。

 前回見たかなりの大きさのアントイーターと違い、今回の個体はそこまで大きくなく。

 そして、部屋にはまだアントが居るのでそちらしか見ていません。

 こちらはまだ身体強化が残っているのでこの距離ならば行けると判断。

 駆け出してそのまま一撃。袈裟切りの形で叩けましたが致命傷とはならず、痛がっているのですが、まだ視線はアントのまま。

 このまま行けるかと思ったのですが、流石にダメージで意識がこちらに向いたみたいで威嚇行動をしてきたのですがなんというか……かわいい。


「結構可愛いんだけど」

「ですねぇ。でもあの状態でも攻撃はしてきますからね」


 精霊と話をしている間も尻尾を起点に威嚇行為で可愛く立ち上がって舌の一撃をこちらにお見舞いしてきますが、微妙にずれているので当たる事も無く。

 近づいて攻撃をすると爪の強烈な攻撃をしてきますが見えていればそこまで怖い事も無く。爪の攻撃もいなして身体強化が切れる前にアントイーターを倒せました。





今回も読んでいただきありがとうございます

目に見える形の評価やブックマークそして感想もかなり嬉しいです

誤字脱字報告とても助かります&申し訳ありません

改めてありがとうございます

毎日投稿頑張ります

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― 新着の感想 ―
[一言] 左手の法則、知らなかった。へぇ〜。
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